2019.01.03 登録
[ 東京都 ]
【洞窟水風呂から聞こえてきた意外なものとは……!?】
「きみーのドーーールチェアーーーンドガッバーナのその香水のせいだよ〜♪」
TikTokで人気に火がつき、ストリーミングでチャート1位に輝いたという瑛人の「香水」。このサビの部分のフレーズがなぜか洞窟水風呂から大音量で聞こえてきた。
6/1からサウナを再開し、この日も22時とは思えないほどの繁盛を見せていた上野・寿湯。
私自身にとっても、3ヶ月ぶりのサウナだった。久々なので超絶にととのえるのでは……そんな期待を持ってサウナに入った。サウナの中は利用者同士で自然にソーシャルディスタンスが取られていた。9分間蒸され、フラフラと水風呂へ。その後休憩スペースで3ヶ月ぶりの〝その時〟を待った。
「フー、、、、、ととのいそう、、、」
そう呟いた直後だった。
「きみーのドーーールチェアーーーンドガッバーナのその香水のせいだよ〜♪」
「きみーのドーーールチェアーーーンドガッバーナのその香水のせいだよ〜♪」
洞窟水風呂からエンドレスで聞こえてくる。
「ほーー、3ヶ月ぶりにととのうと、ヒット曲が繰り返し聞こえるようになるのか!これは新発見!、、、、、、、、、ってそんなわけあるかい!!!!」
ただ若者が大声で熱唱しているだけだった。
「きみーのドーーールチェアーーーンドガッバーナのその香水のせいだよ〜♪」
「きみーのドーーールチェアーーーンドガッバーナのその香水のせいだよ〜♪」
「ポンスポ〜〜ンポンスポ〜〜ン(笑)」
「きみーのドーーールチェアーーーンドガッバーナのその香水のせいだよ〜♪」
「ポンスポ〜〜ンポンスポ〜〜ン(笑)」
一緒にいた友人がリミックスまでしてきた。
おい若者よ、久々のサウナではしゃぎたいのは痛いほどわかる。
でももう少し冷静になろうな。
ととーーーのえなかっーーーたのはきみの大声のせいだよ〜〜〜〜〜!!!!!怒
あえて苦言を呈させてもらった。次回は楽しい更新がしたい。それでは失敬ニャ。
[ 東京都 ]
【こんなに近くにいたのに……】
水道橋で働き始めて15年。サウナを好きになっても近付かなかった場所がスパラクーアだった。職場の近くというだけでもうととのえる気がしない。さらに混んでそうなイメージだし、薄給サラリーマンにとっては高価な入場料。
しかし、今まで近くにいすぎて気が付かなかったけど、幼馴染が運命の人だった……かのような灯台下暗し感を味わうことになる。職場の近くにオアシスはあった。ラクーア、最高でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ドームでイベントがない平日のせいか、そこまでの混雑ではなかったスパラクーア。20時のアウフグースに間に合った。
アウフグースはさすがに満員。ドームの近くだからか、阿部慎之助の打球を彷彿とさせる熱波が次々顔面を襲い、最高の気分でサウナを退室。水風呂〜外気浴スペースへ。
水風呂からの動線はやや悪く、外気浴スペースにたどり着く前に倒れそうになるが、ととのいへの準備運動と考えれば悪くはあるまい。
東京ドームが見えるベンチにゆったりと腰掛ける。クリスマスのイルミネーションが綺麗だ。
少年時代、巨人ファンだった私は原やクロマティの活躍に熱狂した。そんな私にとって東京ドームは憧れの場所。そんな場所を目前にととのえる幸せに、涙が出そうになる。
少年時代の自分に向かって私は呟く。『子供の頃思い描いたような人間にはなれていないけど、これはこれで悪くない人生だろ?(笑)』。
そんな声かけの妄想をしていると、絶叫マシーンの乗客の悲鳴が聞こえてきた。それをBGMに頭はクルクル回りだす。
絶叫マシーンに乗っているのはこちら?それともそちら?!?!
わからなくなるほどクルクルした。
こんなととのいは久々だ。ラクーア最高でした。
『15年近くにいたのに、君の魅力に気がつかなくてごめんな』。
私はそう言ってラクーアを後にした。
[ 東京都 ]
【サウナ発祥の地・フィンランドで流行しているものとは……?】
久々のニュー椿。しかし今回は初めて2階を体験(ニュー椿は2階と3階が男女で日替わり制)。
3階の方がややお得との声を聞いていたが、確かにそうではある。が、3階とは動線が逆だったり、何かパラレルワールドにでも迷い込んだかのような新鮮な気持ちになれたから2階も悪くはあるまい。
しかし、塩サウナのベンチだけは気を付けた方がいい。ベンチが激アツのため、私は座った瞬間、◯玉袋が燃えたかと思った。精子が死滅し、男性不妊の決定打になりかねないから注意が必要である。
サウナ室のテレビでやっていたのがフィンランドで流行しているもの。環境問題への配慮から、ヨーロッパでは未来の食材として昆虫食が流行しているらしい。環境にやさしく、栄養価も高い。さらに牛などと比較しても地球に負担が少なく、まさに環境問題解決の救世主。
環境意識の高いフィンランドでは特に昆虫人気が高く、コオロギなどをピザに乗せて普通に食べていた。はっきりと原型を留めたコオロギを「うまうま」と食べるフィンランドの人々。
マジかよ、、、。やはり私はパラレルワールドに迷い混んだのか。いや、日々常識は変わっている。いつかきっと昆虫を食べるのが普通になるのかもしれない。常識をアップデートして生きていかなければ人生100年時代を生き抜くことはできない。常識を捨てろ。コオロギを食べろ。
そんなことを思いながらととのった。コオロギでととのったのは初めてかもしれない。
サウナ→水風呂→コオロギ食べる→休憩……。そんな新たなととのいのサイクルがが、フィンランド、さらには日本のサウナの常識となる日はそう遠くはないのかもしれないニャ。
[ 東京都 ]
「ボーと生きてんじゃねーよ!!!」
子供の叫び声が更衣室に響く。
土曜日の夜、いつにも増して混雑している印象である。
浴場に入るとさらに混雑を感じる。
広いサウナ室は満杯なのだ。ドラマ「サ道」は最終回を迎えても、サウナブーム終焉の気配は全くない。
学生数名が一気に出たタイミングを見計らってやっとサウナへ突撃。
しかし問題はサウナを出たあとだった。水風呂から出ると、サウナ室を出たところにある広いベンチも、露天風呂の周りのベンチも休憩スペースがすべて埋まっているのだ。
「これはまずいぞ……」
私は焦りながらも休憩スペースを探した。向かいのホーム、路地裏の窓、そんなところに休憩スペースはないのに……。
やっと学生さんがベンチを立ち、やっとの思いでベンチに腰かける。
苦労したが、やはりサウナはいい。今日もととのえそうだ。その時だった。
「ボーと生きんじゃねーよ!!!」
更衣室で叫んでいた子供が再び叫んで、私のととのいは阻止されたのだった。
繁盛するのもいいが、静かなサウナが恋しいですニャ、、(笑)
[ 神奈川県 ]
【安定感抜群の施設
泊まりの場合は耳栓必須!!】
本日は個人的にサウナデー。
昼間は笹塚のマルシンスパに行ってきた訳だが(※サ活参照)、夜は全く毛色の違う東名厚木健康センターへ突撃!
~~~~~~~~
到着してすぐにご飯。まずはおつまみメンマ&ネギチャーシューを注文。
マルシンスパの極上チャーシューと比較するのはさすがにかわいそうか。もうすでにマルシンのチャーシューか恋しい。付き合いたての恋人のように離れてすぐに会いたくなってしまっている。
おっと東名厚木健康センターのサ活でしたね。
その後に頼んだチャーハンはうまかったです。
ここの施設は客層といい施設の古さといい何だか落ち着ける雰囲気。都内の洗練されたサウナもいいがここのレトロ感も嫌いではない。大広間では翌日のカラオケ得点バトルのステージが用意されていた。
早速浴場へ。ややツッコミどころもあるが、全体的に安定感あり。金曜日の夜だが人もそれほど多くなく落ち着けた。
サウナは広く、入り口に氷が用意されてるので口に含んで入ると気持ちいい(※サウナについては他の方のサ活を参考にしてください)
露天風呂は滝の流れ落ちる音や歴史を感じさせる雰囲気が今はなき浅草の蛇骨湯を彷彿とさせ、涙を誘う。諸行無常の世、なくなるサウナもあれば、リニューアルされるサウナもある。とにかく今を楽しもう。感傷に浸ってる場合ではない。レポートを続けよう。
B1Fには1曲単位で金を払う昔ながらのシステムのカラオケ室(ただし外に丸聞こえ)、レトロ過ぎるゲームコーナ、卓球台(深夜は使用不可)などもありそれなりに楽しめる。
この日はお泊まりコースのため男性仮眠室へ。1時半に部屋に行くと、30~40人分の布団が敷かれ、空いている布団は1、2箇所。何とか確保し、耳栓とアイマスクを装着。寝ようとするがなかなか寝付けない。
インターの近くという場所柄か、イビキが大きめの人が多く、たまに屁の音も交えながら深夜の演奏会は延々続く。神経質な私はなかなか寝付けなかったが、それも含めて楽しめた。とにもかくにも耳栓は必須だ。
マンガコーナーの漫画もかなりの数が用意されてるし、ちょっとおしゃれな温浴施設が苦手という人にはこのレトロ感、安定感を味わってほしい。
遠いのでしばらく行けないが、今度はカラオケ得点バトルに挑戦してやるニャ!
[ 東京都 ]
そういえば行ってきましたよ、笹塚のマルシンスパ。(ドラマ版サ道風)
自分にとってあまり縁のない街、笹塚。この日は夜もサウナの予定があり、行こうか行くまいか悩んだ。しかし混雑必至の狭い施設とのことで平日休みの今日はチャンス…と思い突撃!
1、2階がパチンコスロットのマルシン、その他にもホットヨガや雀荘などが入った大人の男の遊び場が結集したようなビルの10階に、マルシンスパはあった。
浴場は噂通りたしかに狭い。洗い場が4つのみで、全て埋まっていた。しばらく立ち尽くす。
それでも10階から街を眺望できる解放感ある浴場は他で味わったことはない雰囲気だった。
2つの風呂からは共に渋谷方面の景色が望め、さらに窓の隙間から外の風が流れ込み、心地が良い。
首都高や線路、ビル群を見渡す。線路で作業する人々、マンションを縦横無尽に走り回る宅配業者の配達員、電車に乗り遅れそうなのか駅まで猛ダッシュするサラリーマン、不倫真っ只中の主婦などが見える。走り去る京王線の車内は満員だ。
平日の昼間から風呂に浸かり、働く人々を下界に眺め、なんだか神様にでもなったような気分だった。うだつの上がらないサラリーマンである事実をしばしの間忘れさせてくれた。
サウナ室は小窓から新宿の都庁などが見え、ジャズのような音楽が流れる。テレビもなく、ミヤネ屋やバイキングなどを見なくて済む。非常に高尚な空間が創り出されていた。(詳しくは他の方のサ活をご覧下さい)
サウナを出て、深い水風呂に浸かる。決して“冷え冷え”ではない19度の水風呂はいつまでも入っていられそうだ。しかし長時間水風呂に入るのは危険だ。1~2分で出てととのいイスへ。しかしタッチの差でととのいイスをなぎら健壱をカッコ悪くしたような風貌の男に奪われてしまった。まぁ仕方あるまい。なにせととのいイスは2脚のみ。皆で仲良く楽しもう。
この日は夜もサウナなので2セットで切り上げ食堂へ。サウナ飯として有名な、名物の「笹塚チャーシュー」定食を注文。ハーフ定食は850円(フルは1300円)。
「うん、うまいチャーシューだ。いかにもチャーシューって感じのチャーシューだ。」
孤独のグルメの主人公のように呟きながら食すがこれは本当にうまい。
これを食べに来るためだけに再訪もありなレベルだ。笹塚は自分の活動圏外だし近いうちの再訪はないだろう。
しかしまたいつかこのチャーシューや浴場からの眺望目当てに行きたくなるはずである。そのときまで仕事がんばるニャ
[ 神奈川県 ]
【家族で行くなら最適だが……】
「ユーランド鶴見」、「ファンタジーサウナ&スパおふろの国」、「RAKU SPA 鶴見」、「MARUHAN※」など巨大温浴施設が密集している鶴見。(※編集部注…MARUHANはパチンコ屋)
関東一冷たい水風呂を有するユーランド鶴見や、熱波に力を入れるおふろの国、出玉が自慢のMARUHANも気になるところだが……本日は「RAKU SPA 鶴見」に突撃!!
~~~~~~~~~~
お盆休みの真っ只中。巨大施設は人で溢れ返っていた。客層は大家族、また大学生より下の学生が大半の印象。
2Fの大型レストランは席数の多さにも関わらず、1時間半待ち。3Fのマンガコーナーも人が通路をふさぎ、こち亀のコーナーへたどり着けない。
3Fは他にもカフェや館内着のまま入れるサウナや岩盤浴が計6つもあり飽きないが、とにかく人が多いので人間嫌いの私は疲れてしまう。
館内の混雑に比べたら浴場はそこまでごった返してはいない。特にSAKURAを彷彿とさせるスタジアム型のサウナなどは人も少ない。そして風呂の種類もたくさんある。だが……
やはりとにもかくにも人が多い。その一言に尽きる。お盆だから仕方ないのだが。
家族で行くなら最適の施設であることはたしか。しかし、ソロや本格的なサウナを求めるサウナーにはおすすめできない。
平日の人が少ない時間ならチャレンジしてもいいかもしれないニャ(笑)。
[ 東京都 ]
【ただの友達だと思っていた女性を急に異性として意識したかのような瞬間が……薬草スチームサウナにしきじの記憶がよみがえる】
本日はずっと気になっていた、実力派サウナの呼び声高い上野の「プレジデント」に突撃!!
