2020.07.27 登録
[ 熊本県 ]
約1ヶ月ぶりの湯らっくす。大型バイクが置きやすいのは有り難いですな。
#サウナシアター
滑り込みで何とか参加、担当は来月かるまるに来られる栗原さん。しなやかに全身をバネのように使い起こす旋風、アロマは紅茶やら何やら。前回参加した際は座る位置が悪かったのかそこまで風を感じなかったけど、今回はめちゃくちゃ良かったです。このサウナシアターはある程度ロウリュを重ねないとタオルで掴める高さまで降りてこないから、湿度管理が難しそうです。かるまるでのパフォーマンス、素晴らしいものになると思います。今から楽しみです。
二郎系を食べたので風呂上がりにかき氷と湯らポンでお疲れ様会、明日も走るぞ〜🏍️
[ 大分県 ]
灼熱地獄サウナにはあのカンダタがいる。
ストーブの上で、見上げた先にある地獄の業火に助けを求めるように縋っている。身体は灰となりかけ今にも崩れ落ちそうだが、伸ばした手には救いを求めるカンダタの意思がまだ宿っているように思える。
そんな彼をさらに俯瞰してみているのは我々サウナーである。日頃のストレスと戦い、家族を支え、健康第一精力善用自他共栄とぶつぶつ呟きながら現代社会を生きる、いわば我々も何かに救いを求めている日々なのだろう。
さてそんなカンダタと我々の間にはセルフロウリュ用のオケとラドルがある。オケを傾け何とか一杯分を確保しストーブにかけると、丁度カンダタの頭上から一筋の糸が灼熱地獄に垂れ下がっているようにも見える。
ジューーーーーーーー
ロウリュが地獄とサウナ室に広がる。一気に発汗する気持ちよさ、水風呂への期待、思わず口に笑みを浮かべてしまう。
一方カンダタは至近距離から蒸気を浴びて大変熱そうだった。水風呂へ向かう準備を整えた私は彼に一瞥を送り、阿蘇天然水ダブルチラー極楽へと旅立った。悪いことはするもんじゃないね。
[ 大阪府 ]
深夜の1時には出発する予定だったのに気がつけば3時を回っていた。全て自分が悪い。2時間も余計に直射日光を浴びることとなり、フラフラしながら懐かしのなにけんに着いたらバイク置き場がほぼ満車で更にクラクラ…上忍乗りのライダーさんが自転車をずらしてくれた。感謝。
何だかサウナ室がめちゃくちゃ良くなってる。熱の感じ方が最高に気持ち良い…そして奥の灼熱地獄はあまりにも熱すぎて一歩しか入れず断念。友の湯より遥かに熱い、我こそはという方は是非チャレンジをおススメする。
29時間しか居られなかったが残念。カレーだけでも食べようと思ったら、気がついたら唐揚げにだし巻き卵も注文していた。世の中には説明のできないことが沢山ある。
[ 埼玉県 ]
出る間際にSSK師匠が何やらサウナ室に出入りしているのを発見!
