【彼女②】〜佐野元春〜

燃える夜を貫いて、サ室に入る。
広さは9㎡くらい、2段座席下駄型、奥角にバケツ型対流式電気ストーブがある。
換気口はストーブ並び席の入口側上部床から1750mmくらいを芯に持ってきてある。
センサーもドアに反転位置で付いている。
ストーブを覗き込むと外部に向かい下の方に吸気口が付いていた。
下段に座って顔の位置ぐらいの高さに温度計が付いており、温度は90℃を指している。
上段に座ると胸の位置なので、こっちは95℃くらいと見ていいだろう。

夜、朝と入ったが、サ室はカラカラで全くと言っていいくらい湿度がない。

浴室と隣り合わせで、ドアのゴムビードが取れており、ここからも空気が入っていたのを確認してたので、さっぱり分からない?

なぜか?それは浴室側からの湿度を吸気しているということだから、サ室がこんなに乾く筈がないのだ。
6分入るも熱いが汗はぜんぜん。
10分くらいから汗が出始め、そこから残り2分で結構汗が出た。

つまり、熱量は足りているが、体から出る水分が蒸発し始めるまで、調湿できずにいるということだ。
これではダメだ。

当然、水風呂は15.5℃という冷たさなのに、サ室スペックがついて行ってない。

浴槽前ベンチに座り考える…
何が、いけないのか?教えて 欲しいのさ…

流れていく、変わっていく自分の過去を思い出しながら、ぼーっと座り、Here is the
midnight.

…寒っ!この浴室は寒いなぁ、今日はそんなに寒くないのに…

!!
電撃をくらったように気づいた!
目の前の浴槽の湯気が同じ方向へ向かって動いている。
浴室中央の換気口に向かい動いている。

よく見れば、この浴室、大変たくさんの吸気、排気口を天井に備えており、浴室のカビ、汚れ防止のためにかなり湿気を排気していたのだ。

そりゃ、寒いはずだ。
暖かい空気も全部外に出しているんだから。

つまり、サ室へ湿度をもたらすべき空気はほぼ存在せず、電気の熱でどんどん空気から水蒸気を搾りとる。
神田セントラルと違い、外部利用がないため、バスマットが汗などで湿らない。

清潔といえばいいが、環境としては悪い。

ここから、おしり探偵の現場検証が始まる…

なぜなら、今日は「ニュー霧吹きくんZETA+ウェイブライダー」で装備してきたからだ。

つづく〜
今回のサ活も長いぞ!

四次元(令和2年を以て停止)さんの神田ニューセントラルホテルのサ活写真
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