2020.07.08 登録
[ 大阪府 ]
2024年が訪れた。今年もどーごよろしくお願いします。
初詣は桜宮。
散歩の途中に偶然発見した神社。ここから徒歩10分の場所に4年半も住んでいながらまるで知らなかった神殿。
センス抜群のかわいすぎる絵馬(600円)を購入し、おまけにfree sakeで喉を潤した後、大阪で最愛の酒場「天満酒蔵」へ。
ようやく帰ってきた。
多くの店が休業する元日に営業するこの店は貴重すぎる。
16時から大びん400円とさんまをオーダー。
さんまを開いて焼く姿は人生初。うまい。家でも採用しよう。
グラスを傾けていると揺れを感じた。長い。満席の客が動揺している。大阪市北区は震度3だった。
2時間呑んでアパホテル天満にチェックイン。
I’m back now.
部屋のテレビでBBCを観るとトップニュースでジャパンの地震を伝えていた。
新潟の友人は無事だろうか。
輪島の朝市で出会ったおばちゃんは大丈夫だろうか。
2年前にお世話になったスパアルプスは被害なしだろうか。
私は偶然無事だった。本当に偶然にすぎない。
2階の大浴場。
3名サイズ、96度の懺悔部屋サウナ。
生まれたての元日に懺悔すべきことはあるのだろうか。
思えば、昼に食べた駅そば屋で「おおきに」を言わずに店を出た。
参拝客で大混雑の天神橋筋商店街にある屋台で買った上海焼きそばを他店の敷地で食べた。
2024年は配慮の年にする。
水風呂は驚くべき11.2度。
アパホテル天満でほぼシングルの水風呂を体験できるとはまさに冷や水を浴びた気分。
露天のととのい椅子に座りながら、新年早々初体験に満ちた1日を振り返った。
2024年の目標。
2025年の元旦もこのサウナで蒸されることができるよう2024年を生き残ること。
男
[ 愛媛県 ]
21年ぶりに愛媛県上陸。
私は前回は青年だったが今回は中年。「坊ちゃん」から「おっちゃん」になっていた。
人生初の松山を歩く。
松山城は標高132mの山頂に立つ連郭式平山城。まるで天空の要塞。天守から街や海を一望できる。
日本最古の温泉、道後温泉で3つの外湯巡り。現地現物。湯めぐりは野沢温泉や城崎温泉の方が風情だと判断したが、サウナー以前に温泉好きな身としてはピラミッドや赤の広場やコルコバードの丘に並んで人生でいつか訪れたかった地。感極まり施設のタオルを購入(今治タオル600円)。
焼豚玉子飯や今治焼鳥も堪能したが、飲食店の最右翼は大衆酒場「民酒党」。私の親父ギャグセンサーが高ベクレルに反応して即入店。次回の国政選挙で投票決定。
さらにローカルチェーンの域を超えたAMANDA COFFEEが。
街の印象はオレンジ色。
大街道の美しいオレンジ灯、地元鉄道会社いよてつのコーポレートカラー、そして名産のみかん。オレンジ色が三位一体となって私の脳を刺激する。
そしてドーミーインは旅先のおれん家。
ドーミーイン新規開拓26棟目は松山。
特筆すべき点3つ。
まずエントランスの足湯。道後温泉の街ゆえか。ドーミーで足湯は人生初。
そして露天から望む松山城。湯船やととのい椅子から立ち上がり、名城と対峙する。私は数年前からこれが目当てで松山にロックオンしていた。おまけに事前リクエストで松山城ビューの客室。ホテルは高層階大好きな眺望派としては期待以上の絶景。
さらに朝食が悶絶。名物の鯛めしは勿論、じゃこ天、ポンジュースなど、地元名物のオンパレード。これで1,800円は大阪人も納得プライス。
温泉は13階石手の湯。奥道後温泉の引き湯。
カラン7つとコンパクトながら極上空間。サウナ室は熱々のストーンで95度。15.0度の1人サイズの水風呂は瀬戸内海ブルーの美しい陶器。そして外気浴スペースには2脚の椅子。
ドーミーインミュージックに身を委ね、松山城の殿と語らう。
殿「どうじゃった、松山は?」
私「最高やねん。一言よかですか?」
殿「なんじゃ?」
私「どーごありがとう!」
ーーーーーーーーー
という訳で2023年最後のサ活。
今年もご覧いただいた方々、本当に感謝です。
また来年!