退館する時間に間に合うか分からなかったけど、新しくなったサウナで受けたことが無かった参加しました。
入室すると部屋は暗く懐かしいメロディーが、入り口と奥のストーブにロウリュして湿度を微調整している師匠。設定温度を下げたのだろうか、熱反射による熱さは抑えめながらも、ミルフィーユのようにロウリュが天井付近に重なっていて徐々に降りてきている…純粋なロウリュのベールで上から全身を包み込まれるような感覚、気持ち良すぎる。
リニューアルして以前よりもライトな感じになったのが少し寂しかったけど、師匠が手綱を握れば昔のような重くて熱くて意思のあるようなロウリュ体験が受けられるのだと思い知らされました。
サウナ飯は毎回頼んでしまう激辛チャーハンLv.1
程よい辛さで美味いんだなこれが🤤
[ 群馬県 ]
水風呂が苦手な友人が群馬を離れると聞いたのでせっかくならと毎日サウナに連れて行く、とは言っても八王子店には行ったことはあるが前橋本店は初めてなので、放つ先輩風も花を揺らすにも心許ない。ましてや灼熱の群馬の夏ではまだ車に乗った方が涼しいわけである。そんなこんなで友人の車に乗り朝一番にやってきた。Xのタイムラインで何度も見た看板と階段が見える。あまりの暑さに身体が水風呂を渇望している。コンディションはバッチリだ。
#サウナ
見かけは八王子とほぼ同じだが、温度差がはっきりしているような印象がある。八王子は上段も下段もかなり熱く薪ストーブのパワーをフルに感じられたが、前橋本店は上段の熱さに対して下段の心地よさが際立つ。特に水風呂にしっかり入ると何分でも座っていられるような、ディープリラックスのような感覚を楽しめる。せっかくなのでセルフロウリュもしてみる。ラドル2杯をストーブに向かって11時と1時の方向に刺す、ジュワーーと鳴くがロウリュが中々落ちてこない。その後すぐにスタッフさんがロウリュをしたら一気に落ちてきたので、天井付近に溜まりやすいのかもしれない。吸気口が見つからなかったので対流がどんな形なのか分からないのであくまで想像だが…
#水風呂
この水風呂が超一級品だった。2つあるが特に向かって左側の大きな水風呂、体感温度は18℃前後でいつまでも入れるタイプ。もともと水質の良い群馬の水を備長炭でさらに磨いている。大質量、大迫力、首まで浸かりトクトクと鳴る己の心音に集中していれば、いつの間に5分も浸かってしまった。
友人が首まで浸かっているのが何よりも証明だと思う。
暑い日にあんな水風呂に入ってしまったら陸生が馬鹿らしくなる。
#アウフグース
担当はKOTOXさん。受付に居たにこやかな女性がタオルをぶん回している衝撃、かっこいい。
テーマはナグチャンパ。一部の催眠術ではお香を使用して半覚醒状態に誘うと聞くが納得出来る。お香からふわりと漂う白い煙がドアから入る光に反射して、サウナ室に居ながら幻想的な光景を楽しめる。そして力強いパラシュートで放たれるアロマ水としてのナグチャンパ。漂っていた煙を纏い全身を包みこんでくれる幸せ。最上段で参加したが最後まで脱落せずに楽しめた、絶妙な温度(?)管理素晴らしかったです。ありがとうございました。
[ 群馬県 ]
友人に急遽呼ばれて、退勤してすぐ高速に乗り群馬を目指す。せっかくの群馬なので前橋まで足を伸ばして以前から気になっていたこちらへ。前回は草津温泉へ行く際に横を通ったが、隣接する道の駅から人が溢れるほどの大盛況に驚いた記憶がある。
閉店1時間前に入館、さぞ混んでいるのだろうと覚悟していたがガラガラの靴箱に拍子抜け。どうも20時にスタッフロウリュがあったそうで、かなりタイミングが良かったようだ。浴室内には常連風な4名のみ、余所者に向けられる視線を感じながら身体を清めてサウナ室へ向かう。
#サウナ
入ってまず思ったのが明るさ。壁も床もかなり綺麗で設備への自信を伺える。石というか岩が積まれたサウナストーブにはオートロウリュの装置がある。部屋に比べて中々の大きさで、かなり熱くなるのは想像に容易い。
#水風呂
珍しい潜水OKの記載があったので遠慮なく潜る。キンッと冷えてて気持ち良い。赤城山からの恵を全身で受ける。何時間でも入りたいが次第に爪先が痛くなる、水質と冷たさと気持ちよさが両立している。
最後の30分はほぼ貸切だった、贅沢な時間に感謝。また伺います。
[ 山梨県 ]
より道の湯をでて大月方向へ向かう。しばらく進むと交差点があるのでそこを右に曲がると川沿いの道に入る。この道は街灯がほとんど無く、ハイビームにしないと少し恐怖を感じる。暗闇に浮かぶガードレールのを頼りに進むと明かりが見えてくる。人は本能的に暗闇を怖がる、その中にある一筋の光に希望を抱くのは生物として当然だろう。
スターらんど。文字通り、常闇の中にある希望の星である。
#サウナ
何年ストーブで焼かれているのか、キャラメルを通り越して松◯しげるのような色をしている壁。しっとりした湿度に香太くんの香り。足元にはスピーカーがありJAZZが流れている。
