2020.06.20 登録
[ 東京都 ]
【みんな遊んでると思ってるだろ!これは仕事なんだ!①】〜 es〜
朝から足を引きずって、あちこち行って仕事した。
もう足の小指も限界。
とりあえず、今日の宿、北欧へ着いた。
暑かった今日を洗い流そうと浴室へ行くと
(おまいら仕事はどうした?)
というくらいの就労人口側の人でいっぱい。
しっかり身体を洗い、トゴール湯に浸かり、1セット目。
あっちい!こんな熱かったかな??
蜜のサ室で6分。
立ちサウニングの人もいる。
?一体この空間が安全と誰が保証してるのか?とは聞かない。
とにかく、あっちいサ室を出て
ちべたい!水風呂こんなに冷たかったっけ?
とりあえず1分半水風呂に浸かってると
あー、事件…
手桶をバシャーンと叩きつけながら水掛けするペヤングが。
真正面で叩きつけた瞬間顔にバシャバシャ水が掛かるのを我慢して、ゆっくり出る。
ふー、ここの外気浴はいい…
とも思えない釈然。
気を取り直して2セット目
朝ウナ夕方ウナ、多分深夜ウナするので一昨日から勘定して一日3回サウニングしている。馬鹿なのか馬鹿以外なのか分からないがアホなんだろう。
10分蒸され水風呂。
そう、ローテが同じになるのでいい感じの水風呂で、またバシャーン!バシャーン!で嫌というほど水を顔面に浴びる。
僕は大人なのだ。
何事もなく立ち去る。
休憩…
…なんて日だ!
心が落ち着かないまま、つづく〜
※画像は運営側の都合で上がりません。
[ 東京都 ]
【あなたが神田】〜氷のかけらは愛の結晶〜
朝からウナ。
誰もいない。
これが海なら森高千里か南沙織がもんどり打ってうたうのだろうか…
寝汗、寝癖をしっかり洗い流し1セット目
…熱い、まず目覚ましに6分。
水温が18.4℃と高め。
猛暑はこんな所でも感じるなぁ。
朝日を満身に浴びた浴室は爽やかだけど水温上げちゃうんでしょうね。
休憩からの2セット目
アサシンマスクに変身し「寝り」をしまつ。脳内ローテで森高が歌い出す、だーれもいないサ室で12分。
出ると、スタッフさんが水風呂に氷を投入している!
…何という心遣い、誰もいないのに僕の為だけに水温下げてくれたのだ!
愛、燦々と。
森高から美空に代わり17.6℃まで下がった水風呂で氷を一つつまみ足の小指へ当てる。
実は一昨日、角に思いっきり小指の先を当ててしまい、出血するほどで一日中歩いていたのだ。
うちのネコに喰いちぎられたかと思うほど痛い。
しかし、冷やすと随分マシになってきた。
3セット目を決める。
愛ある水風呂
朝からトトノうより活力がみなぎり、今日もガンバルゾー‼︎
[ 大阪府 ]
おじいさんの代かららしく、100年近い伝統。
今の建物も築60年、サウナは45年選手だ。
良いお湯と歴史あるサウナストーブに蒸され、3セット目は浴室横でブラックアウト、トトノッター。4セット目で大トトノイ。
#サウナイキタイ
#猫のいる暮らし
#銭湯
[ 東京都 ]
【メローイエロー】〜寝りをしまつ〜
上野にいる。
今日はここ、オリ1だ。
出張でサウナと合体させれるのは、もう、特権としか言いようがないほどの特権階級。
とは言え、アメ横で一人酒を傾けて飲んだくれたので、サ活は控えめに。
先制パンチを喰らう。
先生がパンチならYahooニュースでトップ記事だが、たかだかエレベーターが故障で5階まで歩いて上がれと言うだけだ、軽いもんだ。
ハァハァ言いながら、ロッカーにたどり着き荷物を叩き込むと浴室へ。
ほぼ人がいない。
アウフグースイベントが終われば人なんて冷たいものでこんなもんだ。
しっかり身体を洗いリンスインシャンプーで髪の毛をパサパサにしサ室へ。
…熱い。
昼に入ったセントラルホテルと同じく、石、コンクリート壁で蓄熱してるからだ。
オールレンジ攻撃に耐え、水風呂へ。
18.5℃の表示だが明らか15℃前半だ。
休憩…ついに誰もいなくなった浴室でグッタリ椅子に座る…飲んでサウナが悪いのは分かるが、トランスがヤバい。
うなだれオジサンは2セット目。
誰もいないし、レモン水も引き上げられたので、思い切って一段目で
「寝り」をしまつ!