~~~~~~~~~~~~
受付で1100円を払い3時間コースで入館。ロッカーで楽天カラーの入館着に着替える。浴室は黒を基調とした落ち着いた雰囲気。サウナは広い高温のサウナと、しきじを意識しているという名物の薬草スチームサウナの2種類。薬草スチームサウナは、階段を上って2階に上がらなければならないので台東区のアクアプレイス旭を彷彿とさせる。
外気浴もできないし、掃除が抜群に行き届いてる訳でもないし、アメニティーが揃っているわけでもない。北欧やニューウイングを知っている身としては、「たしかに落ち着くけどまぁ普通かな。ここではととのえないかな」……そんな印象だった。薬草スチームサウナに入るまでは……。
ただの友達だと思っていた女性を急に異性として意識したかのような瞬間は突然訪れた。
2階に上がり薬草スチームサウナに入る。デッキチェアが一つあり先客が座っていた。その横のベンチにとりあえず座ると、すでにしきじの記憶がよみがえってくる。ヨモギの香りに、息を吸い込むと鼻がスースーする感覚。時々激熱の水滴が上から落ちてくるのもドMの私には心地よい。「女王様~~」思わず呟いてしまう。
しばらくするとデッキチェアに座っていた先客がイスに水をかけ、「どうぞどうぞ」と言って退室した。空いたイスに座るとさらに気持ちよかった。
退室し15℃の水風呂へ。ガッツリととのう。「最高や……」。「普通のサウナ」という評価は一変し、また一つ私に特別な場所ができた瞬間だった。北欧やニューウイングと比べるのはやや辛い。しかしながらかなり高レベルのサウナであることは間違いない。家から一番近い場所に見つけた憩いの場。また人生に楽しみができたニャ。
[ 静岡県 ]
【(行く前)「“聖地”と呼ばれて過大評価されてるだけだろ?www」→→→→(行った後)「やっぱり“聖地”や!しきじ最高や!」】 (後編)
(前編の続き)
とりあえず四の五の言わずに浴室に入る。
すると心地よい薬草の香りが鼻を刺激し、早くもしきじの“ただ者ではない感”がひしひしと伝わってくる。
さらに水風呂に爆音で打ち付ける滝の音が浴室全体に響いているのも心地が良い。(サ活をみると女湯には滝はないらしい。女性の読者の皆様申し訳ございません)
まずは内風呂に入り、フィンランドサウナと薬草サウナをしばらく眺めて様子をうかがう。すると……。
薬草サウナから出てくる人々は一様に湯気を身体にまといながら、険しい表情で退室してくる。口々に「つら、、、w」「ヤバww」「熱すぎww」と呟きながら退室するその顔は、まるで護摩行を終えたかのようだった。
またまた~~そんな熱いの?(笑)
私は半信半疑で薬草サウナに入ってみると、すぐに今まで味わったことのないサウナだということがわかった。
「な、なんじゃこりぁぁぁあああ!!!」
歴代一位の激熱ぶり。しかしながら薬草の香りで鼻がスースーするので居心地は決して悪くはない。むしろ爽快感がある。
そして、誰かが席を移動する度に、移動した時に起こるちょっとした風が爆風ロウリュウのように身体をおそってくる。熱波師不在の中、不意打ちの熱波がおそってくるので一瞬たりとも油断はできない。
ピリピリピリピリ…。皮膚が悲鳴をあげ、5分持たずに水風呂へ退散した。
しきじと言えば水風呂……の評判通りサラサラの水風呂に身体を沈めると、身体が溶けてなくなっていく感覚に……。「うわ、、なんなんじゃこりゃぁ(笑)ちーん(笑)」。
さらに水風呂の中を大迫力の滝が打ち付け、たまにビシャビシャと顔に当たるのがドMの私にはまた気持ちいい。
「いや~~んこんなん初めてぇ~~どんだけ~~!まぼろし~~~~」。水風呂を出てととのいイスに座り、4秒でととのってしまった。サニブラウンくんもビックリの最速ととのい記録の更新であった。
人が多くてととのえないのでは……その不安を打ち消したのは薬草サウナだけではない。水風呂に爆音で打ち付ける滝の存在も大きかったと思う。周囲の雑音を全て打ち消した。まぁ何はともあれ最高だったよ。
宮迫とロンブー亮の謝罪会見、京都アニメの大事件……。ネガティブなニュースの連続に、明るい未来を描きづらい世である。しかし前を向いて生きるしかないのだ。とりあえずしきじに行こう。話はそれからである。
[ 静岡県 ]
【(行く前)「“聖地”と呼ばれて過大評価されてるだけだろ?www」→→→→(行った後)「やっぱり“聖地”や!しきじ最高や!」】
先週のウェルビー今池に続いて今週もサウナ旅。サウナ道を極めるのに避けては通れない「サウナしきじ」に突撃ぃー!!!!!
