隼人

2020.07.23

1回目の訪問

【老舗サウナから学ぶ自発利他性】


サウナの魅力といえば
熱いサ室→冷たい水風呂→外気浴で
日頃の心と身体、脳を整わせることである。

そしてそれと同じぐらい御馳走なのが
サウナ後に友人と食堂でビールを飲みながらその日の感想。
新しく発見した施設を共有しあうことである。

というわけで本日は鶯谷のサウナセンターへ。

コロナ前まで、ほぼ月2回、新しいサウナ施設を
開拓していたサウナ友達2人と4カ月ぶりの再会をした。


そこで感じたのはまさに「自発利他性」だった。

<サウナの感想>

サウナは広く、高温・多湿。

サウナストーン横にアロマ水?が置いてあり
絶え間なく、振り注ぐ、湿度の雨を演出。

湿度が高いので高温ながら長時間いても苦しくない。
何から何までが私にとって関東一位のサ室である。

水風呂は15度で白のタイルを基調にし
見た目も麗しく何より水の感触が柔らかい。

広く浅いのでほぼ横になれるのが体勢的にも新感覚。
水風呂の近くに12分時計があるのも「冷やしすぎないよう」
と施設側の愛を感じる。

外気浴も小さいながら簾のいい木の香りで
良い味を出している。

雨の音を聞きながらリラックスするのも乙である。

そしてサウナ後のサウナ飯。
生姜焼き・ウィンナー炒めは味が濃くビールが進む。


<客層の感想>

サウナ施設は3密になりやすく
あらゆる施設が

・団体客NG
・サ室でしゃべるな
・SDを保って

と張り紙をするなど対策を講じている。

そんな中、この施設の印象的だったことは
「客が一切しゃべらない」ことである。

それは客が皆でこの聖地を守るために沈黙を守るのだ。

サウナ内はナチュラルに席を一個あけて譲り合い
本来のキャパの50%程度になると客が自発的に入らずor退出する。

またアウグブースになっても人が駆け込み乗室してこない。

これこそ人間だけが持つ力「自発利他性」「隣人愛」である。

久しく銭湯ばかりでサウナ施設にいっていなかったが
ウィズコロナに併せて進化していることに感動した。

己の利益のみを求める=自利
相手の利益を考え行動する=利他

まさにその葛藤の中に素晴らしい施設がある。
「老舗」とは選ばれ続けるからこそ老舗なのだ。

学びをありがとう。サウナセンター。

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