2023.09.09 登録
ニューヨークに来て、気づけば二ヶ月余り。
出国以来、久しぶりのサウナはジムサウナとなった。
サウナ欲に抗いきれず、今月からジムの会員に。自分のダイエット目的に加え、子どもたちと体育館やプールで遊べるため、サウナ以外の恩恵も大きい。生活基盤を整えるという意味でも、良い選択だったように思う。
サウナ室は予想以上にしっかり熱く、温度計は華氏220度を指していた。摂氏にすれば100度を超える計算だが、体感としてはマイルドな90度前後。セルフロウリュも可能で、想像以上に汗をかくことができた。ただ、日本で慣れ親しんだサウナに比べると力強さはやや控えめで、15分ほど滞在してようやく水風呂が恋しくなる。
もっとも、ここには水風呂がない。代わりに冷たいシャワーを浴び、静かに熱を落ち着かせる。
今日は妻を待たせていたため一セットのみ。それでも、久しぶりに“整う”感覚に触れられたことが嬉しかった。
土曜日は、子ども三人を日本語学校へ送り届け、その後にプールとサウナへ向かう。そんな流れが、新しい生活の日課になっていきそうだ。
男
[ 埼玉県 ]
久しぶりに「和」へ。
静寂が保たれた空間のなかで、ラスト・サウナ・イン・ジャパンを味わう。余計な音も気配も抑えられた環境に身を置くと、自然と呼吸が整い、意識は内側へと向かっていく。四セットをゆっくりと重ね、熱と冷の往復を丁寧に噛みしめた。
その後は寿司屋へ向かい、家族と現地で合流。サウナの余韻を残したまま味わう一貫一貫が、いつも以上に深く感じられる。
[ 東京都 ]
出国前、最後のサウナセンター稲荷町へ。
金曜日ということもあり館内は賑わっていたが、その熱気もまたこの場所らしい。二階のロウリュにも二度参加することができた。熱波師の方の体力にはただ感心するばかりだ。これだけの人数を相手にしながら、途中入室の利用者にも丁寧に対応し、最後には“フリータイム”と呼ばれるおかわりの時間まで設けてくれる。
熱と蒸気、そして人の熱意が重なる時間。
ここで過ごした数々のサウナの記憶が、ふと頭をよぎる。
ありがとう、サウセン。
[ 大阪府 ]
大阪にてビザ面接。東京の予約が混み合っていたため、家族で大阪まで足を延ばすことになった。
自腹での前泊となったが、妻のはからいでサウナ付きのホテルを選んでくれた。大浴場に足を運ぶと、幸いにも利用者は私ひとり。思いがけず、贅沢な時間を独り占めすることになる。
サウナは表示上は90度とのことだが、体感としてはやや穏やかで、気づけば20分ほどゆったりと過ごしていた。その分、水風呂の冷たさがいっそう際立ち、身体をきりりと引き締めてくれる。
渡航を控えた慌ただしい日々の合間に、思いがけず静かな時間を得た。
明日の朝も、もう一度この湯に浸かってから面接へ向かおうと思う。
[ 東京都 ]
渡米前、最後の浅草ROX まつり湯。
手元に残っていた株主優待券も、本日ですべて使い切った。
休憩所ではワールド・ベースボール・クラシックを眺めながら、ゆったりと三セット。見慣れた空間で過ごすこの時間が、思いのほか名残惜しく感じられる。
引越しの準備に加え、子どもたちの学校選びなど、慌ただしい日々が続いている。それでも夜には送別会を開いていただき、周囲の厚意に改めて感謝するばかりだ。先週はお世話になった大先輩や、育休中の同僚とも再会(衝動さんに感謝)できた。ありがたい時間だった。
渡航までは、あと二週間。
残された日本での時間を、静かに、そして存分に味わいたい。
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