インロー

2020.09.26

1回目の訪問

その銭湯に至るには3つの必然があった。

吾輩は(自称)サイクリストである。而してその銭湯は裏屋号を「自転車湯」と号し、店主はブロンプトン(折り畳み自転車)オーナーである。またスポーツタイプや折り畳み自転車を店内に置いてよいという。サイクリストにとって、愛車の盗難を心配することなく銭湯を堪能できるということが如何に幸せなことか。

吾輩はここ5年ほどingress という、スマホのGPSを利用した位置情報ゲームにハマっている。最近、このゲーム仲間がこの銭湯に鏡広告を出したというのだ。これは見に行かずばなるまい。何を言っているのか分からないという諸氏も居られようがこれは事実であり、現にその広告は厳然として存在した。

吾輩は(自称)サウナーである。それ以上でもそれ以下でもない。

ということで大阪は西九条にある千鳥温泉にお邪魔した。フロントには店主の奥方が立ち、吾輩がブロンプトンと共に現れると気さくに話しかけてくださり、ひとしきり自転車の話で盛り上がった。
浴室は、入ってすぐ右手に水風呂、真ん中に熱い湯の浴槽、左奥にぬるめの湯の浴槽、右奥に電気風呂というシンプルな構成。サウナは浴室の外、脱衣所直結という、吾輩は初めて経験するスタイルだ。
いつも通り身体を洗い、まずは熱い湯の浴槽に。バイブラになっている部分もあり、身体がほぐれてゆくようだ。
一度浴室を出て身体を拭き、サウナ室へ。室温は90度を指している。カラッカラのサ室だ。こじんまりしているが、雰囲気のある良いサウナだ。テレビもなく、落ち着く。汗が出るまでじっくりと蒸す。
サ室を出て再び浴室へ。掛け水をして水風呂へザブン。広くはないが、深くて落ち着く水風呂。濃淡の青いタイルで彩られた見た目にも涼しげな水風呂。いつまでも入っていられそう。
きっちり3セットこなし、みかん水で喉を潤す。脱衣所に白山連峰の写真が飾ってあったので、奥方に理由を尋ねると、以前のオーナーは石川県出身であったとのこと。また大阪の銭湯は石川県出身が始めたところが多い(石川県に温泉が多いからか?)らしく、白山の写真や絵を飾っているところは珍しくないという。なんとも興味深い話だった。

突飛なものはないが、落ち着く銭湯だった。再訪を期したい。

写真の上段:店主のブロンプトン
下段:吾輩のブロンプトン

インローさんの千鳥温泉(自転車湯)のサ活写真
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他1件のコメントを表示
2020.09.27 05:39
1
関西先頭の石川県出身オーナーが多い件、以前テレビの情報番組か何かで聞いたことあります。興味深いですね。 今度、京都の銭湯に行く機会を作って、店主に聞いてみようかな♪
2020.09.27 06:41
1
飾ってあった写真が、川べりから白山を撮ったものだったんですけど、左の方に観覧車が写っており「これ手取川フィッシュランドでは…?」となり、自分的にテンションが上がり、奥様とさらに話が盛り上がってしまいました。こういう話がとても好きでして。
2020.09.27 07:49
2
インロー インローさんに100ギフトントゥ

2020.09.27 17:23
1
ありがとうございます!
ログインするといいねや
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