~~~~~~~~~~~~
昨日から「ドラマ版 サ道」の放送が始まった。第1回は私のホームサウナ「北欧」がクローズアップされ、今後の混雑は必至。人気が出る嬉しさ半分、自分のオアシスが万人に知れ渡る悲しみが半分、なんとも複雑な気持ちである。
世はサウナブーム。自分もサウナを知って1年を満たない新参者だ。そんな新参でもこの1年でいくつものサウナを経験してきた。そろそろ聖地をたずねてもいいのでは?ラスボスに挑む感覚でしきじにやってきたわけだ。
車で現地に行くと駐車場は一杯。数分待って館内に入ると、靴のロッカーも辛うじて2、3箇所空いているのみ。2階の休憩所の様子をうかがうと、リクライニングシートの空きもゼロ。土曜日の19時。ピークの時間帯とはいえこれだけ混雑していたらととのうどころではないだろうな、、、そう思いつつ浴場へ。
決して広くない浴場。中心にととのいイスがいくつか並べてある。これは“聖地”と言われて過大評価されてるだけのパターンのやつでは?
必要以上に混んでるだけじゃね?
……そんな思いはすぐに消え去った。
薬草サウナ、そして爆音で水風呂に降り注ぐ滝の存在を確認して、「やはりここはただ者ではない」。
そう確信してサウナに突撃したのだった。
(後編へ続く)
[ 愛知県 ]
【闇営業より闇サウナ。
暗闇個室サウナで人生リセット!】
名古屋にサウナ旅。
名古屋市内に3ヶ所あるウェルビー(栄店/名駅店/今池店)のどこに行こうか迷う。
特に王道のウェルビー栄と、個室サウナがあるというウェルビー今池のどちらにするかで死ぬほど迷い、思わずみのもんたに電話相談しそうになる。
「迷ったら少数派へ」……が私のモットーなので(知らんがな)、今回は王道の栄は断念、ウェルビー今池に突撃ぃい!!
~~~~~~~~
名古屋の繁華街・栄駅から電車で5分の今池駅で下車。地下鉄の階段を上りしばらくすると、「ウェルビー通り」という名の道を発見。そこを真っ直ぐ進むとウェルビー今池はあった。
名古屋にある都市型サウナとしては最大規模の11の風呂が自慢の施設。サウナはフィンランドサウナ、ミストサウナ、冷凍サウナの3種類と、ととのうのは時間の問題じゃ。
まずは今回の目当てである「からぶろ」 と呼ばれる個室サウナに入る。露天エリアにある1人用のサウナ室は、畳が敷かれていてまるで茶室。「空」の立て看板を「蒸中」に置き換え中に入ると、中は真っ暗闇。これが本当の“闇営業”。思わず「宮迫ですっ!」とポーズを決め、闇サウナを楽しむ。
畳が敷かれた狭いサウナ室に、思わず座禅を組んで瞑想してしまう。滝の音が微かに聞こえ、現実世界から完全に遮断された闇サウナで、心臓の音が調律されていく。まさに人生をリセットするかのような感覚を味わった。
ミストサウナもまた変わっていて、ミストサウナの中にプールが設置され、顔は温かく身体はひんやり……という不思議な感覚が味わえる。
漫画喫茶やあんかけスパゲティなど、組み合わせでオリジナルの文化を築いてきた名古屋らしいチャレンジである。
もう一つのサウナ、フィンランドサウナではイベントが盛りだくさん。インストラクターの女性が待機しててサウナヨガを体験できる時間があったり(それを知らずに女性を発見し、急いで股間隠す)、熱波師による本格ロウリュウも味わった。
その他、つぼ湯、寝湯、ヴィヒタが飾られた冷凍サウナに、巨大露天……とどれも最&高。施設も清潔感があり最高だったよ。
「名古屋に来て、ウェルビー今池行かないやつがいたんですよ~~~~」
「な~~にぃ~~やっちまったな!!!!」
「男は黙って」
「ウェルビー3店はしご」
「男は黙って」
「ウェルビー3店はしご」
「最高かよ~~~~泣」
[ 東京都 ]
【客引きのトンネルを抜けると、そこは天国だった】~後編~
(※よろしければ前編からお読みください)
まず驚いたのはアメニティの充実ぶり。今まで行ったサウナの中で一番だった。
また、浴室スペースは広く、金曜夜にも関わらずお客さんはそれほど多くない。2時間1800円と北欧などに比べるとやや強気な価格設定のせいだろうか。
そして随所に遊び心が。これは実際に行って確認してほしい。
常にサカナクションが流れているボナサウナとは対照的に、スチームサウナでは長渕剛が「とんぼ」を熱唱していた(『ぴったんこカン・カン』放送中)。
この日のぴったんこカン・カンは、番組の最後に安住アナが重大発表するという予告がされていた。
「重大発表見てからサウナ出るか」
そう決意した私は無人のサウナでひたすら耐える。が、なかなか発表されない。挙げ句の果てに「さて、私の重大発表はなんでしょう」と安住アナがクイズを出してきやがった。
「早く発表してくれ、、もう限界だ、、、。」
そんな願いもむなしくホンジャマカの石塚が軽快にボケる。「実は僕の弟だった」そんな予定調和のボケに、私は思わずキレてしまった。
「んなわけねーだろ!!!!ふざけんな!!!怒」
まるでホンジャマカの恵にキレるかのように石ちゃんにキレてしまった私。
温厚な石ちゃんにキレるほど、私は限界までサウナに入った(※やや大袈裟に書いています。危険ですので限界まで入るのはおやめください)。
サウナを出て急いで汗を流し水風呂へ。2つある水風呂のうち、「プール」と書かれた15度の水風呂に1分30秒。
これで完全にキマってしまった。いつ以来だろうか。久々の激ととのいだった。石ちゃん逆にありがとう。ゆっくりと世界が回り、今までのサウナの楽しい思い出が走馬灯のように頭を駆け巡る。
ととのいすぎて死ぬのか?!?! 思わず警戒してしまうほどのディープリラックス。自分の皮膚に出た「あまみ」を凝視しながら幸せを噛み締めたのだった。
素敵な環境に加え、石ちゃんの後押しで最高のサ活になった。しばらくは北欧~萩の湯~寿湯~ニューウイングのローテーションになりそうだニャ。
[ 東京都 ]
【客引きのトンネルを抜けると、そこは天国だった】~前編~
「サウナを愛でたい」(BS朝日)の再放送を見たという上司から昼飯に誘われ、サウナについて質問攻めにあう。
ーーー北欧は何がいいの?
