ぶっころりー

2025.11.15

6回目の訪問

ありがたいことに齢30を超えた今でも構ってくれる友人が多い。20の半ばごろは友人らも私生活が忙しくなり、数年後には孤独な人生を送っているだろうと予想し、案外自分は寂しがり屋なのだなと思っていたのが外れるものである。

今回は地元のサウナー友であるstosh氏からのお誘いだった。元々は自転車で赤坂見附に行き生姜焼きが有名なサウナに行こうという話だったが、私が全く自転車に乗れず練習不足で、どう話を切り出そうかと悶々としていた矢先に、地元の定食屋で偶然出会したのが今回の旅の始まりである。その場で己の体力の無さを悔い、車を使い遠征をするのはどうかと折衷案を示したのだ。

そんなわけで愛車に乗り山梨へ飛ばした。神奈川や千葉も検討したが、有名施設が多く人も多い。その点山梨は水質が良く程よく空いている。より道の湯も検討したが、さすがはstosh氏すでに訪問済みとのことで国内最強クラスの先頭である泰安温泉を第一の目的地とした。

久しぶりに泰安温泉の暖簾をくぐる、相変わらずツバメらが頭上を旋回している。可愛い。2階からはカラオケが聴こえる。まさに都留のコミュニティセンターだ、地元住民の憩いの場にお邪魔し名水を頂く。

浴室は貸切だった、素早く身体を清めて下茹でへ、薪で焚かれたお湯は何とも良い香りだ、程よい深さで手足を伸ばせる。ポコポコとバイブラの音が反響し、有線で流れるジブリのオルゴールにバイブスを加えている。

サウナ室入り口のつまみをグイッと捻るとストーブがフルパワーになる。温度計の針が100℃を出発しグングン上昇する。4人で満席のサウナ室だ、逃げ場が無い。だがそれがとても心地が良いのだ。(確か)富士山の溶岩石を使ったストーンが謎の熱波長を放つのだろうか、非科学的だがそんな理屈もこのサウナでは通用する気がする。

神の宿っているような水風呂は全国数えても泰安温泉を含めてそこまで多くはない、どの家庭にもあるような平凡な蛇口から名水がオーバーフローである。

潜って飲む、飲んで潜っても誰も文句は言わない。最高だ。最高のサウナだ。

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