常連さんに話しかけられる。前回来た2年くらい前にも同じ方に話しかけられた気が…うちの銭湯も面子は10年くらい変わっていないみたいなので、そんなものかもしれない。最近の天気や情勢など話題は多岐に渡る。私の知識が不足していることが伝わり始めて常連さんの口数が少なくなった時に思い切って足元のスピーカーについて聞いてみると、今日は常連さんが熱波をしてくれるとのこと。これはスター山本氏に違いない、私のテンションは一気に上昇した。
#スター山本氏
最初にお会いしたのが2022年の3月のことだった。脱衣所でアロマ水の準備している後ろ姿をよく覚えている。その数ヶ月後に再訪したがその姿は無かった。いつか熱波を受けてみたいと思い、Twitterをフォローしたがタイミングを測れず2年の歳月が過ぎた。
そんなこんなでの今夜である。
#ロウリュ
サウナハットと腰巻きという姿で現れたスター山本氏。私以外の3名は皆常連さんの様だった。3種類のアロマを使いロウリュを行う。見た目は中野ノーベルのようなレトロサウナであるが、アロマ水がかかるとしっかりジウジウと鳴く。狭いサウナ室に一気にロウリュが広がる。しかし蒸気が抜けるのも早くもなく遅くもないの絶妙なセッティング、ロウリュ専用サウナと言われても信じられるスペックである。
「さいこーーーーーーー!!!!!」
山本氏が叫ぶ。と同時に他の常連さんも叫ぶ。
「「さいこーー!!!!!」」
サウナの中で反響した声は、ロウリュと共に排気口から外に溢れる。浴室の端の薬湯の壁で反響しているのが分かる。
「さいっこおおおおーーー!!!」
私も一緒に声を出す。サウナで声を出すと横隔膜が温まり内部から体温上昇が発生する。
「「「「かんっむりょうーー!!!」」」」
山本氏はさらにアロマ水を追加して対流を発生させる。常連さんたちも私も、そして山本氏も皆キラキラ輝いていた。
[ 山梨県 ]
誕生日券を使うためにより道。
アウフグースが行われると聞いたので、岩盤浴セットで入館する。
#熱波師KANAKO氏
柔らかい温和な印象のKANAKO氏、全体に声をかけながら安全性に配慮した熱波。あとで月刊サウナを拝読すると熱波甲子園にKANAKO氏の姿があった。あのスタイルは熱波道ルーツなのだと腑に落ちた。ありがとうございました。
アウフ終了後、他のお客さんがタオルを回していたので久しぶりに私も扇いでみた。お客さんの前でタオルを振ると、やっぱり楽しいなぁ…これを知ると中々辞められない。舞台と似ていると改めて感じた。
#サウナ
20時からのスタッフロウリュ、丁寧な口上とジャバジャバかけるスタイルは相変わらず。そしてより道名物のアウフ中のオートロウリュも現在だ。手袋を変えて休み休みながらも、ほぼ満員のサウナ室を4回熱波を送り切った。素晴らしいガッツと熱耐性である。すぐ側に赤団扇があるのに最後までタオルで突き通したその胆力、最高でした。
#水風呂
温泉と地下水のミックスは全国的にもかなり少ないのでは…?と思う。蕩けるような水質に溺れる。
初めて伺った頃と比較すると、すっかり大人気店となったより道の湯。今年の温泉ランキングで3位の快進撃、ここはサウナも水風呂も外気浴もオールマイティに素晴らしい。今度はバイクで伺います。
[ 東京都 ]
サウナは好きだが水風呂は苦手な友人と一緒に。
とろとろ軟水で身体を清めてテレビがある(←重要)サウナ室でまったり癒される。今日は水風呂が青色でミントのような爽やかな香りがした。こういう湿度のある夜にぴったりで、夢中でサウナよりも多く何度も何度も入った。
サウナ悪魔怪人・シンさんの闇アウフをぜひ友人に受けてほしいと思っていたのに、いつのまにか髪の毛を乾かしてた。「なんかヒリヒリするんだよね…」と、聞けばここ最近サウナに行ってなかったそうな。私と共通の友人で一年近くかけて鍛えてきて、去年の末には水風呂にも入れてたのに…結局今日も水風呂には入らず炭酸泉に浸かっていたらしい。残念。
そんなわけで1人で怪人の元へ。本日最終回は闇アウフということで、かなり特殊な演目だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もう直ぐ映画化するあの作品、今日は定食屋では無く久しぶりにサウナ室に入ってしまった56ちゃん。常連の間にスペースを見つけて座るが、どうも落ち着かず心の声は次第に口から漏れ出てくる。
(いやぁ…こんなかんじかぁ…良いサウナだなぁ…)
目の前にあるバケツと柄杓を見ていると自然と手が伸びて石にその中身を掛けてしまう。
じゅわ〜〜〜
ふんわり広がる香りを皆に届けたい。主役を超えて脚本・監督までしてしまった56ちゃんのホスピタリティが爆発する。
徐に立ち上がる56ちゃん、手にはタオルを持ち振り回すは前世の記憶か?もしサウナ室に鏡があったら気付いていたのかもしれない、口元に広がるヴィラン的な笑みに……!
