四次元（令和2年を以て停止）

【空に聳える黒鉄の城①】〜オーバーテクノロジー〜

鶴橋駅からテクテク歩き、「延羽の湯」を通り越してまでやってきたここ「千歳温泉」。
昭和銭湯丸出しでかつ、様々な設備を持つのも、この昭和銭湯。

番台の奥さんにどこで建てたんですか？と聞くと「図昭建設、地図の図に昭和の昭」と言っていた。
記憶違いなのかなぁ。

とりあえず図所建設の物だと思われる。

謎の設備「人間乾燥機」なるものが脱衣場にある。

こいつは上がった時に確認だ。

オーバーテクノロジー、早すぎた技術。

昭和の晩年、一体この世界で何があったのだろうか？

浴室、真ん中に浴槽が集まった不思議な設計。
その周囲に散りばめられ浴槽も他種多様。
これが図所建設の実力の一部だ。

しっかり身体を洗い、しっかりお湯に浸かり、二階に設置されたサウナへ、一歩一歩階段を登るのであった。

〜次回サウナレポートへつづく〜

【ご新規銭湯登録③】〜オペレーション・メテオ〜

トトノイまであと２回、フラフラと立ち上がり、脱衣箱に入れておいたイオンウォーターを飲む。

剥がれた文字で「ロイヤル　サウナ」書かれたボナサウナに１２分。

だっぱり汗をかいて、水浴びしてからの「ツインバスターライフル」による頭上からの射撃
↓
そのまま、しゃぶしゃぶ肉となって水槽に流れでる
↓
しゃぶしゃぶ肉のまま浮く
↓
外気浴で肉干し

