たからゆ
銭湯 - 東京都 中野区
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仕事も終わり、今夜も元気にたからゆさんへ向かった。
今日は平和な日常(サ活)が訪れるはずだった。
そう思っていたが、入り口すぐ目の前に恐ろしいホワイトボードが書かれていた。
「お休みです。ご要望があればたからゆの隣の人が…??」
……ついにあのマネージャーの地獄の熱波がレギュラー化した。
巨大ブロワーを片手にサ室を燻製にさせる恐ろしい人…ついに覇権を握ってしまった。
だが、僕はもうすでにこの身を焼かれた人間だ。
覚悟するしかない。
ここでは23時20分の仕上げの熱波について記したい。
温度ともにベストな状態で急いで準備するマネージャーとそれにあわせてサ室に入った。
“さあ、もう覚悟してるぞ!煮るなり焼くなりお好きになさい!”
スピーカーを持ってきたマネージャーが珍しく、選曲を用意していた。
一体俺たちにどんな曲をプレゼントしてくれるのだろう。
「わ〜た〜し〜にい〜かぁ〜え〜り〜なぁ〜さい〜〜〜」
「(ええええええええええええええーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎)」
まさかの「魂のルフラン」…一番サ室で聞いてはまずい絶望ソングだ。
マネージャーよ…俺に”心よ原始に戻れ”と言いたいのか?
そんな中、いずちゃんが僕に教えてくれたことを思い出した。
「(これは”アトラクションロウリュ”なんだ…)」
アトラクションロウリュだとマインドを切り替え、芳しいアロマを楽しみながら団扇からくる熱風を楽しんだ。
魂のルフランは全部で5分17秒ある。
ここを耐え抜けば俺の勝ちだ。
大サビに入り、巨大ブロワーが登場…ファイヤー。
“ぎゅいいいいん!!!!”
「ぎょえええええええええ‼︎‼︎‼︎」
フライパンでベーコンが焼かれる時の気持ちはこういうことかもしれない。
カリカリに焼かれた。
(よし、勝ったぞ…)
高らかな勝利宣言をしたつもりが、なんと次の曲が始まり、続きが始まってしまった。
「手のひらでふる〜えた〜」
…こ、これは一昨日シンさんの悪魔熱波でヘロヘロになった時の僕の脳内BGM、YUIの「CHE.R.RY」だ。
嘘だろ…ここにきてアンサーソングだと…汗と狂気に塗れた瞳のマネージャーがトドメの熱波をぶっ放した
“ぎゅいいいいいいいいいいいいいいいいいいいん!!!!”
「ぎゃああああああああああああああ‼︎‼︎‼︎」
ギブアップだった…見事に敗北した。
「(俺は、一体何と戦っていたんだ)」
水風呂に浸かり、あの瞬間を振り返る。
多分彼は、こう伝えたかったのかもしれない
「指先(巨大ブロワー)で送る君へのメッセージ(カレーを食え)」
【エンディングテーマ】
「ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中」by 森口博子
男
ローストされまくったら生きて帰れそうにない気がしますwありがとうございました!w
最初から最後まで真っ赤っかに焼かれましたwありがとうございましたw
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