唸る常連、うおおん俺は人間火力発電所だ!!!と56ちゃんは本能のままにブロワーを持ち暴れ出す。火力なのか風力なのかよく分からないまま、常連たちは孤独感が吹き飛ばされていくのを感じるのであった。
私はブロワーが来る前に逃げ出しましたが、概ねこんな感じじゃないだろうか(妄想)
シンさん若旦那さんありがとうございました。また伺います。
[ 東京都 ]
旅から帰ってきてからずっと喜多乃湯の水風呂を欲していた。知名度で湯らっくすの水風呂に勝てるわけがない、芸能人から地元のお年寄りまで楽しむあそこの水風呂は本当に素晴らしい。だからといって喜多乃湯の水風呂が負けているのか、いやそんなことはないと思う。地元民として、童の頃からこの地で生きてきた身としては身体に馴染むことの重要性を掲げたい。
相変わらずのサウナ、久しぶりに入ることで分かる妙に汗をかくこのサウナ。中村浴場のような刺すような熱さではなく、対流式のような温度差も感じない。全身隈なく熱く息苦しさも皆無である。体感としては100-110℃程度だが、サウナハットをしなくても脳味噌だけ先に茹るような感覚も無く、限界が来た時には全身に満遍なく熱が伝わっている。この設定の良さは本当に謎だ。
そして水風呂である。個人的には立ちシャワーで水を浴びるのが好き、なぜなら水風呂のすぐ近くにカランがあるからだ。井戸水のため夏でもキンキンに冷えている。冬の間はチラーは動かしてないと番頭さんが話していたが、この時期はどうなのだろう。
入ってすぐ分かる水の良い匂い。濾過なし塩素なし掛け流しの3連単、理想の水風呂である。耳まで水風呂に浸かるとバイブラのポコポコとした音が大脳新皮質に浸透する。目を瞑ると蛇口の奥の暗い世界へ身を投じる事が出来る。地下を抜け水脈を辿り南沢辺りで一瞬空気を吸い込んだら、一気に秩父の山の奥まで駆け昇るのだ。その時精神は山々と一体化して何千億年とかかる旅の一部を感じ取ることが出来る。
気がついたら閉店ギリギリまで水風呂に入っていた。夏は暑いからと家のシャワーで我慢していた昨日の私にはもう戻れない。
あゝ第二喜多乃湯よ、永遠に永遠に…
[ 東京都 ]
9年ぶりの男女浴室交換デーです。
テルメ小川は以前の職場時代によく通っていました。職場の寛容な雰囲気もあって、よく昼休みに入館して水風呂にたっぷり入って露天の岩の上で気絶したのを覚えています。ちょうどこのくらいの季節だったかと思います。サウナ後はけゐとく苑で焼肉を食べて日陰で仮眠をするというルーチンをしていました、懐かしいです。
転職をしてすっかり遠くになってしまったので、久しぶりの訪問となります。教えて下さったフォロワーさん、ありがとうございます。
到着すると明らかに車の数が多いのが分かります。入り口付近には当然停められず、少し離れた場所に駐車して入り口へ向かいます。自動ドアの横には本日の趣旨が記載されています。9年ぶりとは凄い。このイベントを立案した方、GOサインを出した方、皆さん素晴らしいです。皆さんInstagramを見たのか中に入ると大盛況です。食堂が満席なのは初めて見ました。いやしかし夜はいつも混んでいるのかしら、、だとしたら失礼なことを言っている気がします。申し訳ありません。
#ハマームレスト
キーナンバーを覚えなくてはいけない仕様は男女とも一緒です。ワクワクしながら全身を清めて散策すると内湯にサウナらしき部屋があります。これがスチームサウナかなと近付くと、入り口に『ハマームレスト』と書いてあります。いつも受付でレンタルされているポンチョの辺りにも似たような名前を見た記憶がありましたが、その正体がこの部屋だと頭の中で繋がりました。
