一の湯
銭湯 - 東京都 中野区
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【牛に惹かれて…】〜白鷺の赤い50〜
《あらすじ》石神井公園で過去の精算をする四次元。もう起きては如何でしょうかと郭公が哭く…
眠い…とにかく眠い。
睡眠の浅さでめまいがする…
横浜で目覚めて、ギリギリまでリモート仕事、向かうは石神井公園前で工事した物件のアフターメンテナンスだ。
しょうもないアフターぐらい、職人呼ばなくても出来るから、自分で作業し、難なく治す。
でも変に汗かいたな…と言う事でたどり着いたのはここ「三原台 富士の湯」
テレテレ歩いて10分、目の前現れたのは、南斗紅鶴拳、妖星のユダならずとも呟いたはず「う、美しい…」と。
そう、広大な敷地に鷺が舞い降りたかの如き姿!
四方入母屋屋根二段落ち、後方やや中盤に中太煙突が、青空を背に翼を広げているようだ!
何者かに引き寄せられるように、夢遊病者が、手を出し震えながら近寄る。
…ハァハァ…美し過ぎる。
サウナにまだ入ってもないのに、変な汗が出る…入口に立つとキリッとした暖簾に見下ろすような王の風格で、シンメトリーのファサードが僕をさらに萎縮させる。
王を真正面から見られない…ふと塀の瓦を見ると、瓦の鼻に下がり藤の家紋!
両膝をかろうじて地面につくのを押さえて入る玄関先は、材質にして豪奢、作りにして絢爛と言った超玄人好みだ。
もし、左甚五郎が生きていたら竈門丹次郎を羨ましく思うかと言うぐらいの素晴らしい建物だ。
中も素晴らしい。
特に庭。これまで見た中でこんな庭は暴れん坊将軍の鯉に餌やるシーンでしか見たことないぞ?
そして、縁側にはテーブルとイスがあり…目眩がしてきた…なんとハダカで庭園外気浴!
間取り、作りが浅草の三筋湯さんと同じ。
浴室から池とその水中が見れる工夫も同じ。手、細工から見て同じ工務店と断定して良いのかダンディ坂野?
お久しぶりブリーフを脱ぎ、浴室へ入るのであった…
サウナ編に続く…
僕のサ活は長い。
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