ゴロンと、横になり10分。
水風呂は誰もいないので17.6℃を示すが絶対14℃台だ。
目を閉じ、椅子でうなだれていると、聞こえるのは遠くにジャズのメローな歌声。
エバンゲリオンのエンディングのように回転して沈むイメージで深いメディテーションからの3セット目。
「寝り」からの「ぽやしみ」12分間気を失う。
水温17.4℃は14℃台フラット程度だろう。
手足痺れるギリギリまで入り、トトノイ椅子でジャズを聴きうなだれ…
バカ会話のペヤンガー3人組がわらわらと浴室に入り、身体も洗わずサ室、ちょっと入ってほぼ水掛けずでドボン、ドボン。
最後のビー部系ゴリペヤンガーは掛水無しでわちゃわちゃ言いながらドボン。
あー…4セット目は無いな。
トトノイも、遠のきのペヤンガー
メローなイエローでマジ寝りをしまつ、ぽやしみー。
[ 東京都 ]
【オールレンジ攻撃】〜チンしたら蒸しZ〜
打合せの合間、3時間も空く。
1番近いサウナがここ「セントラルホテル」だ。
フロントでは「既に8人ほどお客様いらっしゃいますが…」と言われても、入るしか無いです。
中に入るとちょうど5人ほど帰るところ。
若い人からご年配まで年齢層も豊かだ。
冷感シャンプー、ボディソープでしっかり身体を洗い、ほぼ人がいなくなったサ室へ。
95℃だが、何かしらプレッシャーの感じる熱さだ。まずは8分蒸されて水、休憩。
いつものように、洗面前スツールに腰掛けふと見上げると、イイ角度でうなだれるご年配がいた。
そう言えば、この御仁、水風呂に入るとき「ううぅ、ああぁぁ!」っといい声出してた人だ。
目の閉じ方、表情、角度が何とも言えない。ある域に達した人に違いない。
若い人達の客も増えて割と一杯になって来たが、この御仁のサ活に合わせサ室に入った。
「あの…」御仁に話しかける。
聞くところこうだ。
転勤族で勤め、バブルはじけた後平成5年から一念発起で企業。
大阪、泉南出身で奇しくも関西。あれから30年、週3回でサウナに通う筋金入りの先達であった。
一緒に水風呂に入り、世間話。立ち居振る舞い、一挙手一投足に風格がある。
(蒸しZ…)
御仁は小粋にマッチを買うとテレビのある椅子でバスタオル姿、トトノイを見せた。
こちら3セット目、その域には達してないヒヨッコは大阪スタイルで混雑のサ室。
普段は座らない壁際しか無いので座っていると、気付いた。
入ったときの「プレッシャー」
(壁がタイル貼りで多分下地が躯体コンクリート。
24時間365日、これだけの熱を受ければ、かなりの蓄熱状態だ、しかも遠赤外線)
なので壁側が熱い!
輻射熱の逃げ場がない、オールレンジ攻撃だ!360°襲いかかる赤外線ビームに12分間耐え煙を噴いた機体は水風呂へ墜落。
洗面前の長椅子曳航された。
鏡に映る自分。薄目から見える目を閉じた姿は、まだ蒸しZにはほど遠いヒヨッコだ…いつかは僕も。
[ 大阪府 ]
【死ぬほど痛いぞ…】〜装備が重すぎるんだ〜
アルクマさんから「桃谷温泉のツインバスターライフルが故障」の報告。
「男風呂はどうでしょうか」との話なので、急ぎ桃谷駅へ向かった。
番台婆に「うたせ水、故障してるの?」と聞くが「ワタシワカラン」の返事。
とりあえず、浴室へ入るとガムテープに「使用停止」の小さな文字。
最大出力は、コロニー1つを消し去る威力のツインバスターライフルが沈黙…
「装備が重すぎるんだ…」ヒイロ・ユイの言葉がよぎる。
ツインバスターライフルが無いサ活はどうなのか?
