晩成温泉
温浴施設 - 北海道 広尾郡大樹町
温浴施設 - 北海道 広尾郡大樹町
『オレンジ』の巻
前の会社の後輩の結婚式の出席のため、北海道帯広へ。
朝イチの便で、羽田空港から帯広空港へ。
帯広空港に着陸し、もうめちゃくちゃ涼しい。茹だるような関東と同じ日本なのか?と疑うのと、やっぱり北海道は良いよなぁとしみじみ感じる。
レンタカーを手配出来なかったので、帯広駅にまず向かうかーと切符を買おうとすると、視界にレンタカーのカウンターが目に入る。
まぁ、ダメ元で聞いてみるかーと店員さんに聞いてみると、掃除が済んで無い車で宜しければ1台だけあるとのこと。
OKと即答し、レンタカーに向う。心がめちゃくちゃときめく。
ど、どこのサウナに行くか。ローマの湯、観月苑、北海道ホテル、自由が丘温泉、俺の生湯の木の温泉、去年新しく出来たサウナ施設。
だが、全てが頭から吹っ飛び
『晩成温泉』か脳裏にババーンっと浮かび出る。
念の為、電話をすると、営業してるとのこと。早速、向かう。
空港から約50分。
晩成温泉に到着し、お金を払う。ハンド・バスタオル付で500円。関東ではありえない料金。しかもキャンプで500円を払ってる人は無料の訳わかんない料金設定。
朝の10時。入るとガラガラ。俺ともう1人しかいない。最高。
掛け湯をし、まずはヨード風呂に入る。全国的にめちゃくちゃ珍しいとのことだが、その中でも群を抜いて、ヨードの成分が濃いのが、晩成温泉。
匂いが鼻をつーん、とさせるが、気にはならない。久しぶりに温泉に浸かれる喜びと、ほぼ貸切でテンションがMAXになっている。
そして、いざサウナ室へ。安定のAMラジオが流れている。いつもの上段へ。当たり前だが、誰もいない。ラジオから流れている北海道の話、いつも仕事しながら聞いてたラジオの声に懐かしみを感じる。
限界を迎えて、水風呂に入る。キンキンに冷えてる。体感は14℃から15℃。
1分で、フラフラになりながら、外へ出る。誰もいない。遠くには海と工事中のショベルが見える。
誰もいないから、ベンチに横になる。
遠くから波の音とショベルの作業の音が、静かに聞こえる。
目を閉じると、瞼越しに太陽の眩しい色がオレンジ色の暖かい色に変わってぼやぁと透けて見える。
その直後、宇宙へ飛ばされる。
数分後、無事に帰還し、首を横にしながら海を虚な目で見つめる。
やっぱり最高。
4セットして、ほぼ貸切の状態を堪能し、また絶対に来ようと服を着ながら、決める。
イートインには近くの牧場からソフトクリームが小さいので200円から250円で売られている。
もちろん、買って食べる。当たり前だがめちゃくちゃ美味い。異常なコスパを感じる。
続く。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら