豊平の 寺子屋

2020.07.12

1回目の訪問

地球上の誰かがふと思った。
「家風呂が1/100になったら、銭湯に行く人が100倍に増えるのだろうか」
誰かがふと思った。
「町銭湯(みんな)の未来を守らねば……」



とよてら、作文教室。(楽しく作文を書いて、書く力を身につけようというコース)
「作文のテーマは銭湯です」
「えー」
「やだー」
「行ったことなーい」
「ふるーい」
とりつく島もない。
「でもね、共栄湯は15000円もするシャンプーとトリートメントが100円で借りられるよ」
少女たちの目の色が変わる。
「ぼく、興味ないですけど」

……時には聞こえないふりも必要だ。



「あんまり無理しなくていいからね」
初めての町の銭湯に戸惑う少年にやさしさを見せる私。実にジェントリーだ。くくく……あとで、無理矢理にでも水風呂に突っ込まれるとも知らずに……

すると少年はためらいも見せず、熱湯(43℃)へとすすむ。驚いた私は思わず聞く。
「え?大丈夫なの?」
少年は言う。
「これくらいなら家で入っています」

ギギギ

熱湯のあとは、ぬるめのマンゴー湯で2人くつろぐ。のへぇっとする。
「でも、サウナは厳しいか、さすがに」
「いえ、行ってみましょう」

ギギギ

「あつい!」
「そうだらう、そうだらう」
「サウナ、ぼくこんなに入っていたことないです」
「無理はよくないよ」
「はい」
「このあとの水風呂が気持ちいいんだけど、そっちも無理しなくてもいいからね」
「いえ、入ります」

ギギギギギ

「ふわあ、入れる!すごくないですか!あっ、なんかきもちいい!ふわあ!」

ギギギギギギギ

こいつ、初めてのサウナと水風呂でととのってやがるッ!!
啓蒙しにきたはずなのに、それが成功しているはずなのに、なんか悔しい!!キー!



どうやら子どもたちは共栄湯を思う存分楽しんだようだ。うまそうにアイスを食べ、倉島サイダーを飲んでいる。
彼らは、初めての町銭湯にどんな感想を持ったのだろう。
それは子どもたち自身から語られるサ活を楽しみにしようと思う。

―――

後日、少年少女が書いた今日の共栄湯体験記(サ活)を載せていきます。投稿は2週間後になるので時系列はおかしくなりますが、ぜひ楽しんでいただけるとさいわいです。
これを機に若い世代へ銭湯の素晴らしさが伝わることを祈っています。

ご協力いただいた共栄湯さん、勝手に企画に利用させていただきましたサウナイキタイ様、ありがとうございました。

豊平の 寺子屋さんの共栄湯のサ活写真
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