を結局２回やってしまった。

水に浮いている時、何度も「ううぅぅ…」と嗚咽が漏れる。
トトノイ前の確変サインだ。

いや、すでに水の中でトトノッていたのかもしれないが、４セット目

頭の中にヒイロ・ユイの

「お前を殺す」

のセリフが流れる１５分５秒前。

4.3.2.1…ゼロ！

ゼロシステムが発動し、翼を得たようにサ室を飛び出すと、誰もいないことをいいことに散弾を浴びるように体に水を浴びせ

ツインバスターライフル発射！！

高出力、星をも砕く勢いと、１５分蒸した高熱源体がぶつかり、あたかも水蒸気爆発をおこすかの如くの状態。

４０秒後、またしても冷しゃぶ肉となり、水槽縁まで流れ着き、ひらひらと舞う肉一枚。

その後、トトノイ椅子で見えたのは、走馬灯のような過去。

死ぬ前って、走馬灯のように過去を思い出すんだよなぁ…という不思議な感覚の中、贅沢にトトノッてゆきました。

しかし、ナニワ工務店のサウナはヤバイ。
彼らはアナハイム・エレクトロニクスのテクノロジーを得ているのかもしれない…

【ご新規銭湯登録②】〜エンドレス・ワルツ〜
「桃谷温泉」サウナレポートです。

古き良き昭和の晩年に出来たハイエンドモデルと言える銭湯。

アホみたいな手書き文字のバスタオル（※写真）を借りて中に入る。

鋭角的なデザインの浴室でしっかり身体を洗い、サ室へ。

中に入ると割と広い。10人くらいは余裕で入れそう。
使い込まれた機体だ。

二段ひな壇で最上段、誰も居ないサ室は
「ボナサウナ」
最上段背もたれのハイバック上部から熱が出るタイプ。
ここにもナニワ工務店の技術を感じます。

室温108℃ですが、湿度が完璧なのか、ボナ苦しさがない。

まずは8分。
ラストくらいに結構きます。

ここからだ。
この桃谷温泉の恐ろしさは。

水風呂に向かい、掛け水すると、体感温度で20℃くらい、あっても19℃くらいだろう。

しかし、この水風呂には有ったのだ！

「うたせ水」

その姿はただの吐水口ではない、二股で二連となっているのだ。

そのうたせ水の下に入り引鉄（ただのスイッチ）を引くと、あろうことか、立ってられないほどの水撃が両肩に襲いかかる！

どちらかを頭に当てて、交互にすること40秒。
ようやく水は止まり、崩れるように水風呂に沈むと、そのままシャブシャブ肉のように縁まで流れた。

縁に頭を乗せ、シャブシャブ肉のように浮けるジャストサイズの水風呂、そして深さ。
「うぅぅ…」嗚咽を漏らすと、このままトトノイそうだ。

だから水温が19℃くらいなのだ！

あのツインバスターライフル、水圧より水量で押すタイプ。
多分、最大出力ならスペースコロニーは吹っ飛ぶだろう。

シャブシャブ肉を水風呂からなんとか引き上げ、無意識のまま露天側へ。

町中、都会でこれほどの外気浴を持ち、なんと！

トトノイ椅子（デッキチェア）が1台ある！

露天横で崩れるように座り、あと2セットまではまだトトノうものか！とハアハア言いながら露天横で空を見上げるのだった。

〜次回トトノイまでの道につづく〜

【ご新規銭湯登録①】〜恐るべし！ナニワ工務店！〜

今日は昔っからあるけど、サウナイキタイに登録がなかった「桃谷温泉」に行く。

こうやって、ブラブラ銭湯廻りも仕事帰りの楽しみでもある。

ここ桃谷温泉は「ナニワ工務店」の施工で出来た銭湯。
その戦闘力いや、銭湯力はいかなるものか？

まず驚いたのは、その設計。
間仕切りラインが直角から45°135°とふんだんに振ったレイアウトだ。

「たかが斜めで？」侮る事なかれ。

図面上斜めに振れても、実際の施工で交点を合わせるのは結構現場泣かせなのだ。

この銭湯はJR環状線桃谷駅歩いて3分の好立地でほとんど雨に濡れずに辿り着ける。

なぜ、こんな風呂屋が未登録なのかさっぱりわからない。

〜次回サウナレポートにつづく〜

【U.S.Sディファイアント】〜トレッキーはディスカバリー〜

仕事帰り、その帰りを癒すのは「いりふね温泉」、駅から1分程でたどり着く。
この銭湯は良くできている。
最小かつ無駄がない。

特に今月は番台向かって左側の風呂なのでサ室、水風呂の配置がこれ以上無いくらい最短。

しかも、水風呂は外部露天横からという事無駄の無さだ。

蒸して帰ろうと3セット。

ものすごく小さい水風呂横のシャワーの空地に浴室、チョイ高めの椅子を置いて、サウナ、水風呂、外気浴を高効率でこなす。

すっかりトトノったので、いつものキンキン生ビールを番台で買う。

発見と報告。
ここの銭湯のお姉さん、結構美人。

写真ではプライバシーの関係でボカしてます。

【錦船補完計画】〜Q〜

緊急事態！
プランAからプランBへ変更。

3セットで終わる予定が、意を決しての4セット目
サ室は99.5℃をマーク。
ATフィールドの湿度も効いて、爪先や肩先、乳首までピリピリ来る。

えぇぃ、ままよ！とプランB

セルフアウフグースにへとATフィールドを変更。こうなれば逆に上げれるだけ上げてやるのだ。
狭いサ室の中で熱風が荒れ狂う。

ギャー！無防備な乳首が持っていかれる！

その時、不思議な何かが起こった。

無防備な乳首を守ろうとセルフアウフグースの腕をたたんだところ
「クルクルクル！」
タオルが回転しながら巻き付き、乳首をガードしながら顔、頭への熱風持続時間が約3倍になったのだ。
これだ！
あおぐこと15回。

ブアヮっと汗か噴き出るが湿度が低いためすぐ乾く。

進化したセルフアウフグースでサ室のポテンシャルは完全に使えてる筈だ！
セルフカウントで8分だったが外の時計を見れば何と12分。
4分も体内時計が狂っている。

水風呂に入ると、キタ！
「あああぁ…」嗚咽が漏れるトトノイ確変！

誰も居ない浴室、というか男湯には自分一人しかいない。
湯船の縁に寝転び、薄ら暖かい石の床で見える天井と「兼六園」のタイル絵。
全開のハイサイド窓から外気もうっすら来る…

