瑠羽

実は去年まで札幌にも「菊水湯」があった。
特徴的な銭湯だった。主に浴槽の配置が。
サウナが好きだった。心地よい温度であった。
水風呂は冷たすぎず。
そして、ぬる湯があった。初めは存在理由が分からなかったが、サウナと水風呂のセットを覚えてからは、そのぬるさは私を魅了した。
そんな、思い出の銭湯と名を同じくする場所が、旭川にもあるという。

道内では現在、サウナを主とした町興しが盛んだ。
旭川にも、道外に名を轟かせる施設がたくさんある。
しかし、私は天の邪鬼だ。そんなところは放っておいても人が来る。それに、タイミングを間違えると混み合っていて、かえって嫌な思いをする。
なればこそ、私は菊水湯のような、市井の人々が大切にしている銭湯に行きたい。放っておくと来年にはなくなってしまうかもしれないのだから。

さて、浴室内の詳細は他の方があげているため割愛する。
今日は設定温度82℃。
設置されたブラウン管テレビには、笑ってコラえてが流れていた。
長崎から最近進学で上京してきた2人が、20歳の誕生日祝いでお酒を飲みたいってんで、そこに綾野剛を3時間貸しますという企画。
大人っぽいコーディネートのファッションと、素敵な料亭で料理とお酒をプレゼント。
2人が初々しくて、ついつい見入ってしまった。
汗を拭き拭き、長居もできる良い温度と湿度感である。

水風呂はキリッと冷たいし、深い。
なかなか目が覚めそうな冷え具合である。

そして、住宅街銭湯には贅沢な、露天スペースへ。
ととのい椅子が設置されているのは確認済み。
急に気温が下がった北海道だが、今日はちょうどよい気温で、まあまだ8月なのだけれど、心地よい秋の風でまどろんだ。
5日間、バタバタとツーリングで走り回ってきたので、ゆっくり風呂に入る時間の大切さやありがたみを感じる。

サウナに利用料100円がかかるためか、他に利用者がおらず、ずっと1人で楽しめた。
普通に銭湯として広い風呂を楽しんでいる人の方が多かった。
こういう、地元のイチ銭湯という雰囲気が、私は好きだ。
余所者がよってたかって押し寄せて、その雰囲気を壊してしまうのは本意ではない。ぜひ、ご近所にお住まいの方は、積極的に足を運んでも良いのではないだろうか。

超期待大！だった銀座サウナさん。4連休最終日に行ってきました！
札幌在住の身としては、近くて遠い旭川。
連休中は大雪山に籠もってたのですが、今回は東川町から登ったので、帰りに寄りたいと計画して早めに下山。
さすがに3日間入浴してない身体で向かうわけにも行かず、旭岳温泉で下茹でしてから向かうことに。日帰り温泉がコロナでサウナ中止になってて、「これは銀座サウナが呼んでるっちゅーことか…！」と余計にウキウキしてました笑

16時前くらいに伺ったところ、先客3人。
札幌に帰らなきゃならないこともあり、今回は1時間コースにしました。
定員6人とのことですが、ゆっくり入るなら4人がぎりぎりかな^^;
でも、90℃超のサウナはなかなか無いので、サ室に入った瞬間に“ガチ”を感じました笑
なんだろうね、登山で散々汗かいたのに、また違った種類の汗が出るわ出るわ…。
あまりロウリュされる方がいなかったのか、そして自分も声をかけにくく、1人になった瞬間にロウリュしました。
セルフロウリュできる施設は貴重なので、とても楽しかったです(^^)
それにしてもストーブが新しいから？石のパワーが強くて、全くへこたれない！結構豪快に行きました。後の人ごめん。
最初に手に巻く紙の色とかで、声掛けなくてもロウリュ大丈夫かどうかとか、意思表示できたらやりやすいかも？

酒樽の水風呂も深くて気持ちいい！
外が暑いからか温度は控えめだったものの、それが逆に長々入っていられて、身体の芯まで冷やしてくれたような気がします。
それとリラクゼーションスペースついてくれてよかった。
クラファン万歳…！！

シャワースペースでひと通り身体は洗えるので、会社後にサクッと寄って帰りたいです。
しかも1階の飲食ブースでサクッと飲みもできるし。
旭川住みたくなるね笑
ロンケロ飲んでみたかったけど、この日はあいにくバイクで帰札のため、こちらも初体験のチルアウトいただきました。
銭湯や健康ランドと違って、ピンポイントでサウナーさん狙いの施設なので、各個人の好みで「あーしてほしい、こうだったら良いのにな」と、色々思うところがあるのかなと思います。
だからこそアンケートとかで書いて届けて、その中からオーナーの好みに特化した方向に、施設づくりしてほしいな〜と、いちユーザーとして感じました。
私的には、みんなで見守る、サウナ会の新人アイドルみたいな感じです。
ファンがファンを広げて、サウナーも増えたら嬉しいね！

