【閉店】あかし湯
銭湯 - 大阪府 大阪市
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【さよならなんて言えないよ(美しさ)】〜人はそうし、生きる生き物〜
っ走る四次元、慌てろ急げ!
次のアポまで1時間しか使えないぞ!と、たどり着いたのはここ「あかし湯」
明日、26日で廃業を迎える。
青い空が輝く、太陽と海の間、
大阪ミナミのど真ん中で◯見とか山◯、稲◯など組合の方々の支度場所だった。
あれから何十年の時を超えてここに来る。
思えば「いつでも来れる」でランニング先は末広湯で締めてたが、突然の別れ。
オッケーよって、番台でお金払う時、中は最後を惜しむ常連さんたち。
謎のマドラーのようなサウナキーをもらい、ラストランがスタートした。
身体をしっかり洗い、白湯、ジェット、寝風呂、光明石湯と味わうも時間がない。
サウナ、中に入ると
「お、おわった…」70℃にも達しない、なんとなく暖かい部屋。
強がりばかりの数々の戦いにサウナストーブは完全に壊れている。
どんなにタオルを回しても、本当は思ってる、心にいつか安らぐ時は来ると。
蘇生は叶わず、ストーブ前のレンガを触ると冷たい…
その炎を絶やす時が近づいている。
全ての湯船を入り、記憶に全て残そう。
柔らかな電気風呂の隣の水風呂に温冷交代浴で入り、いつの日か君に、ポケットの中でかけられた魔法。
心から、僕らはただ抱きしめるのかと。
番台に女将と親父。
走り抜けた71年間は後継者不在とコロナの不採算が呼んだ終わり。
人が好きだった親父と沢山話し、むかーし昔に来た僕に
「あんた、確か昔来たことあるよね…」
長い歴史の終わりまであっという間に吹き上がる。
北風の中、僕は何度も、何度も考えてみる。
つづく〜
女将と親父さんの気持ちを考えると胸が痛いです。四次元さんの寂しい気持ちがとても良く伝わりました。…写真の四次元さんの笑顔、最高です!!
最後に行けて良かったですね。僕は思う!この瞬間は続くと!いつまでも。記録の中に。
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