大黒湯
銭湯 - 東京都 北区
銭湯 - 東京都 北区
私には、もう何もいらなかった
サウナハットも、MOKUタオルも、風を感じる外気浴も、インフィニティチェアも、あっつあつのサウナ室も・・・
何度言っても反省をしない二人の息子に怒鳴り声をあげ、帰宅予定時間を大幅に過ぎても連絡のない夫に落胆し、家を飛び出した私が向かったのは大黒湯でした。
番台の女将さん、初めましてなのに温かく迎え入れてくれました。実家に帰ってきたような、おばあちゃんの家に行ったような、ホッとする他愛もない会話をしてくれて。この女将さん目当てのお客さんも、きっと多いんでしょうね。
サウナは驚きの60度。
『サウナは背中の真ん中があったまったと感じたら出るのが目安』なんて言われるけど、15分経ってもそんなにあったまりません。
なのに、汗はダラダラ、ひたすら心地良く、私の求めていたものは、この優しい温度のサウナだったのかな、と思う程でした。
サウナ室の背もたれの木材は、たくさんの女性達の汗が染み込み、朽ちて、フワフワの綿毛のようになっていました。それがこの大黒湯の歴史を感じさせ、たくさんの女性たちを優しい温度帯であっためてあげていたんだな、と思うと、何故か込み上げるものが。
吹き出た汗をシャワーで流しながら、優しい女将さんや、穏やかなサウナ室を思い返し、『母親って、包み込むような優しさでいなくちゃな』と、反省。危うく一人シャワーの下で泣くところでしたw
水風呂のあとに薬湯で〆ようと思ったら、50度近い温度で全く入れず、サウナ室と薬湯の振り幅にニヤニヤしてしまう主婦でありましたw
優しい女将さん、真面目にコツコツ、女性に優しいサ室温度、だけど薬湯は激アツやないかいっ
→西川きよし風銭湯サウナ
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