まずはロイヤルサウナで10分。
熱いがしっかり入れるボナからの、水風呂。
広めで深い水風呂は、この夏の暑さで20度は超えているようだ。
バスターライフルのスイッチを押すも無言。やはり壊れているようだ。
プカプカ水風呂に浮いて3分ほど、外気浴に向かうその時気付いた。
「最短を超えた最短だ!」
そう、三角形のサ室は歩く部分が斜めカット、すぐ出て目の前水風呂、右手直角で外気浴、そう、全てがたった「2歩」で事が済む。
こんな設計、他で見た事がないぞ…
しかも外気浴はトトノイ椅子を三角形の露天風呂の端に向けると、その三角形の頂点がオットマンのように足を掛けて座れるのだ!
3セット目
最短でトトノわされてしまいました。
露天から出る水音が、何とも言えないリラックスを生み、バスターライフルが無くとも、そもそも機体の設計がよいのだ。
番台は婆から嫁へ代わり、ツインバスターライフルの故障について聞くと「あのまあ、アレがアレで…」ナニワ工務店でも別格の広さと規格で作られた桃谷温泉は、このうたせ水の機構が特殊な事。
そして、言葉にはしなかったが、経済的理由で修理出来ない事を告げられた。
とにかく修理を懇願して帰りましたが、サウナ界の宝を失うのは、死ぬほど痛い。
また、ヒイロの言葉がよぎるトトノイの夜でした。
[ 大阪府 ]
【むぎゅう…】〜サーバーメンテナンスちゅう〜
サーバーメンテナンス中で錦船温泉の写真が上がらなかった。
??
何かおかしいゾ?
ありや!「牡丹湯」と「万代湯」を登録したのに消えてる!
…レトロ銭湯でサウナが無いからかなぁ…
古き良き銭湯が消えゆく中、備忘録として置いててほしかったなぁ。
残念。
[ 大阪府 ]
【チャイナ・シンドローム②】〜エルメスは02の夢を見るのか?〜
前回のあらすじ:「ニュー霧吹き君・改」の威力に調子に乗る四次元に襲いかかるアクシデント…
2セット目のセルフアウフグースで98℃のサ室は熱波の龍が暴れるが如き状態に。
(クゥー!これだ!)
と、また乾燥が始まるサ室に水分補給をと、ニュー霧吹き君・改に手を伸ばすと
「アチッ!」
熱波を受けて熱々になっている。残りの水をプッシュしようと握り込むと、今までに感じた事の無い感触が。
グニャリと水タンクが手の形に曲がりプッシュどころでは無い!
(しまった!90℃超えてるから、弁当箱の裏に書いてるアレだ)
気付いた時すでに遅し、メルトダウンを開始していた。
慌ててセルフアウフグース用タオルに包んだが…
水風呂出てからニュー霧吹き君・改の様子を見ると、写真の通りグンニャリ曲がっている。
(まだ水は出せそうだが)
RX-78-02ガンダムの最後のように溶け崩れるのか?
3セット目
サ室のコンディションはかなりいい。
今回の噴射で最高に達する筈だが、戦友「ニュー霧吹き君・改」はその役目を終えるだろう…
ええい、ままよと霧吹き噴射!同時にタオル旋風で、まるで歌舞伎俳優のようだ。
セルフアウフグースで、身体のパーツのあちこちを持って行かれそうになるが12分…
…水風呂のあと、浴槽縁に寝そべり、1人トトノウのであった
…僕には帰るところがあるんだ…
誰もいない浴室で、戦友が散っていったのは宇宙世紀2020、8月15日の出来事。
[ 大阪府 ]
【チャイナ・シンドローム①】〜錦船補完計画・改〜
万代湯からホーム(仮)錦船温泉へ行く。
土日はサウナが開いているからだ。
今日の番台は奥さん。
常連棚に置かれたマイ時計の説明をして、サウナ窓に設置。
万代湯で身体はしっかり洗ってあるので、洗ってる振りをする。
隠し持った「ニュー霧吹き君・改」に水を入れるためだ。
今日は珍しく、先客が。
屈っ、霧吹きが出来ないではないか!