「外気浴が最高ですよ」
ーーーえ~となんだっけ笹塚のサウナ?
「マルシンスパですかね」
ーーー北欧の近くは他にも良いサウナあるの?
「プレジデントがいいらしいです」
ーーーしきじはいいらしいね
「水がいいらしいです」
一丁前にサウナ通を気取って、次々と質問に答える私。思えばサウナに入り始めて早8ヶ月。知らぬ間に最低限の知識が身に付き、サウナ初心者の上司にあれこれと指南できることにささやかな喜びを感じつつ……。
そんなサウナトークをしていたらサウナ欲が高まってきてしまう。
そうだ、サウナに行こう。
本日のサ活は初潜入のニューウイングに突撃じゃー!
~~~~~~~~~~
「キャバどうですかー?」「おっぱいは?」
金曜夜ということで錦糸町は客引きの兄ちゃんで溢れ返っていた。客引きが一番賑わう通りを抜けた先にニューウイングはある。
そんな環境のため、ニューウイングに向かう人の大半は、客引きの声で気が変わりキャバクラに行ってしまうという。私はそんな先人たちと同じ轍を踏まないよう耳栓をして、店の前にたどり着いた。
渡されたロッカーキーのナンバーは縁起物の37番。このロッカーだけ「サウナイキタイ」のステッカーが貼ってあった。これは良いサ活の予感がするぞ……。
(後編へ続く)
男
[ 東京都 ]
【心理学の本を7冊読んだという男】
「俺、心理学の本を相当読んでる。たぶん7冊は読んでる。1冊2000円として14000円の知識が頭に入ってる。だから500円はお得だぜ」
私にとって一番の憩いの場である北欧の露天風呂に、今日も意識高い系の大学生があらわれた。心理学の本を7冊読破したという若者は、その知識を生かし、職業適正診断を500円で請け負っているという。7冊が自慢できる数字かどうかはさておき、友人2人を熱心に勧誘していた。
気持ちいい風が吹き抜ける露天のデッキチェアに寝転んでいると、嫌でも若者たちの話が聞こえてくる。ととのいを邪魔しないでくれ…。そう思えば思うほど話に聞き耳を立ててしまう自分がいた。
「だいたい人は7つのタイプに分けられる」
「例えば孫正義は開放性があり…」
「落合陽一は意外とユーモアがあって…」
「宇多田ヒカルは協調性は無いが美術的な感覚が…」
著名人の性格分析から、なぜその職業で成功しているかを得意気に語っていた。
私は露天を出て、サウナ→水風呂→休憩を2度繰り返し、再び露天風呂に行くとまだ著名人の分析をしていた。
「渡辺徹はユーモアがあり…」
「生稲晃子は演技力が抜群で…」
若者よ、分析は聞き飽きた。その知識を生かして自分が成功をつかんでくれ。私は若者の成功を祈って北欧を後にした。
【サウナ休憩スペースあるある】
イビキがうるさい人がいると台無しニャ
[ 東京都 ]
空前のサウナブーム。
若い世代にもサウナが広がり、サウナ室では意識高い系の若いサウナーと遭遇することも多くなった。
サウナ室で延々意識高めの話を聞かされるのもややつらい。
「○○を金にできたら最高なんだよな」
「こんなことやりたいと思ってる」
………そんな話を聞き続けるとダメ人間の私は劣等感を感じてしまうこともある。
しかしここのサウナではそんな話を聞かされるのでは…という心配は無用だろう。
アクアプレイス旭は吉原のソープ街が徒歩5分圏内にあり、大型のパチンコ店が近くにある環境。サウナ室での会話もそれを象徴するような会話が繰り広げられていた。
洗い場の脇にある階段をのぼり、鍵付きのサウナに入室すると…。
「今日俺がどいた後よ、すぐにババアがおれが座ってた台に座ったんだよ。その台500円で出てよ、結局7万くらい勝ってた。おれは隣の台でずっと打ってたけど1回も当たらず…。ババアが帰るときずっと睨んでやったよ!!!(笑)」
なんて品の無い会話なんだ…。
でもなぜかその話を聞いて安らいだ自分がいたから不思議だね。
アクアプレイス旭はそんなに混雑していないし、電気風呂もあり、実力派のロッキーサウナもある…。サウナ込みで600円なら十分な施設ではあるがととのいスペースがないのがややマイナス。
しかし下町気分を存分に味わえる優良施設であることに間違いないニャ!