本来は有料のところ、本日は無料開放と記載がありました。感謝をしつつ扉を開けると、ふんわりと優しい熱が顔に触れます。中にはマットが何枚か敷いてあり、その上にお客さんが寝転んでいます。中央の台座が空いていたので座ってみると、尻と足の裏がポカポカと気持ち良いです。正面にはお客さんが2人寝転がっています。お互いに頭と足を反対にして狭いスペースに鱒寿司のように詰まっています。上下する腹部とイビキに彼らの意識がトルコの方に飛んでいるのが分かりました。よく見渡すと何名かが意識を飛ばしているのが分かります。独特な香りと心地良い暖かさは、社会戦士にとって安らぐ場所なのでしょう。私も他のお客さんに倣い半分意識を失いながら15分ほど楽しみました。
#スチームサウナ
露天にあるスチームサウナです。入室すると円卓の騎士のようなフォーメーションです。座ると足元に猛烈な蒸気があることに気付きます。めちゃくちゃ熱い。ほぼ友の湯です。足に水をかけても何をしても我慢出来ません。5分で限界が来て脱出しました。フレンズー
[ 東京都 ]
スーパー銭湯となるとどの設備も至って普通な平均点を叩き出すイメージだ。例えばお父さんとおじいちゃんと孫と3世代で楽しめるようにサウナは90℃前後の遠赤外線ストーブで水風呂は22℃、お湯も40℃ちょっとで茹だる事は起こり得ない。良くも悪くも普通で入り易いのが、ファミリー向けのスーパー銭湯である。
だがしかし、この竜泉寺は違う。サウナは背中がヒリヒリするほどのロウリュを提供していて水風呂はシングル、露天に向かえばメディケーションサウナと謎の滝がある。ここはどの設備を取っても尖っている、親子でのんびり入ることを想定していないのだ。それを証拠に子供用の浅い湯船がある。まるでカーディーラーの部屋の隅にある子供用スペースだが、湯船には誰も入っておらず当の子供達はサウナ室の入り口付近で屯して、漏れた熱気を感じてキャッキャと喜んでいた。彼らの父親はおそらく何処かで精神世界に飛んでいるのだろう。放置されて可哀想だと思っていたが、観察していると水風呂に入って熱湯に入って気持ちよさそうに縁に座っていた。ひょっとしたら彼らもこちら側なのかも知れないなと思った。
#若者たち
竜泉寺の楽しみ方の1つに若者たちの観察というものがある。ここは温浴に関するトレンドを上手く抑えている上で、客層的に初めてサウナを体験するorビギナーな方々も多い。具体的に言うと、ロウリュを浴びて熱い熱いとはしゃぎながら逃走する図やシングル水風呂に足首まで入って固まってしまい、階段下の仲間たちに囃されている図などだ。電気風呂で3人仲良く痙攣していたり、熱湯に5人くらいで入浴しているのを見るとつい吹き出してしまう。だが皆とても嬉しそうで自分の若い頃を思い出して何だかしんみりしてしまうのだ。
そしてサウナ愛好家(?)から見た竜泉寺の素晴らしい点として今回気付いたのが、シングル水風呂へのハードルの低さである。都内にも徐々に10℃以下の水風呂は増えてきたが、ここが一番ハードルが低いように感じる。理由としてはサウナと熱湯に隣接していて熱が逃げないうちに入れる。この施設の動線は本当によく練られていて、サウナ・水風呂(16℃)・熱湯(43℃)・シングル水風呂が隣接している。ついでに竜泉寺名物の炭酸泉も隣接していて、思うように体感温度を操ることが出来る。橈骨動脈で触知しつつ自分の体調と相談しながら、時には無理して時にはゆったりと温浴効果を楽しめる。このような点からも、考えられて作られているのがよく分かる。