★2023年マイベストニューサウナ(初訪問のサウナ施設)
①アソベの森 いわき荘(青森県弘前市、2月)
②ドーミーイン松山(12月)
③ドーミーインPREMIUM大阪北浜(11月)
④ドーミーイン青森(7月)
⑤スパハウスかわむら(青森県三沢市、3月)
男
[ 青森県 ]
今日は♪お久しぶり〜ね〜の鶴亀さん。板柳をロックオンしていたが大雪のため目標変更🛬。
22名席の広々とした88度のサ室、15.6度の水風呂、露天風呂は3月まで中止だが出入自由のマイナス3.9度外気浴。
個人的にはNHK完備のストーンサウナが白眉。国営放送大好き。
ここはサウナー1年生の頃よく通った施設(今は3年生)。久々に訪問すると高い天井やら寝風呂やら内湯にある1脚の椅子やらで超快適(ドライヤーは2分10円だけど)。
積雪60cmの街で塩化物泉のかけ流しも本領発揮。これだから雪国生活は楽しすぎる。
2セットの間、今年も「勝手に青森県サウナ10大ニュース(津軽編)」を考えてみた。
★勝手に2023年青森県サウナ10大ニュース(津軽編) ※個人の感想です
①ドーミーイン青森開業(7月)
②あさひ温泉(青森市)営業再開(10月)
③ふるさと温泉(板柳町)のととのい椅子が2脚から5脚へ(7月)
④アサヒサウナ(弘前市)、ikiストーブ導入(12月)
⑤三世寺温泉(弘前市)閉館(2月)、そして営業再開(12月)
⑥健康温泉桃太郎(弘前市)が破産手続き開始(10月)
⑦ロイヤル温泉(五所川原市)が全焼(11月)
⑧青森サウナフェス開催(9月)
⑨濡れ頭巾ちゃんが津軽再訪(11月)
⑩ドーミーイン弘前が営業継続
①こそ断トツの1位。弘前、八戸に次ぐ開業により、少子高齢化に喘ぐ人口124万人の青森県はドーミー3棟というドーミー王国と化した。アップデートされた2023年バージョンのドーミー新棟を近場で満喫できるのが何よりも嬉しい。未体験の方はぜひ緑色に輝くセルフロウリュボタンをポチっと。
②は待望のニュース。ホームとするサウナーさんにとっては青森ねぶた祭り以上に狂喜乱舞する出来事。サ室のリニューアルに施設の意気込みを感じる。
③は外気浴専用スペースでの会話が懸念されたが、今のところ遭遇なし。着席チャンスが増えたことに感謝。
④はまさかの入れ替え。最高すぎる。これで青森県の東西ストーブ対決が実現。東はスパハウスかわむらのティーロ。西はアサヒサウナのiki。キューゲルもあるとのこと、来年の訪問が楽しみでならない。
⑤⑥⑦は悲喜交々。②⑤を考慮すると、やはり施設を作るのは経営陣とファンだと感じる。
⑧は青森では画期的なサウナイベント。不参加でしたが。
⑨⑩はご愛嬌。
というわけで、個人的な2023年の津軽サウナを振り返ってみた。単に暇なだけ(笑)。
今年もありがとう、津軽サウナ。
男
[ 青森県 ]
今朝は11:40起床。昨夜の熱燗のせいか12時間も眠ってしまった。20代のように寝るおっさん。
本日のサウナは初訪問、青森県藤崎町はたけのゆっこ。
隣町の板柳町にあるわがセカンドホーム、ふるさとセンターからわずか3kmの距離。その差はいかに。
お昼ごはんは道の駅アップルヒルにある立ち食い蕎麦屋「道草庵」。
玄米を練り込んだそばと濃い出汁が絶品だった。
かけそば500円とは高いが、天かすとねぎは盛り放題、さらに漬物が無料。天ぷらは+50円なので、組み合わせによってはかなりリーズナブル。
立ち食いそばと言えば鉄道駅。しかしここは道の駅。出店者のセンスに脱帽(車掌さんはいないけど)。
ごちそうさま、アップル昼ごはん。
14:30到着。