[ 東京都 ]
【大仁田厚も満足しそうな優良施設】
人気ドラマの最終回だけ見る人のように…
終わると聞けば行きたくなり、2回目の突撃です。
個人的な蛇骨湯の目玉は「電気風呂」と「ととのいスペース」。
まず電気風呂は、電流爆破を受け慣れている大仁田厚が利用したとしても満足できるほどの強目の刺激。
酷い腰痛持ちの私がここの電気風呂を利用すると、8割方回復できる。
そしてととのいスペースは、鯉が気持ちよく泳いでいる池に、大量に流れ込む滝の音を聞きながらととのうことが可能。
目を閉じればまるで地方の温泉街にでも来たかのような感覚を味わえるのだ。
風でととのうのが北欧、目でととのうのが寿湯、耳でととのうのが蛇骨湯…といったところか。
「地球に生まれて良かった!!!サウナ天国の台東区に生まれて良かった!!!!!」
思わず叫んでしまったが私は台東区出身ではない。
何はともあれ蛇骨湯を味わえるのもあとわずか。まだ行ったことがないサウナーは急ぐニャ!!!!
[ 東京都 ]
【老舗銭湯の最後を味わう】
な、なぬぅぅぅ!!!
江戸時代から続く老舗の銭湯が5月一杯で閉店するって?!
近所だし、皆さんのサ活を読んで行きたい気持ちが抑えられぬ。
こうしちゃういらんねぇ、行かねば。
ドンキホーテや場外馬券場などで賑わう繁華街から一歩入った路地裏に蛇骨湯はあった。
関東大震災や戦争によりダメージを受け、そのたび建て直されたという歴史ある佇まい。
「江戸時代からお疲れした!!泣」。私は丁寧に一礼し、いざ入店!!
券売機には日本語だけではなく英語、韓国語、中国語の表記。さすが観光地の銭湯!
オリンピックのある来年はもっと活躍できたであろう券売くん。残念でならない。
その券売機のあまりのボタンの多さに混乱し、
「大人入浴&サウナ&手ぶらセット」800円を購入してしまったが
手ぶらセットにタオルはつかない(歯ブラシとT字カミソリが付きます)ので注意。
脱衣所は思っていたより広々。有料のマッサージ機が2機もあった。
お湯は黒湯が使用され、茶色い湯。
電気風呂もあり、腰痛持ちの私には嬉しい限り。サウナも狭いながらも高温で実力派。
言うことなし。
個人的なお気に入りはととのいスペース。
落差2メートル程の滝が、大量の鯉がいる池に向かって勢いよく流れこむ。
そんな光景を拝みながら、昇天出来るようになっているのだ。
壁には「これぞ銭湯」と言わんばかりの富士山に、テレビはNHKで固定。
「これが銭湯じゃ!!!!」という絶対的王道感が漂う。
店員さんが無愛想なこと以外は全く不満なし。閉店まで僅か。
しばらくはホーム銭湯を寿湯からここに移すことも視野に入れている。
最後の思い出作るニャー。
[ 東京都 ]
【ととのいたければ、変化せよ】
「毎日のように変わろうと意識していると、いずれ大きな変化(覚悟)が必要になったときに躊躇せずに行動することができる」
プロゲーマー・梅原大吾氏の言葉である。
自分の行動を振り返ってみれば、最近は変化なきサ活であった。
サウナのローテーションがはっきりと確立され、寿湯がメイン、たまに萩の湯・北欧、少し足を伸ばしてニュー椿。安定のサ活、悪く言えばマンネリになっていた。
サウナに入り始めた昨年の11月は様々なサウナ施設を模索していた。毎日がチャレンジ、変化を求めて常に動いていた。充実していた。
しかしどこか物足りなさを感じていた昨今。そして迎えた今日である。湯どんぶり栄湯、最高だった。
お湯は天然温泉かつ超軟水を使用していて湯あたりがやわらか~~い。
鍵付きのサウナに、電気風呂、ジェットエステなど種類も充実。
そして売りは何と言っても露天風呂の奥にある2つの“どんぶり”だ。露天風呂の奥に2つのつぼ湯があり、入ると大量のお湯がドバーーーーーーーーーーと露天風呂に流れ出るのだ。この贅沢感は半端ない。栄湯、半端ないって…。
ととのいスペースも広めにあり、久々の新しいサウナ施設でバチボコにととのってしまった。
“小さな変化を積み重ねた先に、大きな変化に対応できる人間性が養われる”
梅原氏の言葉が胸に響く。