トトノイ〜…

予告「トトノイ椅子は寄付できるか？」次回もサービス、サービス！

【力石（ちからいし）】

12キロランで、この水春をゴールに集まろうと、4人のオッさんが集う。

11時半からの水春は静かだ。

まずは丹念に体を洗い遠赤外線サウナへ。

サウナ初心者連れなので、6分、10分、11分。水風呂1分半、休憩4〜5分の3セット。

「水風呂を長く入る」を知らないので、一発目でみんなサウナトランスへ。

1人は3セット目にサウナトランスで倒れそうになってました。

減量した力石を彷彿としましたね。

湯、サウナ共に優秀な施設ですね。

夕方16時は入場に列で並ぶほどの盛況ぶり。

早めに来てよかったー

【入店後記　おかわり無限】〜名店の誉疑いなし！〜

使い込んだ機体は名機の証。

まさにこの機体の翼は本物。
長き歴史の中で、たゆまなき努力と忍耐の中、醸しだす鉄板の「雰囲気」は昨日今日で作れる物ではない。
テルマーレ改は、おかわり無限、悪魔が作りし最終兵器なのか？

行ってこそ、初めてわかるのが本物という物。

蓋し、名店間違いなし！

【疲滅の刄その③】〜整イ呼吸連撃〜

タオルを振り切ってから、顔の前まで引き上げる。
アウフグースで手を上げて、掌を下に向けるあの形だ。

これで全身に熱波が当たり始め、同時に室内空気も回る。

サウナで動いた心拍音が聞こえるくらいだが、そこから体内時計で2分耐える。

水風呂「高」からのジャスティスで（なんじゃこりゃ？）と思いつつも、出口は見えた。

休憩から二度目のテルマーレ改に向かう。

誰もいないサ室。
まず、物足りない温度での慣らし。
ここから
火の呼吸　無の型「照稀　改」

水の呼吸　拾弐の型　「神儀ノ旋回落」で外、中、外へ旋回させながらのロウリュ。
そして間髪入れずに
風の呼吸　拾の型「流布旋回縛（横）」を左右でくりだし、「流布旋回縛（縦）」で室内は熱々の空気で満たされる。

チャンスは来た
風の呼吸　拾壱の型「瀑落旋」でかなり理想の状態で全身にセルフアウフグースが行き届く！

セルフカウントで2分我慢の後、

仰向け頭から浮かぶ
水の呼吸　拾壱の型　「凪」

…水の中て自分の心音しか聞こえない…
呼吸は最後に白いフロストを出すまで冷やされる…

あれほどの激しさが嘘のようなぎ、風吹き下ろすデッキチェアーへ


と、トトノッター…

この後、おバカさんはこれを3回
もやりましたとさ。

おわり〜

【疲滅の刄その②】〜整イ呼吸連撃〜

ロウリュの熱気がサ室内に充満すると、隣のお兄さんは団扇でバタバタ。

僕は団扇がないので、持っていた新しいタオルで「セルフアウフグース」をやるしかなかったのだ。

熱波師よろしくタオルを振る。
自分→壁なので、直接は熱波が来ない。

隣で熱々になっていくお兄さんを横目に
「スタープラチナ・ザ・ワールド！」
能力を発動。

考える:
タオルは二つに折って、背中側から振りかぶってスタート。
そのまま、頭上でタオルを開き壁に向かって風を送る、では自分に向かない

この間時間を止めて考えたので、振りかぶって振り抜く所を自分まで回る所まで行くことにした。

その効果もあり、身体に風が当たる。

隣の熱々お兄さんより熱波が来るのか、急にアウフグースし出したのがショックなのか、お兄さんのバタバタのスピードがあがる。

ただ、体には当てるが、顔まで来ないこのセルフアウフグースに満足は出来ないのだ。

そして、ついに完成する。

新しいセルフアウフグースの技が！

この瞬間、団扇を間違いなく超えたのだ…

つづく

【疲滅の刄その①】〜整イ呼吸連撃〜

雨の錦糸町、空の色はまるで鬼が出るかのような色。
いや、出たのは「疲れ」
先日の長時間研修で座りっぱなし、肩や眼も痛い。
これら疲れを退治するため、ここ、ニューウイングにやって来たのだ。