最後は炭酸泉でポカポカになって出る。食堂で何を食べようか。沢山汗をかいたので、今夜何を食べてもゼロカロリーなのは言うまでもない。
[ 東京都 ]
鉄の融点が約1500℃であるように、ストレスの融点は80〜100℃前後にあると思う。なのでサウナはある程度メンタルヘルスに効果があるように勝手に思っているのだが、120℃に近くなるとストレスは焦げつき、燃え尽き、消し炭のように水に流れて排水溝に消えていく。これが中村浴場である。
なんだかんだ半年ぶりの中村浴場、直前に味噌一でチャーシューメンを食べ準備万端である。
体を洗いサウナへ、一曲目は異邦人。この灼熱サウナでメッセージ性の高い歌謡曲を聴くとすっかりその気になってしまう。歌詞をじっくり聴いていると思い浮かぶは先日の九州だ。雨の熊本を歩く私、その姿をそっと振り返りまた雨の中を急ぐ何処かの誰か……なんだかすごく辛くなってきて妄想はやめた。おそらく脳の大事な部分にも熱が入ってしまったのだろう。これではハードボイルド、というかゆで卵である。もう手遅れかもしれない。
しかしこの熱さは久しぶりだ。都内にも120℃に近い熱いサウナは何店舗もあるが、いわゆる遠赤外線ストーブのこれだけ熱いサウナはあまりない。このタイプのストーブの特徴は対流ではなくビームのように熱線が襲ってくる。一応サウナハットは被っているが、ほとんど意味はない。全てを貫通して体内の深いところに熱を与える。最上段に座れば一瞬で皮膚の水分が蒸発するのを感じる。
そしてこのサウナではストーブを凝視する事は許されない、10秒も見つめれば眼球が痛くなるのを感じるだろう。まさに謁見の場である。人がいかにちっぽけな存在感か、中村浴場は教えてくれる。
サウナも素晴らしいが、それに匹敵するレベルで水風呂も最高だ。激しくオーバーフローする井戸水、我らが第二喜多乃湯よりもよく冷えている。水の底へ永遠に沈みたくなる。あまりに長く入っていると脱出不可能となるWRYYYYY!!!
閉店まで徹底的に楽しむ。全身にあまみ、というか普通に軽度熱傷である。しっかり化粧水とかクリームとか付けるが実際に意味があるのか分からない。風呂上がりのケアの正解なぞ知るものか、ただ長浜ラーメンを食べるのは間違っているのは何となく分かる。
日中は太陽光に焼け、夜はサウナで焼かれて可哀想な皮膚である。おまけに贅肉によって縦にも横にも引っ張られるとは申し訳ないことこの上ない。もう少し自分に優しくしなくては…と考えるきっかけとなった、そんな夜だった。
[ 東京都 ]
黒い方のSUZUKIさんのアウフグース。
丁寧に丁寧にロウリュを続けて、警告をした後に刺すような本気のロウリュ。背中の産毛が一気に燃え尽きるイメージと同時に猛烈な蒸気が最上段を襲う。
他の常連さんが「あっち❤️うわぁ、あっちぃ❤️」と喜んでいるのを横目に逃走した。燃えちゃう❤️
初っ端からドカンとダイナ☆マイトなロウリュは熱いだけで終わってしまうが、限界ギリギリを見極めての灼熱ロウリュは終わった後の爽快感が凄い。水風呂の冷気がゼロで溶けるように沈んだ。最高に気持ちよかった。
ベテラン熱波師は凄い、大満足の1日でした。ありがとうございました。
[ 埼玉県 ]
リニューアル男性サウナ室初!
