れさわ

2021.03.19

1回目の訪問

金曜15時入店。昨日は人間ドックで、そこまでのあれやこれやであたふたしてやっとサウナ。おつかれごはん食べに立石、その前にどこかでひとっぷろと探しこちらへ。今日は宇ち多゛さんから四ツ木製麺の予定。

券売機で670円券買いフロントに提出、黄色い小タオル受け取る。下足札は預けないスタイル。貼り紙やビリー人形などキョロキョロ見回してウロウロしていたら女湯はこっちだよと教えていただく。挙動不審だったようですみません。

脱衣場に入ると古い木のにおい。トイレにつながる引き戸のガラスの重みやロッカーの質感に年輪が刻まれている。ガラス越しに覗く浴室からシャンリンボディソの気配が伺えず手持ちを持参するが、のちに浴室に集積されていることを知る。手ぶらでうっかり入っても大丈夫ね。

開店直後の銭湯は混んでいるの説どおりめちゃめちゃ混んでる。ササササと支度しサ室に入ると先客おふたり。定員6名でパンパンなストレート2段、と思えば空いている。でもこれは最初だけ。どんどんお客様いらして最大5名、上段は遠慮席らしくどなたも座らず床に座る方がお二人。温度計も12分計も見つからない。砂時計は各自持参。しんと静まったスタジアム、めちゃめちゃデカい声が響く室内。コロナ対策でデパートに行った話を口元覆わず大きな声で爆笑しながら語る常連さんはじめ自由な室内。外様がいること自体がこのご時世的に考えもので、それを笑って許してくださることに感謝するべしですね。「うごかさないで」とマジックで書かれた金色のやかんにはアロマ水が入っているらしく、いいにおいがする。この湿度とにおいで癒されて幸せ。

いろいろお話し聞き三巡。お湯はぬるいのもあついのもいただき脱衣場で帰り支度。わらわら支度するおばあちゃん達をながめて自分の祖母と同じくらいの年頃なのかなと思う。よく銭湯に連れて行ってくれた祖母が他界したのは88歳、今目の前にいるおばあちゃん達と同じくらいの年齢に感じるけれど実際は多分20歳くらい祖母の方が歳上だ。そうだ、生きている時間の記憶から先のその人の姿は誰も見ることができない。少しだけ年上の知人の訃報を受け取った。彼がおじいちゃんになった姿は誰も知ることはもうないのだと思いしんみりする。こんな時期だから余計に。

家の人と待ち合わせて立石に向かい大切な友人とばったりだったり連絡して一瞬だけお会いしたり。生きていてくれることがありがたいと思いながら家路につく。

れさわさんの電気湯のサ活写真
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