オールドジョー

2024.06.13

2回目の訪問

朝4時。

遠出してもこの時間に起きてしまう。
いよいよ待ちに待った北欧サウナだ!

かのドラマの視聴者にはもう何も説明は要らないだろう。
中に入る。
浴槽は2種。どちらも広くお湯が豊富だ。
トゴールの湯はぬるめになっている。
サウナを2種、それぞれ楽しみ15℃の水風呂へ。 
そこからトゴールと温冷交代浴を楽しんだ。
少なくなったとはいえこの時間帯でも次第に混み合って来た。
朝の散歩に出るか。

上野の街を歩く。
昨晩の人々の盛り上がりが空気や散乱したゴミで分かる。

東京は眠らない街。
背広姿のまま歩道の端で倒れて寝ている。
平日だよな。
朝7時。

北欧に戻る。
ショウケースには各地のサウナ施設の方が訪れてきた痕跡の数々が置いてある。

サウナサンのものもあった。

朝飯前にひと風呂あびるつもりでサウナに向かった。

まぁ、ひとの多さ。
引き下がらず、サウナと水風呂を楽しむ。
水風呂はいい。深さといい広さといい申し分ない。
サウナ、水風呂そして外気浴。

外気浴は東京ではこれでも良いのだろう。
キャビナスが恵まれすぎなだけだ。

時を忘れて北欧に没頭したかった。
だが。

ここは宿泊にサウナをあきらめるか?
ネットで空いた時間が合えばサウナのみ楽しむか?

私は宿泊なのだが、安く泊まれるから泊まるのではない。サウナと宿泊で心地よい時間を過ごしたいと思ったのだ。
男性スタッフがあれだけ必死であったとしても女性スタッフには余裕がないのだろう。
お互いがどんな状況下でも相手をリスペクトしたうえで口をきく術や礼儀をきっと知らないのだろう。
習わないのだろう。
カスハラではない。
来客が多い事で宿泊客のお願いは聞いて貰えないのだろう。
いっぱいいっぱいでヒステリックなのか?感情を抑えられないのか?

いや、下調べが不十分な私が無知で伺うには足らぬ客であったのだろう。客として失礼なことは全くしていないし、むしろ謙虚だ。
しかし、恐らくお客さんではなく、おい客!なのだろう。(お客様は神様です、とは思わないのであしからず。)
きっとそうだ。あまりの人気に人が押し寄せて人当たりに疲れているのだろう。

きっと疲れている施設なのだ。

水色のマニュキュアの冷たく磨かれた輝きにあの威圧的な態度の爪痕が残るサウナとなった。

私は辞する事にした。
母の傘寿のお祝いに自身がネガティブな息子ではいたくない。

嗚呼、北欧さようなら。

磨いて輝かせるのはそこではない。

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