以前の生き物のような絶えず変化する熱気とは違い、上手い具合に整っている印象。席によって熱の感じ方がかなり揃っているような…でもこっちはこっちで好きです。
月曜日ともあってかなり空いてました。仕様なのか分かりませんが、22:30のロウリュ時に水風呂の明かりが消えて水風呂が空と同色になってとても美しかったです。
旅の疲れを癒せました、ありがとうございました。
[ 長崎県 ]
サウナサン2日目
昨夜一緒にサウナを楽しんだ若者たちは雨の中早々と帰り、日付が変わる頃には館内にはほとんどお客さんは居なかった。今回の旅では初めてのカプセルホテルだったがほぼ即落ちで深い眠りについた。朝になったが周りがゴソゴソと動く音はほとんど聞かれず、布団の中でダラダラと過ごして8時ごろにようやく浴室へと向かった。
#サウナ
朝の報道をボーッと見る。五島列島の天気を深刻そうに説明するアナウンサーが映っている。知らない地名が出るたびに、頭の中でどんな街なのか想像する。とにかく今日の長崎県は大荒れだそうで、外出も控えるべきだという結論が出たところで水風呂へ向かった。
#水風呂
今朝もサウナサンシステムは絶好調である。12.2℃のよく冷えた水風呂は寝起きの体には刺激が強すぎる。あまりの気持ちよさに一瞬別の世界に逝きそうになる。
#スチーム・和香サウナ
あのプレジを彷彿させるスチーム、キャプテンスタッグの団扇とニヤニヤしながら階段を登ってくるレジェンドゆう氏が見えるような気がする。2つともしっかり熱いので水風呂が気持ち良い。浴室には私を入れて3名、天国かここは?
食堂へ向かい宿泊者は無料の朝定食を食べる。鯖は表面がパリッと香ばしく、身はふわりと柔らかい。味のりにはくまモンのイラストがあり、さらに出すと本州で提供されるよりも幾らか分厚いような印象である。これで卵かけご飯を巻き、お手製手巻きの完成だ。気がつけばほとんど鯖に手をつけずにご飯茶碗が空になったのでお代わりをする。
「外は凄いですよ、大雨ですよ」
チェックアウトまで残り30分だったが、食堂のお姉様からの情報で1時間の延長を決める。幸いみなと口発のジャンボタクシーの搭乗時間までまだ時間がある。この辺りの地酒を尋ねると六十余州があるとのことで、それを注文する。残った味のりと鯖で日本酒をチビチビ、お姉様も会話に付き合って下さりとても楽しい時間を過ごせた。
少し酔いが回っていたのを見破られたのか、歩いて駅まで行こうとしたのを受付のお姉様に止められる。よく見ると外は大雨、タイミングを見計らったかのように白い閃光とスマホに大雨警報の通知が。
「五番街までタクシーで行きなよ、その方がいいよ」
横にいたお客さんも同意する。あんまり短いと良くないのではと思ったが、傘の意味もないようなこの雨の中、歩いたら風邪を引きそうだった。
結局タクシーを呼んでもらいサウナサンを後にする。
次回は五島列島の観光ついでにバイクで来てみたいが、バイク駐車場は無いらしい。でもどうにかしてまた来たいなぁ、、そんな素敵なサウナでした。
[ 長崎県 ]
私にとってサウナを趣味として自覚をしたのが御徒町のプレジデントだった。地元の銭湯や温泉にばかり行ってた私にとって衝撃だった。残念ながら既にプレジデントは無い。だが水風呂の中で、スチームサウナの中で、『サウナサン』という言葉はずっと印象に残っていた。
#サウナ
明るく広い、テレビでは見たことない映像が流れている。こういうのを見ると、あぁ遠くに来たんだな…と思えるので良い。ワールドワイドな時代だからこそ、非日常感を味わう瞬間が旅の中では必要だ。
壁の装飾?のようなボコボコ感などを見ていると、やはりプレジを思い出す。
他施設の名前を出すのはマナー的に良くないのは分かってるのでほどほどにするが、プレジロスな方々はぜひ来てみると良いと思う。
#ロウリュサービス
