Mazo Itoh

2021.03.06

2回目の訪問

100度のロッキーサウナ、13度の水風呂、そして外気浴のわた雪。弘前の田んぼのど真ん中で完璧なととのいが待っていた。

水温計を持参して初めての境関温泉。境関とは珍しい地名だ。かつて関所があった場所なのだろうか。いずれにしろ、地平線を見渡せる風景だけでもととのう絶好のロケーション。

★サウナ室
100度のロッキーサウナ。湿度があり、抜群の発汗力。

サ室内のテレビはATV「サザエさん」。この番組を観るのは何十年ぶりだろう。登場人物の名前を全て覚えているのが不思議だ。何気なく観ていると、おじさんがタンポポの花を見ながら側にいたタラちゃんに「春の足音が聞こえるね」と言うと、タラちゃんは耳を澄ませて「足音なんて全然聞こえないよ」と答えた。思わず子どもの感性と無邪気さに感動した。

ところで、サ室にはMETOS社の温度計と12分計が設置されている。温度計は歴史を感じさせるクラシカルなデザインで重厚感がある。一方、12分計はシンプルでモダンなデザイン。白い文字盤の上に数字代わりとして青い水玉が12個配置されており、とてもかわいらしい。まさにデザインの国フィンランドらしく最高に素敵なデザイン。そして、現在のロゴの「T」の文字が人の形だと初めて知った。

メトスの歴代のデザインをめぐるサウナ旅も面白いかもしれない。

★水風呂
持参した水温計で計測した結果、「低温水風呂」は13.0度、「中温水風呂」は23.5度だった。
低温水風呂では冷水が羽衣を着させない勢いで蛇口から放水されるため、体感温度はさらに1度くらい低いだろう。蒸された身体が一気に冷やされる。何と気持ちよきことか。

★外気浴
露天スペースにある2人用のベンチに体育座りする。青空が見える。風は穏やかで、わた雪がまるで生きているかのように軽々と舞っている。あっちへ行ったりこっちへ来たり。上へ行ったり下に行ったり。新沼謙治の名曲「津軽恋女」に歌われる津軽の七雪のひとつ、わた雪。もう春の足音が聞こえている(タラちゃんには聞こえないかもしれないが)。

マイナス2度のため外気浴は2分で切り上げ、内湯へ。内湯にととのい椅子はないが、今回発見したのは湯船側の床に座ってととのうこと。源泉掛け流しの浴槽からは温泉が流れ続けており、浴槽側の床に腰を降ろし、足を延ばし、壁にもたれかかる。これがととのい効果抜群で、まるで床暖房のように足とお尻を温めながら、楽な姿勢でととのうことができる。さらに浴室内には蒸気が立ち籠めており、幻想的な雰囲気の中で冷えた身体をゆっくりとととのいに委ねる。


ポテンシャルが高く、素晴らしいサウナだった。
境関温泉、最高。

Mazo Itohさんの境関温泉のサ活写真

  • サウナ温度 100℃
  • 水風呂温度 23.5℃,13℃
2
58

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2021.04.23 21:54
1
Mazo Itoh Mazo Itohさんに50ギフトントゥ

実は市民ですが行った事のない施設なので読ませていただきました☺️ 女湯とは設定が違うかもしれませんが、大変参考になりました☺️ ありがとうございます☺️
2021.04.23 22:19
1
満腹亭楽子さん、かなり以前の投稿ですがありがトンです!境関温泉は秋〜冬しか行っていませんが、水風呂の温度が上がるかもしれないこれからの季節も楽しみにしています。サウナはもちろん、食堂もあり、控えめに言ってこの施設はなかなかよいですよ。楽子さんのレポを楽しみにしていますね。
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