何故久しぶりにサウナイキタイに投稿しているかというと、今まで女湯の情報が無かったからだよワトソンくん(^^)


旭川で最も情報が少ないスポット、オスパーコート宮前。
人生は200％ネタで生きている自分、大興奮。
初体験は大枚叩いてでもやれ。リーズナブルならめっけもん。
てめえ目で見たものが全てな世の中、インターネットで見る情報も、明日には覚えちゃいないかもしれない。


最初に謝っておく。
お世辞にも綺麗とは、私は言えない。
1100円払ってこの鄙びた施設に日帰りで入るのは物好きだと。
施設の老朽化も否めない。
とはいえ、フルフラットのベッドでなくても夜を越すには充分というレディ達！
風呂とサウナ付き2200円で今晩いかが？
そう思うと、あまりにもリーズナブル。
もしくは、旭川でサウナに入りたい、でも夜が更けて寄る辺が無いあなた達に広くおすすめする。
聞いた様子だと男女違わぬセッティング。珍しい。
オリンピアストーブ。85℃〜90℃。テレビ付きでちょうど札幌のマラソンの佳境であった。グッドタイミングである。
水風呂はなぜ仕切りがあるのか分からないが2つ。
鉄臭さに目を瞑るのは暗黙の了解。
すぐに浴室奥の薬草薬湯の薫りが鼻を慣らす。
今は無き某健康ランドを彷彿とさせるような薬湯。
お風呂を目的に来るかと言えばそうではないが…。

さて、ドライサウナで高温までは行かずとも、不思議と玉のように汗をかき。
水風呂は狭く沈むのに始め勇気がいるものの、入ってしまえば心地よい。
室内が生ぬるいため、よく冷やした方が落差を楽しめると思われる。
使用頻度が少なそうなプラ椅子もしっかり用意あり。
うたせ湯が注ぎ込む音、バイブラの音のみ響く空間。
えーと、何でこんなに気持ち良いの？という旭川の朝であった。

使用してないが2階の食事処もそそられる…。
次回チャレンジも期待。宿泊して旭川のディープさを更に味わいたいと思える不思議な場所、それがオスパーコート宮前だ。

念願の北海道ホテル。
脳みそとろけるかと思った！！！！


今、道内で激アツの十勝地域サウナ行脚である。
サウナパスポートを片手に、旅の始まりとして北海道ホテルを選択した。

開店直後にin。先客一人。
昨今のサウナブームにより、人気施設は混雑が懸念される。
業界が盛り上がるのは嬉しい。でも、過密になるのもこのご時世ちょっと…ね。
永遠の悩みかもしれません。

帯広はどこもかしこも美人の湯。北海道ホテルも然り。
植物性モール温泉。
私は基本的に下茹でしてからのサウナが好きなので、まずは湯船へ。
他の施設と比較して、温泉成分が濃いのだとか。
主浴槽は４０℃くらい？ちょうど良い温度。
下茹でバッチリ。美味しく蒸し上げられそう。
ここはまさかのタオル使い放題。体の水分を拭い、いざサウナへ！！


……湿度を感じる。
前の人がロウリュしたのだろうか。
とはいえしばらく無人なことは確認しているため、様子見しながらのロウリュ。
ラドルから水を落とせば、体感温度が、上がる、上がる。
一人きりを良いことに、軽くタオルを振り回して蒸気を撹拌してみた。
動いたこともあり、すぐに汗がにじみ出てくる。
心地よい発汗。
深い呼吸。
白樺の香り。

始めはずっと入っていたいような気持ちでいたのに、気付けば恋しくなる水風呂。
過去８回日本一に輝いた経歴のある「札内川の伏流水」だそうだ。
……こまけえこたあいいんだよ！！！！
１６℃の水風呂。
やばい、これもこれでずっと入っていられそう。

冬の北海道での外気浴は、昼夜問わず氷点下であることがほとんど。
最近慣れたけど、調子に乗って水風呂にいすぎると、寒いんですよね。
札内川の伏流水にはそこそこで別れを告げ、露天スペースへ。

露天スペースは垣が張り巡らされており、外が殆ど見えないものの、あいにくの天気――強風を上手く遮ってくれて、具合が良かった。
そして驚くことに、足元が温かい！！！
露天風呂から温泉が外気浴スペースに向けて流れ出しており、そのお陰で足が冷えない構造となっている。
北海道ホテルで最も感動したポイントはココと言っても過言ではない……。
もう終始ニヤニヤしていた。危なかった。途中でよだれ啜ってた。じゅるり。
常時より独り言が止まらない変人の自覚がある私。はー、えー？やばい。うへぇぇえ。と、ずっと呟いていた。怪しくてごめんなさい。

１セットで大満足だけど、全身がおかわりを欲しがってしまったので、３周。
３周目にジャストタイミングでロウリュしてくれたお姉さまありがとう文字数！！！