カモメ大臣

2019.02.04

1回目の訪問

毎晩夢に見ていた大聖地サウナしきじへの巡礼、ついに果たしました。感無量です。
抑えきれない感動を胸に、拙いレポを綴らせて頂きます。

しきじのサウナ室は2つ、高温のフィンランドサウナと低温の薬草サウナ。
それらを恐縮ながら一言で申し上げれば、「剛と柔」と言えましょう。

左側のフィンランドサウナは国内最高温度の115℃で体表面をジリジリ焼き上げていき、人生で最も「サウナに居る」という強い実感を身体に叩き込んでくれます。そのパワフルな熱量がストレスでコチコチに凝り固まった筋肉をガシガシと掘り起こしてくれます。

反対に薬草サウナは低温でありながら高湿。身体全体をギュッと心地よく包み込む湿度と、部屋全体を満たす多種多様な薬草の香りのカクテルが、これまたコチコチに固まった身体を筋繊維一本一本から丁寧にじんわりゆっくりほぐしてくれます。

そして限界を迎えたらすぐに退室します。退室する際サウナ室内の熱気が身体に当たり、熱すぎてまた変なうめき声が出ます。

こうしてサウナ室から出てら掛け水で汗を洗い流し、すぐさま入る水風呂。そう、サウナしきじの本領は水風呂にあります。

地下深くから湧き出る天然水によるその水風呂は、やわらかで、とにかくやわらかで、サウナで火照った身体を優しく受けとめ、冷やしてくれます。
それはまるで中世の宗教画に描かれた聖母マリアの腕の中。全てを赦し、全てを受け入れてくれる絶対的母性に抱きしめられることで、全ての悩みとストレスはたおやかな母なる水の流れの中に溶けて消えていきます。己の身体の中には穢れを知らぬ純白な子供の心だけが残り、こんな自分も母なる地球から見れば何も知らぬ只の幼子の1人に過ぎないことを思い知らされます。

そして最後に中央に据えられた椅子に腰掛け、うつむくような姿勢で落ち着きます。水風呂によって失われた体温が徐々に戻るにつれ、脳内が快楽物質にじわじわと満たされていきます。
ある作家は「サウナと麻薬は似ている」と評しましたが、まさにサウナには魔物が住んでいることを思い知らされます。快楽の沼にズルズルと引き込まれ、もうサウナをなくして生きていくことなどできない身体にされてしまったことに気づいてしまいます。

こうして綺麗にキマってしまったあなたは、またサウナ室に飛び込み次のセットに突入してしまうことでしょう。
気づけば日が暮れ、何時間も経ったことに気づきますが、そこには一片の後悔もないはずです。

サウナしきじ、ぜひ1度は試してみてください。

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