初めての方へ解説:
空気中に水分を含ませ、ロウリュ効果を狙っているのだ。
人の良さそうなご年配だったので、にこやかに話しかけ、コミュニケーション取ってから
「すいません、サウナの温度上げてイイですか?」
「あぁどうぞ、好きなように」
よし、許可もらったぞ!でもイキナリ霧吹きはちょっとと思いタオル旋風。
湿らせたタオルなので、多少湿度を上げつつサ室内の空気が混ぜられる。
これだけでも、結構な快適性を生んだ。
ご年配も「あぁ、温度、こうやってあがるんやねぇ」と喜んでいた。
四方山話を聞かながら8分。
水風呂に3分ほど浸かったり、休憩して、1人になるタイミングを図る。
2セット目
霧吹きで噴霧開始。
噴霧とタオル旋風を交互にし、50ccほど使用。
これはイイ〜♪
調子に乗ってセルフアウフグース20発でサイコーの状態だ。
しかし、その時事件はまたしても起こってしまったのだ…
〜おいおい、つづくのか?
[ 大阪府 ]
【かめはめ波、喰らえばこう】〜最終、声〜
お盆。また未登録店をレポートしようとするもお休み。
少し足を伸ばしてここ朝日温泉に来た。
前評判よろしく、綺麗に清掃が行き届き、駐車場もらあるなんて大阪市内では珍しい施設だ。
早速、浴室へ入り、しっかり身体を洗いサ室へ。
6人定員2段だか、高さがあるので高温側へ座れる設計。
ストーブもオートロウリュだ。
96℃、しっかり蒸されて水風呂へ。
流石のナニワ工務店、外気浴側に水風呂があり、ディファイアント!
サ室、水風呂、外気浴の導線が最小です。
水温は今年最高気温をマークしたためか、体感19℃。まあ仕方なし。
外気浴で座るも、隣の露天にあるテレビがうるさい。
2セット目からタトゥーふとっちよがライドオン。チマチマ、サ室に自分のバスタオルを設置したり、水風呂から上水を敵討ちのように外へ出したりおかしな動き。
(また、事件なのか??)
出来る限り見ないように3セット目。
露天のテレビがうるさいのでトトのわない。
仕方なく出ようとと立ち上がり、水風呂みるとタトゥーふとっちよが、水風呂の水底まで、クリリンのかめはめ波を受けた敵キャラのような姿勢で沈んでる!
息が続く限り潜ってたタトゥーふとっちよ。君子危に近寄らず。風呂を上がりました。
銭湯を守るため、たくさんの工夫をした素晴らしい銭湯。
ただ、あのテレビの声の大きさはやっぱトトノわんなー。
上がって生ビール、番台には美人の女将。
ここが1番トトノうん違うん?
[ 岡山県 ]
【シルキー格差社会!②】〜グレムリンVSカルテット〜
前回のあらすじ:カラオケボックスの演出照明のようなLEDのビカビカと高濃度水素のスモーク噴射7分間で、アゲアゲ。高温サ室に期待を寄せる四次元であった…
サ室はビート板を持って入るタイプ。
割と広めのサ室だか、結構人がいる。
最上段に行くも、段差が低く、そこまで高くは上がらない。
高温と言えど、割と低温?なのかな?熱いのばっか入ってるので、自分自身がバカになってるのかな?
ああ…前からバカだったわ。
まずは8分。先のスチームのおかげで結構汗が出る。
人混みを抜け、サ室を出る。
水風呂は17〜18℃
かなぁ…
その時起こった!
姉さん、事件です!
サ室にいる時、顔にタオルを巻きつけ、背中にタオルを掛けて壁にもたれている人がいたが、その人がビチャビチャの3枚のタオルを水風呂の一段框に投げつけ
「ビチャっ!」と音が響き、掛水無し、汗まみれで水風呂に飛び込んできた!
あろうことか、そのまま深く潜り、水の中で頭を掻きむしり
「プハ」と出たり入ったりしている!
慌てて飛び出して、掛け湯し、外気浴に退避した。
いくらなんでもヒドイ!
と思って見てたら、この水風呂、同じような事をする人が結構いるのだ。
飛び込み頭ゴシゴシおじさんを、アサシンマスクと名付け、水風呂の濾過装置の性能を信じるしか無いなと、再びサ室へ入る。
もう、視線はアサシンマスクにしか行かない。
10分入って、水風呂にそっと浸かった。
……何かイヤ…
と、その時、また別の掛けずオヤジが飛び込み水の中で顔頭を擦っている。
ぎゃー!