いわゆる業務熱波、だがこれが良い。九州地方は訛りが出やすい印象がある。ここでも少し訛ったスタッフの口上を聴き癒される。私にも実は九州の血が半分ほど入っているので、色々馴染むみたいだ。ドカーン!とロウリュ、天板に当たってかなとこ雲のように広がって45度の角度から一気に落ちてくる。攪拌よりも早く爆発するような熱気に頭を下げて防御姿勢をとる。チリチリと耳が焼けるような感覚に慌ててタオルで頭部を隠す。「あちぃ…」「ううっ…」と後ろの方から声が漏れる。私が座っていたのが2段目なので、最上段の体感温度はとんでもないだろう。よく出来たサウナ室だ、対流の動線がお客さんを綺麗に巻き込んでいく。
3発の熱波を貰い汗を流して水風呂に飛び込む。キンッと冷えてる水風呂の注ぎ込む口には見覚えのあるサウナサンシステム。イエローサブマリン号はいないが、血統はここから繋がっていたのだと、なんだか涙が出そうだった。
入浴後は食堂へ。明日は長崎の海の幸を堪能する予定なので、当初の予定通り軽めの予定が気がついたら唐揚げ&ちゃんぽんのセット。八幡でよく食べた銀河ちゃんぽんスタイルである。流石に白米は自重したが、長男でなければ頼んでいたかも知れない。
滞在時間中に浴室がクローズにならないのもサウナサンの良いところ。今日は早めに寝て、明日の朝にもう一度サウナを堪能しよう。
[ 佐賀県 ]
念願のらかんの湯!某ボクサーを尊重し駅から30分近くかけて歩きコンディションはバッチリである。
今回各サウナやデザイン、チームラボの作品などたったの2時間半で抜かれる度肝は全て抜かれたが、その辺りは他の方々が沢山書いているので、私は個人的に一番驚いたプリンについて紹介したい。
🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮🍮
事が起きたのは薪サウナから出た後にふと見上げるとガラス越しに楽しそうな若者たちが何かを美味しそうに食べていた。つい気になり階段を登って見るに、ストーブを囲いながらプリンを食べているのである。
なぜプリン?ひょっとして持ち込み?と思ったが、私の父親のような年齢の男性がニコニコしながら冷蔵庫を開けてプリンを取り出しているのが見えて、事態をようやく飲み込んだのである。
思えばプリンと言うのは非常に嚥下しやすい。おまけに糖質もあるし、サウナに感動していつも以上に自身を追い込んでしまったサウナーにはもってこいの食品なのだ。しかしこれでは足りない、熱中症予防には塩分が必要である。麦茶はあるがこれでは5,000円の元を取ろうとして、限界のその先を攻める私のようなサウナーが倒れてしまう。救いはないのか!?と見渡すと、先ほどの男性がニコニコしながら白い粉をプリンに振りかけてるではないか…恐る恐る見ると、塩!しかもなんだか高そう!私も少しだけかけて、ストーブ横に座り食べてみる。
少し硬めに仕上がってる柔肌にスプーンを差し込むと、まるで予見していたかのようにサクッと切れる。上にかけた塩をスプーンの先端で掬い口に運ぶと、まずはプリン本来の甘味、カスタードのような優しく子供から大人まで大好きなあの味だ。これだけでも十分美味しいが、プッチンプリンで育った私は次の味の変化を求める。子供の私がカラメルの少し苦くて違う種類の甘みを期待するが、そこに来るのが甘みを帯びた塩味である。ザラっとした結晶が舌に乗りカスタードの甘さを数倍に引き出す。
「……美味い」
思わず口に出てしまう。
薪が煌々と輝くのを眺めながらゆっくり食べようと思ったのに、気がつけばあと一口だった。塩とプリン、なんてこんなに合うのか。家に帰ったらやってみようと思いつつ最後の一口を食べるとザラっとした食感がない。なんと塩が一切乗っていなかったのである。なんたる不覚!遠慮がちに塩をかけた2分前の自分を薪サウナの煙突に刺したかった。
仕方がないのでお代わりしようとすると、冷蔵庫に『おひとり様一つまで』と書いてあった。
私は膝から崩れ落ちた。