周囲をりんご畑に囲まれ、岩木山を見渡すことができる風光明媚な地。
浴室はカラン約20個だが手狭な感じがする。椅子も桶もケロリンイエローでとても鮮やか。蛇口は昭和の名残り、湯と水が単独のタイプ。
浴槽は2つ。
メインが42.0度、あつ湯が44.2度。どちらもオーバー風呂ー。
★サウナ室
10名席のストーンサウナ、88度。サウナマットなし、TVあり。
民放バラエティ番組のノイズに意識を奪われないように、目を閉じて汗をかく。
だがパワーが足りず、汗の粒が全身を覆い始めたのは5分後。
★水風呂
1.5名サイズ。ホースを通して水が注がれ続けている。
うす茶色の冷水。地下水か冷鉱泉か。
計測すると14.0度で冷たさ十分。
さすがに十分も疲れず30秒で脱水。
★外気浴
露天エリアには巨大な桶の露天風呂(ぬるめ)。
開放感抜群の空間にととのい椅子2脚。壁があるため着席した視座から岩木山を臨むことはできないが、抜け感抜群の風に吹かれる。
気温6.1度。
私はととのい人になる。
湯もサウナも水風呂も外気浴も平均点以上だが、なぜか落ち着いてこころを解放することができなかった。
3km先のふるセンと比較してしまう。
あの高温サウナ室、ストリングスのBGM、超ドバドバの水風呂、内省に適したコンパクトな外気浴スペース、そして館内が電球色に統一された美しいライティング。
ああ、ふるセンが恋しい。
次回から私はふるセンを選択することだろう。
※個人の感想です。
男
[ 青森県 ]
水風呂は11.2度だったよ!
サ室のUSENでポール・マッカートニーのWonderful Christmastimeと、JSバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」が流れたよ!
外気浴では雪が降ってたよ!
土曜日の午前、ささやかな仕合わせ。
男
[ 大阪府 ]
ドーミーイン大阪谷町で目覚めた朝。
6:30起床予定が二日酔いのため7:40ベッドアウト。
1セットのサウナと新鮮な朝の空気の外気浴を堪能して8:50チェックアウト。
大阪阿部野橋駅の駅そば屋で「焼きサバ丼そばセット」(430円)という驚愕のそばをいただき、いざ奈良の吉野へ。
久々の近鉄。オリックス、最高の日本シリーズをありがとう。
1336年に京から逃れた後醍醐天皇が南朝を構えた吉野。桜の名所として知られ、世界文化遺産に登録された金峰山寺や吉水神社が鎮座する地。
日本最大秘仏本尊ご開帳は圧巻、豊臣秀吉が愛でた一目千本は絶景、さらに後醍醐天皇の玉座、源義経の鎧。まるで日本史の玉手箱。
夕方、上本町ハイタンで3軒はしご酒。
贔屓の天山閣が日曜定休だったのは予習不足だったが、なにわ酒場の実力をまざまざと見せつけられた低価格+極上のアテ。
幾夜あっても探訪は尽きない。
今夜はドーミーインPREMIUM大阪北浜。
ドーミーイン新規開拓24棟目。
ワッフル生地の館内着がPREMIUMならではか。
ストーンサウナ95度。L字型の配置はドーミーでは珍しい。極上の熱波で蒸されながら、インバウンド旅行客と民放番組を見つめる。
2名サイズの水風呂は備長炭、15.7度。
露天風呂はあつ湯のみ。
椅子2脚と半リクライニング1脚。
この半リクライニングがよい。あおもり健康ランドや函館の谷地頭温泉を彷彿させる「あなたは一生起き上がることができない」タイプ。
北浜の心地よい夜風に吹かれる。
夜が終わらないでほしいと願う。
浴室はドーミー谷町と比較するとハーフサイズ。しかしながら必要条件が全て揃った完璧な構造。恐るべしドーミースタンダート。
当然のことながら闇を照らすライティングも逸品。
