サウナサン
カプセルホテル - 長崎県 佐世保市
カプセルホテル - 長崎県 佐世保市
朝4時半起床。
スチームサウナにワコサウナ。
本日の水風呂温度は14.5℃と。
記憶を辿れば、昨日午前中は仕事をしていた。
前日までしっかりと下地をこしらえていたプレゼンが失敗したのだ。良かれと思って手を入れ過ぎたか。先方には受け入れてくれそうな感触はあったが、こちらが誘導している感が強い事に気づき、私からやり直す事を申し出たのであった。
14時の散髪の予約を15時にずらしてもらい、ひとり仕事のことを考えた。
感謝される事を目的としていなかったか?
余計な邪心が入らなかったか?
散髪で髪を切ってもらっている間も頭の中で反芻していた。
考え事で他に思考が回らないまま、博多駅から特急みどりに乗り込んだのだった。
この週だけでも三度目の佐世保である。
みどりの車中も考えていた。
サウナサンには電話して
3階のカプセルをお願いするも、今日は充分空きがありますよ、との事。
すっかり春めいた佐世保の街を歩く。陽が長くなった。
どのお店も賑わいを見せ、活気があった。
以前伺った貝料理のお店の看板を頼りにした。
貝焼きは出汁がつゆに味を重ね旨みが増す。
私も良い事の積み重ねでプレゼンしたはずだが自分から気に食わないと思った。
そう1人思い詰めていた矢先、大将が焼けて殻がひらいた蛤を私の焼き台から取り除き、捨てた。
死んだ蛤でした。蛤を変えます。申し訳ありません。と。
新しく焼けた蛤のなんと美味しいこと。
はて、これは何かの暗示か?
飲み足らなかったので、ついに見つけたバーに二度目のノックをした。
ミクソロジー主義ではないが、掛け合わせたカクテルを頂いた。二つのものを掛け合わせた時、お互いが殺し合っては美味くない。
三つ巴ならば和にならねば美味くない。
グラスの縁の塩がその一杯の味を締める。
ん。これも暗示か?
お腹はいっぱいのはずなのにサウナサン2階のレストランであしがらカレーをいただく。食べ飽きない味付けにスプーンの動きが止まらない。何故か今日は食べたかったのだ。
うん。納得の旨さ。また思い出した時は食べよう。思うとつい手が出てしまう。
あっ、これもそうか。暗示だ。
サウナと水風呂に戻ろう。
ワコサウナからスチームへ。
8分を2セット。休憩し、再度身体を洗う。
もう1セット。列車時間ギリギリまで水風呂も含めて楽しんだ。
チェックアウトの際、スタッフの方にワコサウナでまだ足らないものは無いですか?と尋ねられる。
これだけ良いものを作ったのにまだ向上心を持たれる。
いやはや、そうか。これも暗示だ。
出勤の緑では仕事の考えがまとまる予感がした。
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