サウナの梅湯
銭湯 - 京都府 京都市
銭湯 - 京都府 京都市
この旅の本題。京都銭湯サウナを巡る回。
まずはサウナの梅湯から。
開店45分前に到着してしまいしばしコインパで待つ。暫くすると隣にレクサスが駐車。オッサン2人がタオルを持ち梅湯方面へ出て行く。20分なのにもう向かうのか。仕方ない後を追う。梅湯前にある橋の前で立ち止まる。実は物件を見に来ていたただの内装屋というオチ。仕方なく外で20分待つことになる。
続々地元のお爺様お婆様が現れて5分前に開けろと扉の前で居座り、開店となる。
2番目に入るが若者中心に人が続々なだれ込み、最終的にはサ室待ちの人数まで膨れ上がる。さすが人気店。カゴに着替えと荷物を入れロッカーへ。いよいよ浴室へ。
こじんまりとした浴槽四つにサウナと水風呂。簡単に洗髪洗体を済ませ深めの風呂へ5分。ビート板を手にサ室へ向かう。
100度弱を指した温度計はホントに動いているのだろうか?もっと低く感じる。湿度は少々。とにかく入りやすい。7人マックス位の一段サウナ。地元のおっちゃんが片足あげて昨日は混んでて入らなかった鬱憤を晴らしているようだ。そして友達2人はづっとペチャクチャおしゃべり。鼻の高い顔の人が新幹線と呼ばれているらしい。これだから銭湯サウナはやめられない。サウナを楽しみつつ人間模様も楽しむのが醍醐味。そうこうしてるうちに汗もよく出て12分。水風呂へ。
滝のように高い位置から流れる水が心地よい。ちょうどいい。3分ほど。地下水は偉大だ。
洗い場の隅で内気浴。高い天井を見上げ銭湯の歴史を思い知る。サウナがいいとかあまり重要ではない。物思いにふけながら、何とも言えない充足感に満たされる。
時間は関係ない。サ室が空いたら次のセットへ向かうだけ。ただ気の向くまま、他人とのバランスを考えながらタイミングを図る。そして人の激しい出入りで緩くなるサ室で12分たたずみ、最高の水風呂へ向かい、洗い場の端で佇むことを繰り返す。
辺りに貼られた注意書きやサ室のスペックや大きさで何故か金町湯を思い出す。下町情緒と人間模様。似て非なる人気ぶり。ブランディングと立地で変わる明と暗。時代を掴むのは難しい。
本日渾身の3セット。最後は水風呂の水を頭から浴びて個室電気風呂を長めに楽しみ終了となる。素晴らしき銭湯サウナの世界。ますます好きになるディープワールド。
梅湯グッズも欲しくなるがとりあえずヨーグルッペソーダを飲み干し心を落ち着かせる。日常であり特別な場所ではない。あえて買うのはやめよう。仕事かプライベートか分からないが、どうせ京都はまた来るだろう。その時にふらっとまた来ることにする。そんな感じ。なので手ぶらで帰ります。ありがとうございました。最高に楽しかったです。
男
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