さうなびと.

2024.11.15

1回目の訪問

サウナ飯

私が本格的にサウナへ入り始めたのは
平成も終わりを迎える頃

新しい時代〝令和〟へと切り替わるすこし前

平成初期に生まれた私は、そのひとつ前の時代
〝昭和〟の時代を知らない
ネオン管の照明、アナログ機器

私は〝昭和〟の時代と言うものに
なにか、ものすごく惹かれてしまうのだ

完璧さや合理性が優先されていく時代
何事もスムーズにいくことが求められる

しかし私は少し不便なくらいが好きだ
そこに人の温かみが加わる

例えるなら、
オートロウリュとロウリュサービス
機械と人

もちろん、オートロウリュも好きだが
私はどこか人の気持ちが入ったロウリュが良い

伝わらないかもしれないがそんな感じだ

そんなことを考えながら本日は
〝昭和サウナ〟
その言葉がぴったりな施設へ

車を走らせること1時間弱
外観から醸し出されるレトロ感
夜はもっと魅力的な光だろう

受付を済ませロッカーへ
館内は一つ一つの備品類の
更新はされているものの
昭和の雰囲気を崩さず清潔感がある

浴室への扉を開け浴場へ
照明の光が洗い場のステンレス
一つ一つに反射し、キラキラとしている
従業員さんの清掃が行き届いている

しっかりと体を清め、白湯で下地を作る

14時台。

人もまばらな時間帯に
バイブラの音、湯口から流れる水の音が響く中

私はサウナへと向かう

アンティークな照明が室内を照らし
120℃を指す温度計が目に入る
上段へと座り自分と向き合うひととき

湿度の少ないカラッとした体感
3分ほどが経過したあたりから
大量の汗が流れる

サウナパンツに書かれた〝サウナピア〟のロゴ
しっかりと敷き詰められたサウナマット

8分ほど経過したところで
サウナ室を出た

体をしっかりと流し、水風呂へ

丁度良い温度
水質も良くいつまでも浸かれる

目を閉じ、しっかりと冷やされた体で外気浴へ
あいにくの曇り空だが雨は降っていない

貸切状態の椅子へ体を預けた
心地の良い風が、体を抜けていく

多幸感とはこう言うことだろうか

今は仕事の事も、私生活も、何も考えず
ただただ意識を体の内側へ


昭和サウナを堪能した私は、
名残惜しい気持ちを抑え施設を後にする

昭和の時代に生まれてみたかった
そんな気持ちを胸に、車へと乗り込む

さうなびと.さんのサウナピアのサ活写真

スタミナ丼セット

サウナ飯 supported by のんあるサ飯
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