トトノわないまま、ふろを出ると嫁さんが。一通り小学生のように報告すると。
「こっちは常連さん4人だけで、和気あいあいと入ってたのしかったよ。トトノッター!」
…ヌシ・カルテット対、汗ダイブグレムリン、この格差!
僕のボロ負けで岡山から帰るのでした。
スパ・サウナリテラシーは義務教育化を!
[ 岡山県 ]
【シルキー格差社会!①】〜グレムリンVSカルテット〜
岡山で打合せがあり、嫁さんにクルマを運転してもらい大阪から向かう。
昼にあり付け無いまま、打合せが終わり、中途半端だから、飯抜きで夕方4時過ぎにここ「後楽温泉ほのかの湯」に来た。
まだ新しい施設で綺麗だ。
期待が高まる。
期待通り、浴槽もたくさんあり「ナノバブル気泡湯 シルキーバス」があり、ミクロの泡でまるでミルクのようだ。
ウキウキしながらお湯を楽しみ、さてサウナだ。
まずは「高濃度水素 低温サウナ」
床、壁に熱源があるのか、正面ヒーターだけでなく、下から輻射熱で暖かいミストサウナだ。
デッキチェアに座り30分ごとの「イベント」と書いた、何なのか分からんものを待つ。
隣に座った貧相系ロン毛ヤングが、サ室真ん中に置いてある掛け湯壺に両足を掛けて、非常に行儀が悪い。
いかんいかん、事件を呼ぶ様な事には巻き込まれるな…
そしてイベントが始まり、オルゴール音が鳴る静かなサ室は、ビカビカのLEDが光ながらおかしなアナウンスと共に
「ブシャァぁー」
と高濃度水素の蒸気を狂ったように吹き始める!
あまりの場面転換にちょっと驚いたけれど常連さんは慣れているのか、そのLEDランプのビカビカとスモークを受けながら、手を広げて立ち上がり、ビジュアルバンドのボーカルのような姿勢となった。
服着てたらサマになるけど、オッさん、ハダカですからーー!
しかし、中々いい感じになったぞ。
休憩後、期待高まる高温サ室に向かうのであった…
〜つづくんかい!
[ 大阪府 ]
【わらしべミリオネア②】〜床ロウリュは吠える近ちゃん〜
前回のあらすじ:新規施設登録を果たした四次元。意気揚々と銭湯を楽しむも、米花町在住の江戸川某少年並みに事件に巻き込まれるのであった。
2セット目、サ室に入ると70過ぎの御仁が腰掛け端ギリギリに座って大股開いてプリプリ怒っている。
入るなり、僕に向かって怒鳴った
「誰か知らんが、水撒き散らしやがって、座る所ビチョビチョやないかー!」
あ…1セット目、この日は先にたくさんの人がサウナを使ったらしく、マットも床も汗でビチョビチョだったので、せめてものと床を水流してスノコを洗ったのだ。
このサウナ、構造上、床に排水トラップがあり、スノコを上げて洗えるタイプ。
なので、スノコごと洗い、防臭トラップにも水を足しておいたのだ。
そして、床の水分でサ室の湿度も上がるという寸法だ。
その時の姿を御仁はチラッと見たのだろう。老眼で誰か分からなかったのか、来る奴全員怒鳴ってやろうとという事だ。
善意がアダとなった…
気不味いサ室。
っていうか、床しか流してないし、御仁、そのマットビチョビチョなのは前々からのアンタ含めるオッサンらの
「名実共に汗の結晶」ですよ。
プリプリ怒りながらサ室を出て行き、敵討ちのように掛水してるのが見えた…
何か落ち着かんなぁと、2セット目休憩。
わらしべ長者が交換した二つ目が確かミカン、当時の「橘」だったよなぁとボーッと考え、3セット目もトトのわず。
4セット目、最後にスチームサウナで締める。千代の湯と同じ熱湯掛け流し式だ。
誰もいないサ室で寝転び15分。水、休…
…トトノッター!