今夜も私は天上のサウナ人となる。
大阪でドーミーインをこころゆくまで満喫するには街が魅力的すぎる。時間が不足しすぎる。
旅人泣かせの大阪ドーミー。
せやけど、やっぱ好きやねん❤️。
男
[ 大阪府 ]
ドーミーイン新規開拓の旅。
23棟目、ドーミーイン大阪谷町。
梅田やなんばの繁華街、さらに天満や京橋などの飲屋街から少々離れた立地。
だが、大阪府庁や本町の問屋街が近く、この手のビジネスの方々には便利なのかもしれない。
営業職時代、何度もお世話になった地下鉄谷町線、谷町4丁目駅に降り立つ。
15:30。
浪華の湯は最上階の13階にある。個人的に特徴的だと感じた点は2つ。
まずレストランが13階にあること。Hatagoは1階や2階など低層階が多いが、13階とは珍しい。
米や小麦粉、肉や魚や野菜、そして調味料。食材を高層階まで運ぶのには気苦労もあることだろう。
2つ目は泉質が単純弱放射能冷鉱泉であること。おそらく人生初の放射能泉。
サウナ室は97度のストーンサウナ、12名席でTVあり
3名サイズの水風呂はニコーリフレを彷彿させる14.7度の備長炭。
露天には露天風呂と壺湯。
椅子は内湯に2脚、露天に3脚。
広々として無駄が一切ない極上の入浴空間。さすがドーミーイン。
ドーミーインミュージックも心地よい。
夜は西宮北口で前職の先輩と和食。
毎年夏に送っている野菜をいつもおいしくいただいているとのこと。聞けば今年キッチンのオーブンを5万円で買い替え、以来パン作りが趣味になったとのこと。来年からはお歳暮もお中元も止めて、野菜とパンの物々交換とすることにした。
帰路、赤茶色の阪急電車に乗り梅田へ。U2を聞いた。一瞬で2004年12月、私の大阪時代へタイムトラベル。
ボノが歌うメロディが魂を鷲掴みにした。感情がとろけ、新たな親父ギャグや下らぬアイディアが次々と湧いてくる。
大阪時代は呑んだ後に電車で帰るのが億劫だった。青森のようにちゃりで帰ることができればどんなによいかと思った。
青森生活の今、呑んだ後に電車で帰るのも悪くないと思った。ぼーっとしながら車窓に見えるオレンジ色の街並みを眺める。乗客の生活感、そして音楽。
私はとても仕合わせなおっさんだと思った。
ドーミーインに帰宅。
部屋で館内着に着替えて13階へ。
風呂の前に夜鳴きそばを麺抜きで。
サウナ2セットが極上すぎて言うことなし。露天の椅子から空を見上げると、夜空に穴が空いたような見事な満月が見えた。
美しいライティングが肌のシワを見事に隠してくれる。
1日の終わりにドーミーインが待っている仕合わせ。
1日の始まりがドーミーインからという仕合わせ。
これだからドーミーインは止められない。
男
[ 青森県 ]
今年2月、札幌グランドホテルに2連泊した。
初日の夜にふとアイディアが浮かんだ。
「明日はホテルから一歩も外へ出ず、24時間ホテル内で過ごしてみよう」
夜のうちに道庁前のセコマで食料と酒を買い込み、翌日アイディアを実行した。
あれから9ヶ月、このアイディアはドーミーイン弘前にも降りてきた。
2連泊の2日目の本日。
朝風呂後は部屋で過ごし、夕方から再び10階にある岩木桜の湯へ。
青森県黒石市追子野木温泉の運び湯に浸かり、ボナサウナで汗をかく。
山にある温泉旅館さながらの湯治。
農閑期ならではの醍醐味。
札幌でも弘前でも、午後は心地よいベッドで昼寝をしてしまうのが共通項だった(笑)。
24時間ホテル内で過ごすことができるのは、そのホテルが快適な証拠。
館内から1歩も外出したくない、チェックアウト後に再訪を誓う、そしてその街の定宿となる。
何度でも言おう。
