安里 アンリ

2021.02.25

1回目の訪問

関西サウナシーンの横綱、神戸サウナの営業時間は緊急事態宣言中の平日は12:00〜21:00と知らなくって、久しぶりの神戸サウナに勇んで午前中に乗り込んだも畢竟、私は暫く待ちぼうけを喰らってからオープンと同時にIN。

瓊ノ浦まで念入りに洗体し、柔らかな陽射し射すフィンランドサウナ室へ。

ほぼ1番風呂と言っていい🇫🇮サ室は何もかもが澄み切った空間で、その静謐の中で開いてくる一つ一つの毛穴との対話を愉しむ。

サ室を出て、ヴィヒタで全身をしばきあげ、赤くなった身体を暫し風に晒した後、水風呂には入らずにそのままロウリュサービスを行うメインサ室へ。

一回分水風呂を飛ばした後に受ける熱波、そしてその後の11.7℃の水風呂で得られる体験は最早文字や言葉で表現できる範疇のものではない。その上で、冬場の風に晒される外気浴たるや大・涅・槃、グレート・ニルヴァーナ以外のナニモノであると言うのか。

そう、30分おきに催されるロウリュサービスは熱波を受ける側のタイムテーブルの組み方が重要で、1回水風呂を飛ばす事で合理的かつ理想的なタイムテーブルが組み上がるのだ。

メインサウナで熱波を浴び、水風呂に入り外気浴、この時点で時計は15or45分頃を指し、🇫🇮サ室でとっぷり汗をかき終わる頃には時計はロウリュサービス5分前を指している。

故に水風呂には入らず、ヴィヒタで身体をしばきあげて冬の風に吹かれるに留める。水風呂に入っているとロウリュサービスに間に合わないのだ。

夏場ではこうは行かぬ。身体を一瞬で冷やしてくれる風などどこにも吹いておらぬ。これは冬場ならでは、神戸サウナならではのタイムテーブルでありサウナ浴体験である。オススメさせていただきたい。



この水風呂1回飛ばしを2〜3セット程キめこめば、後は時間を気にせずのんびりとサウナ浴を愉しむ。


熱波を一回でも多く浴びたい、合理的なタイムテーブルとは何ぞや?といった卑俗な欲望から解き放たれ、🇫🇮サ室のサウナストーンにゆっくりと水を落とす。

入室15分を越えてからのセルフロウリュの喜悦。

ゆっくりと降りてくる熱を帯びた水蒸気は、さながら「やさしさ」という名のオーロラが天から舞い降りてくるかのよう。

そして、空の青さをそのまま写し映える水風呂へ。

....その時、私は、美しいフィヨルドの中で波も立てずに清冽に佇む水面に零れ落ちる、輝く氷河のカケラになっていた。。。



天を仰ぎ、目を閉じる。


その瞳が2度と開かなくても、私は決して驚かないだろう。

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トントゥとは?

2021.02.25 11:54
1
安里 アンリ 安里 アンリさんに10ギフトントゥ

頭の中に大涅槃図が広がりました。その境地にて目覚められた奇跡に10トントゥ。
2021.02.26 11:55
0
さっくん様、ありがとうございます!!!
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