静かに落ち着いて蒸されるが無ければ、トトノわないのだ。
二話に渡って題名の伏線回収を終え、おしまい。
しかし、事件ばっか起こるよな…。
[ 大阪府 ]
【わらしべミリオネア①】〜プリプリスマッシュ〜
溶けそうだった今日、仕事を早めに切り上げ、「施設新規登録」の旅。
とは言え、子供の頃に来たことのある施設、もう、ずいぶん昔の事だ。
緑色の透かしブロックを上に積んだ、大胆でスマッシュな外観。50年以上前のデザインだが今もイカした感じだ。
下駄箱脱ぐ所の天井も六角形のデコラをカラフルに貼り付けたデザイン!
これが50年以上前でやったのかと感心する。
記憶が朧げだったので、入ってから思い出した。
「天井がアールを使ったM字天井になっている!」
あの時代の物なのになんて贅沢な天井だ。
しかも1番低くなるM字の谷のところに男女仕切りがあるが、鏡の上縁を出来る限り細いアングル留にして
「向こうの風景と鏡に映るこっちの風景を『合体』させている」
のだ!
朧げな記憶とは言え、ヤバい所に来ちまったようだ。
浴室でまずはしっかり身体を洗う。
振り向くと、体温と同じ温度にした
「ヨモギ湯」があり、地元中学生と小学生に混じり入る。
何とも気持ちがよく、いつまでも入っていられそうである。
サウナはどうだろうか?
夕方6時半だから、浴室には8人くらいいる。
サウナには2人入っていた。
3人で一杯になるサ室は正直キレイとは言えない。
思い出したのだが、この近辺の大阪ルールはバスタオル無し、サウナタダだ。
なので、サウナマットは汗まみれ。
どうも出来る訳ではない。
郷に入らば郷に従えである。
ドッカと座ってみると、サウナ上下温度問題が。
椅子が1段だからさらになのだろう。
もう、いい加減、タオル旋風にも慣れてサ室温度を平均化させ、8分入る。
肝心の水風呂は体感温度で17℃と16℃を行ったり来たりというところかな?
サウナは状態さえなーって所だが、水風呂はいい。写真がないのが残念だ。
そして、米花町くらいの頻度で、またしても事件が起こった…
あーぁ、つづく〜
[ 大阪府 ]
【錦船補完計画③】〜カテナチオは2つ前〜
前回のあらすじ:順調にサ室改善を行う四次元だったが、悲劇がおこる…
3セット目、順調にサ室温度があがる。
ちなみに言うと、超細かい霧で水分を空気に混ぜるだけなので、見た限りサ室になんら影響はない。
しかもきれいな水だ。
最後の方で調子に乗って霧を吹くとまるでロウリュをしたかの如き熱さ!
悲劇はその時おこった。
番台若が脱衣場を掃除し始めたのだ。
これでは霧吹きを持って出れない!!
…身体は限界に近づいている、なんとかせねば。
その時、サッカー解説で「このゴールは2つ前のプレーですでに決まってたんですよね」
という言葉が思い出され、番頭若の動きを見る…
若サ室前モップ掛けなう→からの若脱衣場端まで到達→雑巾洗いで退出と予測!
小さな窓から番台若の動きを牽制しつつ、タオルを霧吹きに巻きつけ、腰のバスタオルを慎重に取る、いや、取りかけで止める。
番台若がモップから雑巾を取り外し動き出した瞬間、バスタオルを外しつつ、いいように蒸された感じで水風呂に向かう男を演じるのに成功!
やった、やったよ父さん!明日はホームランだ!
安心して水風呂に浸かること5分、着替えてからオロボを飲み休憩だ。
そんなオロボを飲み干した瞬間、番台若が
「あの〜…」
っ!!万引きGメンで主婦がびくっとなるヤツがわかる!霧吹きがバレたのか??
若「あの、時計なんですが、持って帰らないんですか?」
四「いやっ、あの、その、寄付、あ、寄付なんで置いてもらってていいですよ」
若「えー、でもあの、なんと言うか、いいです」
四「え?安物だしいいですよ、みんな使うでしょうし」
若「やっぱ、いいです。とりあえずここ置いときます」
と、霧吹きがバレてなかったのは良かったのですが、折角設置した安物の時計は、入口横の常連客用棚に置かれた…
屈っ!
最後にやられたぜ…
今日はトトノうこともなく調査でおわり。
家に帰ってムスメに話をすると、小さな霧吹きをくれた。
「いらんからあげるわ」
こ、これはいい〜
手に握り込めるサイズだ。内容量は70ccちょっと足りないけどこれで試すか。
錦船補完計画、あともう少しだ!
