健康ランド みかさの湯 (ルートイン グランティア太宰府)
温浴施設 - 福岡県 太宰府市
温浴施設 - 福岡県 太宰府市
朝4時起床。
事業所に出向き、明日からの書類をまとめる。
今日はスタッフの出勤がない。秋休みに有休消化をお願いしていたのだ。
9時過ぎ、父より連絡が入る。
地元の歴史の講座を受講しているのだが、大学まで送ってほしいと。
終わった頃に迎えに来てほしいと。
さらに夜は飲み会なので駅まで送ってほしいと。
80を超えてこの元気はどうだ。
お盛んですね、と冷やかすと「馬鹿なことを抜かすな」とお叱りを受ける。
まぁ、いいさ。夜は母の手料理でも頂くか。
実家を訪ね、言われるがままの送迎をした。
しかし、この迎えに行くまでの2時間。何かないか?
みかさの湯。
太宰府天満宮の山道を越え、四王寺山の登山道路の中腹にあるホテルの温泉である。
かなり昔仕事の合間に通い詰めた。
普通に温泉、普通にサウナだが。
当時、午前と午後と仕事に集中することができない時があった。
スタッフに任せ、独りここに逃げ込んでいた記憶が甦る。
あの頃は仕事にも家庭にも追い詰められ、心の不調は体の不調を産んでいた時期であった。
救いは水風呂だ。
訪ねた先は、かつての受付や内観ではなかった。
リニューアルしたのか。
鍵をもらい、中に入ると記憶通りのロッカー、浴室、洗面そしてサウナ。
思い出した!
ここの水風呂はキンキンに冷えている。確か!
身体を洗い、サウナで7分。
お湯に浸かり、いざ水風呂へ。
おぉ。冷たい。温度計は15℃だが体感はまだ低い。
当時は整う、なんて言葉は無かった。
何かしら抱えた憂いを脱ぎ捨てたくて通っていたのだ。
仕事終わりに一風呂浴び、居場所を求めてここを利用していた。
今は違う。身の丈にあった生活をしかなり、タイトになった。
心の贅肉も体の贅肉も以前とは違う。
嗚呼、いたって普通の施設だが水風呂はとても気持ちい良い。
2時間過ごし、父を迎えに行った。
鹿児島に続き、清涼感に塗れた私が今はいる。
男
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