昭和漂う施設の中へ…

まず向かうはボナサウナ。
昨日の「泉天空の湯」の敵討ちのように腹へ打ち込む「熱」！
8分決めての水風呂「低」15℃台だ。

「今日はいける」そんな気がする。

そして、運命の出会いなのか？
テルマーレ改へ…

薄暗い、前はスチームサウナであったであろう室内は、掛け放題、扇ぎ放題の煽りポスターとは大違いの静かな空間。

しばらくして、同室の方に「ロウリュいいすか？」黙って、コクリと頷くと、たっぷり3杯「ジューっ！」とかけるのだ。

掛けた本人は常備のうちわで扇ぎ始めるが、僕の分が見当たらない。

口当て用に新しいタオル持ってたので、二つに折り、無我夢中で回し始めたのだ。
全くの無意識でだ。

僕が旋回させるタオルの動きでサ室の温度が急激に上がるそして…

つづく

【ペヤンガー・ザ・ワールド④】〜人気の本当の実力は23時から〜

ペヤンガー達が去っていく。
あれだけの喧騒だったサ室は、葬儀前のように誰もいない。

たった一人のサ室で最上段に座っていると、あろうことか、グングンサ室の温度が上がっていく！

まるでゴールドセイントのコスモのように無限に上がっていく。

チ○先、乳首、耳たぶの先、あらゆる先っぽを熱で持って行くつもりなのだ、このサウナは！

それでも3セット目は意地の8分からの泣きの2分で水風呂へ。

曖昧な記憶の中、ボンボンベッドに横たわり、都会の喧騒が消えた鉛色の暗い空を見上げて…

余談
レストランのラストオーダー時間間違えて、メシにありつけずナリ…

【ペヤンガー・ザ・ワールド③】〜人気の裏側　時刻火曜日22時〜

人は少しずつ減るも、サ室は平均値7人。
ペヤンガーのチョンマゲ髭がトゴールでペチャクチャで全然整わない。

とにかく、面白んない話しを、よくもまぁあれだけ出来るなぁと、妙なところに関心した。
サ室では下手くそ掛けすぎロウリュでアホみたいな温度にしてサッサと出て行ったAV男優系喘ぎ声ペヤンガー、汗チョップおじさん、アチアチ出入りペヤンガーと、さすがに土曜日のカプセルイン蒲田が懐かしくなりました。

「サウナに行く」に囚われすぎ
「トトノイ」にこだわりすぎ
「流行り」に乗りすぎ

僕の見立てでは、ゆったり過ごしたい半数以上の人にフラストレーションがあったのではと感じる時間でした。

〜つづく〜

【ペヤンガー・ザ・ワールド②】〜人気の裏側　時刻火曜日21時〜

リモートワークも終わり、自粛制限中で23時締切の外来サウナラスト受付を鑑みて21時から再度浴場へ行く。

宿泊客特権だ。

この時間帯での入室者数26名。
ほとんどがペヤンガーだ。

計6組、12〜3名がお誘い合わせの上で来てるので、どこでもペチャクチャ喋っている。
正直、落ち着かない。
何故って？
ペヤンガーたちの会話ほど「おもんない」話しかしてないから、あまりに面白んなさすぎてイライラするからです。

じゃぁ聞くなって？
聞こえるくらいの音量の声と、アホみたいな笑い声なので、遮断出来ないんですよね。

よくまぁ他のプロサウナーの方々も我慢してるなぁと思いながら、大阪弁で、おもいっクソどなってやろうかと思いましたが、気弱なので、空想で100回シバくだけにしておきました。

〜22時台に続く〜