たしかに寿湯や萩の湯はアンパイで最高ではあるけれども、もっと新しい施設を開拓しなくちゃな…そんな反省をしてしまうほど最高の施設だった。
新しいサウナを探し続けることは人間修行のようなものだ。「生を繋ぐのは最も強い者か、最も賢い者か。それは変化できる者である」(ダーウィン)
変化を恐れず行動した先に究極の“ととのい”があるのかもしれない。
新しい施設の開拓によって人は進化していく………そう言っても過言ではないのであるニャ。
[ 東京都 ]
【10連休の後に
待ち受けるものとは…】
10連休の9日目。
休みが終わる絶望的な気持ちを抱え、深夜に寿湯へGO。
あと9日あと8日…余裕だったカウントダウンは遠い過去の記憶となり、連休終了への哀しみのカウントダウンはいよいよあと1日となる。
この日は子供の日で菖蒲湯、ヤクルト1本無料サービス。
0時20分。
さすがに空いてるだろうと思って突撃したが甘かった。休日のSAKURA(巣鴨)くらいの大混雑。しかも学生や新社会人のような人々が多い。
「同期の○○ちゃんの顔面偏差値やばい。」
「この前の風俗当たりだったwww」
「就活、落ちる気しねぇww」
「お前半端ねぇwww」
などとおバカな会話のキャッチボールを皆が大声で繰り広げている。
う、うるせぇ、、、。これはリラックスできない、、、。私は早々にととのいを断念する。
いつもの平日深夜の寿湯………。
私は何よりこれが好きだ。
0時20分頃、皆が次の日の仕事のために帰り支度をし、残る人はちらほら。
サウナにはお客さんが1、2人。
無人の洞窟水風呂で集中でき、人が帰った広々としたベンチで息をととのえる。
それはまるで人気銭湯を独り占めしているかのような贅沢な時間だ。
東京出てきて良かった、
寿湯の近くに住んでて良かった。
そんな特権を感じる些細な幸せの瞬間なのだ。
多くの人がサウナや銭湯を楽しむのは喜ばしいことだ。「あぁ、この気持ち良さをたくさんの人に味わって欲しい」と常日頃から思っている。だから我が城のように自分の陣地を守り、新参者を煙たがるような愚かな行為は論外だ。でも連休などはどうしても普段入り慣れていないマナーの悪いお客さんが増えるのも事実。
「早く連休終わんねぇかな…。平日深夜の寿湯入りてぇな、、、。」
私はナチュラルにそう思った。
あれほど嫌だった10連休終了。しかし、連休が終わっても決して地獄が待ち受けている訳でもない。
頑張って働いた仕事終わりのサウナは何より格別。楽しみを抱えて、また一丁頑張るか。私にとって仕事は、サウナを楽しむための脇役に過ぎないのニャ。
[ 東京都 ]
【我が人生にサウナあり。
ニュー椿で令和初ととのい】
天国に一番近い島が「ニューカレドニア」なら、天国に一番近い街は「巣鴨」で間違いないだろう。天国に近い老人がたくさんいるからだって?失礼な!!!天国のように素晴らしいサウナ施設がたくさんあるからに決まってるでしょうが、このバカチンが(by坂本金八)!!
SAKURA、サンフラワーなど優良施設はいくつかあるが、お気に入りはなんと言っても、ニュー椿。
ホームの萩の湯、寿湯が10連休で混雑しているだろうから久々に遠征してここにやって来た。ニュー椿は安定して客がほどほどなので最高。サウナは専用の鍵がないと入れないので特別感もあり。ロッキーサウナも良い。今宵もしっかりととのってしまったのである。
ととのいながら様々なことを考える。私は現状金もたいしてないし、いい齢して何も築けていない惨めな人間である。この先成功するかは己の努力次第ではあるが、今より転落する可能性だって大いにある。でもたとえ失敗して惨めな晩年になってもこうしてサウナ入ってりゃ幸せかも…なんて思った。
宮沢賢治の『眼にて云ふ』という詩にこんな一節がある。
「あなたの方からみたらずゐぶんさんたんたるけしきでせうが
わたくしから見えるのは
やっぱりきれいな青ぞらと
すきとほった風ばかりです」
周りからは惨澹たる状況に見えても本人の心境もそうであるとは限らない。
どんなに惨めで生活も苦しく、息絶える寸前になったとしても、私はサウナがあるから大丈夫。サウナがあれば、それだけで豊かな人生なのである。
令和もサウナでととのいまくって現実逃避するニャ。