地図からサウナが探せる！

ユートピア白玉温泉

銭湯 - 大阪府大阪市

みっこ

2024.04.04

1回目の訪問

大阪環状線、内回りで帰っていく仕事仲間に手を振り、1人反対方面へ向かう。

電車の窓から見慣れない街を眺めつつ目的地を目指す。緊張してそわそわする。

京橋駅からは商店街を抜けて、市街地を歩くこと20分、方向音痴なので、本来10分で着くところをかなり遠回りしてしまった。

ユートピア(utopia) 、、言葉通りの意味なら、理想郷、どこでもない場所などと訳されるがどんな所なんだろう。

暖簾をくぐり、脱衣所から洗い場が見える、もうすでに雰囲気いい。

身体を清めたら、少しお風呂に浸かる。
はやる気持ちを落ち着かせてからサウナを探す。

サウナの入り口を入ると、正面向かって左右2段に座席が分かれる。対岸と向かい合わせになる。

上段に座り、瞼を閉じる。ふくらはぎやひざ裏も同様に熱さを感じて、全身を熱で支えられている感じ。
まるで、熱で作られた椅子に座っているみたい。
すごく熱くて、なんて柔らかいのだろう。
こんなサウナは初めて。汗が吹き出す。

水風呂は目の前、水深140cm氷浮いてる。
ふうーっ、ふうーっとあえぎながら恍惚の表情。
カーテンのような滝をかぶる。

水風呂のすぐそばに階段、
屋上があると聞いていたので自然と足が向かう。洗練されたシックなレイアウトだ。空が近い、落ち着く。

椅子が座り心地良い、デッキチェアもある。

仕事終わりはいつも薄闇の空、、
でも、、瞼を閉じると、、
真っ青な空、天使が降りてくる。

ドクンっ、ドクンっと、全身が脈打つ。
あれっ、心臓ってどこにあるんだっけ？
自分がどんな形していたかすらわからなくなる。

何セットしてもととのいそう、2時間の制限がないとやめ時がわからなくなってしまいそう。

20時過ぎは、若者が激増。
階段を上がりながら若者達の大声が聞こえる。

君たち、しゃべってたらもったいないぞ、

と、心の中で言いながらも、瞼を閉じると、、

一瞬で彼らも消える。
真っ青な空、、天使、、繰り返し
私の理想郷(ユートピア)には、さわがしい若者たちも入って来れないようです。

素晴らしかった。感動しました。
また絶対に行きたいです。

帰りの電車でも、頬が緩んでしまい、周りに人がいなければ踊り出したいくらいでした。