私にとってドーミーイン弘前はもうひとつのわが家。
男
[ 青森県 ]
晩秋の雨が降る1日。
2ヶ月ぶりのドーミーイン弘前。
ボナサウナ94度、水風呂15.1度、外気浴11.6度。
2時間4セットでこころに浮かんだのは、KANさんとの想い出だった。
午前11時のNHKニュースで訃報を知った。享年61歳。
STVラジオ「アタックヤング」を毎週聞いていたこと。
1989年秋、番組でビリー・ジョエルのLeningradが流れて好きになり、その17年後にサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館裏のネヴァ川でLeningradを14回聴いたこと。
初ライブは2008年2月、ZEPP SAPPORO。開口一番、「みなさん、お久しブリティッシュ・ロック🇬🇧」という挨拶に度肝を抜かれたこと。
2014年11月、青森でサインをいただいたこと。
ラジオで読まれたときの私のラジオネームは「吉出三(よしだすぞう)」だったこと(爆笑)。
真冬の札幌で必ず「言えずのI LOVE YOU」を聴くこと。
そんな尽きない想い出がサウナ室の蒸気とともに湧き上がってくる。
露天のオレンジ色のあかりは、紅葉したイロハモミジと私の追憶を照らす。
ドーミーイン弘前は変わらず至福の天然温泉。
ボナストーブは訃報を知ってか知らぬか、変わらずに高温で稼働し続ける。
変わるものと変わらぬもの。
その狭間で私たちは生きている。
旧ソ連諸国やフランスが好きだったKANさん。
私の親父ギャグの師匠だったKANさん。
日本のピアノマンだったKANさん。
謹んでご冥福をお祈りします。
来年2月の札幌で会いましょう。
では股。
(2023.3.19のサ活から再掲)
♪水風呂あるからね〜 冷えた水風呂〜
水道水で〜 ホースがあるからすぐ飲める〜
♪サウナで汗かいて〜 蒸されたあとは〜
谷地頭名物〜 かけ湯して冷たい水入る〜
from 愛は勝つ/ KAN
男
[ 青森県 ]
♪冬が〜 来る前に〜
もう一度〜 あの椅子と〜
めぐり会いたい〜
STVラジオ「リクエストプラザ」でこの季節によく流れる紙ふうせんの1977年の名曲。
津軽地方に初雪が降り、晩秋と初冬の間のドアが開いたこの週末。
冬季は道路事情により訪問チャンスが減る鰐comeのあの椅子に、あの椅子に、あの椅子に、冬が来る前にもう一度座りたかった。
道中の音楽はマイスキーの「ロシアン・ロマンス」を爆音で。車内はサンクトペテルブルクの住宅街に佇む小さな教会と化す。
11:40到着。
道の駅レベルの売店でいつも完売の名物、大鰐温泉もやしを発見し、即購入。
サウナ前飯は雰囲気がよい館内レストランで。
注文は大鰐温泉もやしそば(950円)。
そばは駅そば派の私。一杯のそばに950円を費やすとは私にとって清水の舞台から飛び降りる気分だったが、スープを一口含むと、「あ、うまい」。
私のそばの概念を覆すそばだった。
地鶏の大鰐産青森シャモロックのやさしく濃厚な出汁はそばつゆの領域を遥かに越えている。関西風でも関東風でもない、鶏ガラの中華そばでもない。
そして名物の大鰐温泉もやしの唯一無二のシャキシャキ感、素朴な津軽そばの歯応え。さらにしいたけとシャモロックの具材もイン。
これ程うまいそばがこの世にあったのか。地産地消、驚愕の逸品だった。
食後に鰐の湯へ。
本日の男湯はつつじの湯。アルパインサウナは相変わらず故障中。
室温74度。やわらかい熱波でじっくりと汗をかく。
ロウリュOKのストーンサウナ。機械仕掛けのロウリュが不可ならば、人力のセルフロウリュは可能ではないか?
鰐comeさん、ぜひご検討を。
そして浴室に2脚ある白色の椅子。
天井が高く、広い浴室、オレンジ色の照明。
壁際にある椅子に座り、壁に頭をもたれると、正面の巨大なガラス越しに露天エリアが見える。まるで美術館。
ととのい加速注意報発令。
心身の心地よさに抗えず、30分のうたた寝。
内湯にととのい椅子がほぼない津軽において、この椅子は貴重すぎる。寒さを増すこれからの季節は重宝、重宝、長方形。
もちろん露天外気浴も最高。
気温3度、ほどよい冷気に肌が歓喜。
露天エリアにある寝湯も最高。
冬を迎えつつある山々が見える。
2時間30分のニューヨーク。
ヨークベニマルもニューヨークニューヨークもない町で、至福の入浴体験。
冬よ、ようこそ。
男
[ 北海道 ]
今日も谷地頭温泉へ。
10:00am、月曜の朝。
格納庫のように巨大な浴室が閑散としている。
大きな窓から惜しみなく注がれる陽光。
湯が浴槽に注がれる音しか聞こえない静寂。
何と贅沢な空間なのだろう。
460円の天国。
サウナ2セット、そして温泉+外気浴+王様の椅子をリピート(ラピートは南海電鉄)。
11時台の味噌ラーメンを挟んで3時間コース。
昨日失敗したCoke Onが無事に接続され、コカコーラゼロはボタンを間違えずに無事購入。
やはり風呂の後はこれに限る。20歳からわが人生の相棒。
退館すると火照った身体に乾いた風が吹く。
函館は秋の空気がよく似合う。
最高、最高、最高。
次回は冬に!
男
[ 北海道 ]
秋の函館へ。
津軽海峡フェリー。
いつもの青森発7:40発の便は、10月から復活した室蘭航路の影響で運休(涙)。代替は6:25発。
朝が苦手な私にとって1時間以上の更なる早起きは辛い。だが函館でランチをいただくにはこの便しかない。
という訳で朝5時に起床してフェリーターミナルへ。
朝日に浮かぶ陸奥湾が美しい。冬の旅ではきっとまだ暗闇なのだろう。
マイベスト焼肉 in Hakodateの焼肉番長で昼食後、バスで函館駅へ。ホテルに荷物を預け、谷地頭へ散歩。
漁火海岸の砂浜、スーパー魚長、唐草館、函館公園。
穏やかで平和な秋の日曜日。
15:00、谷地頭温泉到着。
鳥が羽を伸ばしたような建築。宇治にある平等院鳳凰堂を彷彿させるとは言いすぎか。
入口で回数券を家に忘れたことに気づいた。確か2回分残っていたはず。回数券忘れは人生初だった。
お気に入り湯守のKさんは元気に働いていた。
温度89度、高湿度のサウナ室はいつでも快適。
BGMは定番だった歌謡曲のオルゴールからカラオケへ変わっていた。
①今すぐKiss Me / LINDBERG
②MUGO・ん…色っぽい / 工藤静香
③サマータイムブルース / 渡辺美里
①も②も好きだが、③がマイフェイバリット。秋に聞いても名曲中の名曲。
水風呂は15.9度。11月下旬のシングルを目指して降下中。
露天から見上げる空は高く、秋らしい雲が浮かぶ。
外気温19.2度、最高の外気浴。
内湯に5脚あるデッキチェア。
個人的に「王様の椅子」と呼ぶ。座るが最後、シエスタに突入(単なる昼寝ですが)。これも谷地頭名物のひとつ。