[ 大阪府 ]
【錦船補完計画②】〜ロンドン・ブリッジ〜
前回のあらすじ:錦船温泉をホームとして征服すべく、画策する四次元であったが...
黙って持って入った霧吹き...かなり後ろめたい。
しかし、このままでは、髪の毛が乾燥で燃えるほど乾いたサ室のままだ。
えい、ままよと霧吹きで水を空中散布。
かなり細かい霧が散布される。
なんども押して霧をまんべんなく空中に散布し、軽くタオル旋風。
しばらくすると...
ブゥワッと熱が広がった。
成功だ!
これまで、あれだけ冷えてた足元もホカホカしいぞ!
霧吹きの水分だけなので、まだまだ乾燥しているが、前回までの状況とは雲泥の差だ。
時々、霧吹きをして安定させていく。
そう、車の運転で時々坂道でアクセルをふかすような感じでしょうか。
まずは8分、しかし、今回は割とデカめの霧吹きをばれずに番台前をうろうろしないといけないのだ。
サ室が脱衣場にあるという特殊な設計のせいだ。
霧吹きをタオルに包み、腰からバスタオル外してます動作とともにサ室ドアを開け、何事もないような感じで浴室へ入り水風呂へ。
…前回より水がぬるいな…どうも外気温に左右されるらしい。
物足りないものの20℃くらいの水風呂に5分ぐらい浸り、ここからまた隠し持った霧吹きを脱衣箱まで持っていかなければならないというミッションが残っている。
バスタオルを取る動作と同時に、タオル巻き霧吹きを同じ手の方へやる。
イーサン・ハントの気持ちが、ちょっとだけ分かったようだ。
ボディメンテドリンクを買い、飲んで番台前の長椅子に座ったものの、落ち着かない。
犯罪者の心理はこうなのだろうか。気もそぞろに2セット目。
98℃安定で霧吹き。
おおよそ、100ccくらい。ラドル1杯くらいだろう。
パリッとした熱量に変わったサ室は、もう落ちこぼれではない。
10分
霧吹き隠して、水風呂。オロC買ってボディメンテと混ぜて「オロボ」を飲む。
気持ちはいいのだが、気持ちは落ち着かない。
(仕方ない…今日は調査だ…)
が、悲劇は3セット目に起きたのだった…
〜つづく
[ 大阪府 ]
【錦船補完計画①】〜何もない休日〜
大阪に帰る。
久しぶりに何もない休日。
わーってなって不安定!今日も〜♪
休日。ヤマサキセイヤはどういう心境なのだろうか?
家族にご飯を作り、洗濯をし、掃除をし、夕方から2週間振りに走る。
夕方とは言え、32℃の中9.5キロ走るも、NIKEアプリがゴールで落ちた!
ハァハァ言いながら走った記録が何もない休日!
キーボードのシンノスケに「クソだクソだクソだー」を連呼して欲しい気持ちだけど、何もしない。
だって、サウナが開く土日は
「錦船補完計画」
があるからだ。
家で水浴びしてから錦船温泉へ行く。
「時計問題」
100均で買った時計を置くのに成功。
サ室の窓に置いた。
「上下温度差問題」は「湿度足りない問題」からアタックするつもりだ。
写真にある室内鑑賞植物用のマイクロ霧吹きを隠し持ち、サ室に入る。
没コミュニケーション、いわゆるコミュ障気味の若主人に、きっちりコロナ対策の1時間半で出るように言われ、霧吹き持ってる事を言えない。
(これは実験だ…黙ってやるしかない。杉田玄白先生も腑分けは黙ってやってたから)と、訳の分からない理屈で自分を納得させ、タオルで包んだ霧吹きをサ室に持ち込んだのだ。
軽くタオル旋風で回し98℃安定でいよいよ霧吹きのテストだ…
〜つづく
[ 東京都 ]
【ミレニアム・ポティトゥ④】〜邂逅〜
一旦湯船に浸かる。
「あつめ」と書いてあるが熱くない。ニューウイングの熱湯祭りの方が熱い。
そして、満を辞して「湿式サウナ」に入る。
想像以上に熱い、いや熱すぎる。
ビンテージな匂いもするが、重度気管支喘息の僕が呼吸できるという事は、そこまでカビに侵されている様子もないという事だ。
高温のお湯をただ落とすだけで発生する湯気でサウナ熱源にしている。
子供の頃「穴釜風呂」があった生野区中川の今は亡き七福温泉の熱源と同じだからだ。七福温泉は昭和に立った銭湯。形は違えど、ネイティブでこの機能を持っているという事は!
