たからゆ
銭湯 - 東京都 中野区
銭湯 - 東京都 中野区
"迷っていた"
何故なら予定になかったシン・ヴィランさんの熱波がある情報をキャッチした。
「夜食のケバブ丼から焼き方のヒントを得たらしい」
……ほぉ…これはぜひ行きたい!
だが、近所の友達と鍋を食いに行く予定が入っていた。
友情を取るか、サウナを取るか?
考えてみてほしい、ドラクエⅤでビアンカとフローラをどちらか選ぶか以上に悩む由々しき事態だ。
仮に熱波の場合、マネージャーの地獄熱波を選ぶか?それともシンさんの悪魔ケバブ熱波を選ぶか?になる。
でも僕は…どちらも選びたい…
というわけで、間に合うように調整して急いでたからゆさんへと向かった。
「来ないかと思っていたよ」
微笑む受付のマネージャー…はい、執念です。
ポイポーイと服脱いで、清めの儀式と水通しを入念におこない戦場へ。
今の僕には迷いがない、上段に座った。
シンさんが入ってきた。
覆面から見えづらいが、奥底に見える瞳だけはギラギラと我々を焼き尽くすオーラが伝わってくる。
悪魔の時間が…始まる。
まずば爽やかなアロマとタオルを捌く…
(もう、熱い…)
水通してるのに熱さが一気にきた…耐えられるのか?
だがケバブの要素があるのか、見届けるため出るわけにはいかない。
シンさんの狂気の悪魔的儀式にひたすら耐えた。
そして、最終兵器バズーカブロワーが登場した。
サウナストーンを真下から天井に銃口を向け、「3・2・1ファイヤー」でぶっ放す。
“ぎゅいいいいん!!!!”
「ぎゃあああああ‼︎‼︎‼︎」
叫んだ…焼かれてしまった。
そこから胸にサウナハットが飛ぶレベルの強烈なブロワー熱波を受け、さらに悶絶。
もう“火炙り”と呼んでいい。
「背中を焼いていきますね」
「(な、なんだってええええ‼︎‼︎)」
“ぎゅいいいいいいいいいいいいいん!!!!”
「ぎょえええええええええあああああああ‼︎‼︎‼︎」
”MMRマガジンミステリー調査班”のような心の叫びから容赦無く背中を焼かれる。
熱いを超えた何かをこの瞬間に味わった。
まさに両面焼き…ケバブからヒントを得たのはきっとこれだ。
でもケバブというよりステーキだ…。
ギブアップしかけた瞬間に終わり、SMAPの「らいおんハート」が流れる店内オルゴールをBGMに水風呂に1分以上も入った。
水風呂を楽しむ最中、またしてもシンさんによる悪魔ブロワーで水面向けてぶっ放す。
顔に思いっきり水がかかる。
「(こ、この悪魔め…)」
しかし、外気浴をしながらその全てに対して快感を覚えてしまう自分がいるのを知った。
そして、悟った。
「たからゆには、地獄と悪魔が住んでいる」
【エンディングテーマ】
「FIRE AFTER FIRE」 by 聖飢魔II
男
悪魔ですねぇ…w
まさかの…びっくりですよね…www(私もですw)
こちらこそありがとうございます! ええ…私にも伝わってました! 背中をファイヤーされた後、何故か腰痛がめちゃくちゃ軽減されました…これはきっとシンさんの「天使の心」の力が成せる奇跡の技だと思ってます!w
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