目覚めると50分が経過。温度32度の浴室で早起きの代償を支払った。
3時間の旅を終え、休憩処のコカコーラ自販機の前に立つ。
スマホのCoke ONがなかなか接続されず、wifiの設定を試行錯誤するが喉の渇きが優先してCoke ONせずにコカコーラゼロを購入。
のはずが、何と隣にある普通のコカコーラを押してしまった(笑)。
ああ、何という失態。
仕方なく30年以上ぶりに普通のコカコーラを飲んだ。
口の中に甘さが広がる。しかし私にとってはほろ苦い味わいだった。
回数券といいコカコーラといい、歳を重ねる度に失態の数が増えていく。
「気をつけよう 注意と不注意 秋サウナ」by サウナ小学校4年生 Mazo Itoh
男
[ 青森県 ]
今日は毎年恒例のアップルマラソン。
最近食べた果物は梨とバナナ。りんごジュースよりポンジュースが好き。それでも走るのはアップルマラソン。
10kmにエントリー。
酷暑と農作業のため、練習は9月中旬から5kmと7kmを1回ずつ。目標は完走だが、一抹の不安が残る。
レース前の音楽は毎年同じ3曲。
カラヤン指揮のドイツ国歌🇩🇪、私のドイツ国歌Eagle Fly Free / HELLOWEEN、そして映画「ロッキー4」のHeart’s On Fire。
スタート10時の気温25.1度、湿度61%。晴れて暑い。だが人は天気を選ぶことはできない。
キロ5分ペースで岩木山巡礼の道を走る。
稲刈りを終えた美しい田園風景、沿道から惜しみなく注がれる声援、そして同じ苦悶の道を共にするランナー。
マラソンは苦しい。
いつでも歩きたいと思う。
私にとって人生で最も辛いことのひとつ。
でもどうして私は走るのだろう。
楽しみはほぼない。ただただ苦しいだけ。一刻も早く立ち止まりたいと思うだけ。
だが私は走ることが好き。
何も持たずに自力で移動すること。
自分の体力と精神力の限界がどこであるかを知ること。
そこには哲学的解釈もないし、詩的正義もないし、政治的正しさもない。あるのは自己満足、そして大会関係者や参加者への感謝だけ。
9km、小雨が降り始めた。
個人的に「弘前のモンジュイックの丘」🇪🇸と呼ぶ城西大橋で失速したものの、去年より約2分早い52:36でフィニッシュ。
私は今年も10kmを完走できるおっさんだった。
ゴール後のりんごをいただいた後、汗まみれの身体を洗い流すためアサヒサウナへ。
ランナーは90分350円。去年は300円、第三のビール同様に値上げのジャパン🇯🇵。
浴室は大勢のランナーで賑わっている。塩化物泉の湯で身体をほぐし、工藤さんのやさしいアウフグースで追い汗をかく。
サ室88度、水風呂22.9度。
半扉の外気風スペースから雨に煙る鍛冶町を見下ろす。
アサヒサウナはとてもいい。
最近訪れていなかったが、冬の間に宿泊しようか。
雨が止み、昼食のあとフルマラソン応援ため沿道へ。
サブ5の方々が走り、歩き、自販機で飲み物を買い、ゴールを目指す。
改めて思う。私はあなた方を尊敬する。
ありがとう、アップルマラソン。
ありがとう、アサヒサウナ。
ありがとう、全ランナー。
また来年!!
男