「昭和30年代、しかも前半だー!」ほぼ裸の江戸川某だ。
疑問も晴れたところでミスチルの曲を一曲歌い上げるという戦法で時間を計る。
おおよそ6分づつ6セットだ。
水風呂も水シャワーも無いが、人は進化して行くもの。
洗面器に溜めたアンビエントな常温水を何度も掛ける。
最初は大変だったが
「?」
身体を縮め、まるでジャガイモのような形になり水を頭からかけると割と全身に行き渡る。
これだ!
ジャガイモではない、ポティトゥーだ。
こんな水浴びでも決して「ドシる」事はない。
要はサウナと水のバランス。
ハンバーガーのパテとバンズで海原雄山が言ってたから間違いない。
脱衣場で天井扇から落ちる風がまるで外気浴。
立ったままでもトトノうんですね…
おヌシファイブ!ありがとうございました!
[ 東京都 ]
【ミレニアム・ポティトゥ③】〜アバランシュ・ホールド〜
前回までのあらすじ
もう、建築は本業なので次まで読み飛ばして下さい。
楣(まぐさ)に耐震壁を持たすのには理由があり、昔は土壁、瓦と「上部に重量が集中する」のと、可変空間を取る為、筋交いが少ないと言う建物が多かった。
その為、門型にして上部で耐震壁となる楣を持つ。
この千代の湯もそうなっていた。
胴差し(梁)からわざわざ柄建てして、屋根梁と結合そこから小屋組してるのだから間違いない。
こうやって大空間を取ったのだ。
現代に生きていると大空間のありがたみは分からないかも知れないが、人はこうやって2000年以上培った技術で乗り越えてきたのだ。
しかし、今、たった100年でこの2000年のスーパーテクノロジーは失われ、もう取り戻すことができない。
脱衣場箱のデコラ貼に手をかけながら感慨に耽った。
もし、この建物が戦後に出来たとしたなら、どんな事があっても守らないといけない貴重な建物だろう。
戦後にこれだけの材料を集め、豪華絢爛に作ってあるからだ。
昭和40年代から高度成長を迎えた日本から急激に失われた日本の心。
知る限り昭和35年ごろに急激に衰退し始めた過渡期に出来た可能性がある。
何という風呂にきてしまったのか…
戦後に建築された可能性が、浴室に隠されていた。
〜つづく
[ 東京都 ]
【ミレニアム・ポティトゥ②】〜デッドリー・ドライブ〜
※前回のあらすじ
ほぼ建築の話。今回も建築の話しかないので、興味ない方は次次回へ読み飛ばして下さい。
越屋根の謎も解明されないまま、しっかり身体を洗う。
お風呂セットは、いついかなる時にも入れるよう、肌身離さず持っているのだ。
脱衣場もそうだったが、浴室も広々としている。
おおよそ梁間で柱、柱間で4間半、桁行きで5間はあろうかと言う空間。
先ほど書いたように天井まで6mほどある。
ここまで書けば、建築をやっている人なら分かるはずだ。
今はもう、作れない建物であると言うこと。
厳密に言えば作れるのだが、当時の技術と同じくしては出来ないと言うことだ。
つべこべ言うと1000ページくらいなるので先に進む。
築何年だろう…
僕の知る限り、この建て方は戦前のもの。
古ければ大正時代もありえる。
戦後は材料や人手全てが足りておらず、現しで見える無節の柱は使えないはず。
通し柱は無節の5寸で管柱4寸と言ったところか…測れないが目測はそんなもの。
ただ、脱衣場と浴室の間にある「大黒柱」は10寸角だ。
ペンキで塗り潰してあるので、最初、鉄骨造と見間違えたほどだ。
番台後ろの出入り口の通し柱も5寸。
木造大空間を作り慣れてるヤツしか出来ない作りだ。
大黒柱から伸びる横架材、つまり梁は松の13寸だろう。
これが、戦前建築だと思う1番の理由は
「耐震壁を楣(まぐさ)上で取っている」と言うところだ。
〜つづく