ぽん

2020.08.28

1回目の訪問

1週間の仕事を終えて、サウナイキタイモード全開の金曜夜。アムザで熱波を浴びるか、清水湯の水風呂に飛び込むか・・・ウキウキしながらセレクトしたのは、初めて訪れることになる大正の三光湯でした。自宅から2番目に近いけれど、まだ未開拓のレトロ銭湯です。

レトロ銭湯といえば京都の梅湯さん。古き良きを洗練させて現代感覚に落とし込み、素晴らしいセンスでとても素敵な空間を作り上げています。
こちらの三光湯、梅湯とは全く違う方向性のガチレトロ。というかヴィンテージ風呂。入り終えた今でも不思議な感覚が残っています。

お風呂セットを持って自転車を漕ぎ、9時過ぎに到着。サウナ込みで570円を払ってバスタオルを受け取り、中に入ります。

番頭さんが男湯と女湯の間に座るスタイル。脱衣所には昭和喫茶の名物だったテーブルゲーム機、ガス火むき出しの乾燥機、たぶんもう存在しない地元の商店の広告。
入った瞬間に時の流れが止まったような不思議な感覚を覚えます。

コンパクトな浴場には、深さのある高温風呂、電気風呂、バスクリン湯、露天風呂があり、電気風呂がやたらと強烈で、腰に当てても指先がブルブル震えるくらいのエレキパワーでした。

奥にあるサウナ室。中は暗く、少し傾いたテレビが光を放っています。テレビでフワちゃんがダウンタウンに絡んでいるのを見て、ここが令和の空間であることを思い出しました。
サ室に敷いてあるマット類、毎日交換しているとは思いますが、だいぶ使い古されておりちょっとだけ不安になりました。
口コミ通り、120度のストロングスタイル。3セット目には125度まで上がっていました。あっついです!

出てすぐにある水風呂は、広くはないけどしっかり冷たい。体感で15〜16度、深さは80〜90センチくらいです。

休憩スペースはありませんが、露天風呂の縁で整いました。湯船の脇の段差でも休憩できます。

決してピカピカの綺麗な銭湯ではありません。肌触りの良い作られたレトロではなく、良く言えば本物のレトロ銭湯。言い方を変えると、時代に取り残された空間。
不思議体験を求めて、再訪もアリだと思いました。

ぽんさんの三光湯のサ活写真
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