🐻‍❄️

競馬で外した日曜日は
100度超えのアチアチの部屋で己と向き合うに限る。

夏競馬は裏切っても
心のホームサウナは裏切らない。

4セット(9,10,11,12)
女湯が100度以上で設定されているサウナは珍しく
高温であればあるほど助かる私にとって理想郷。
サウナの温度と筋肉痛は痛いくらいが丁度いい。
違法スレスレまで高温でどうかお願いしていきたい。
水風呂も相変わらず冷たく深くで
スパ銭ではなかなか出てこないアマミも出現。
最後はアルビノの麒麟のような脚でフィニッシュ。
毎回感動するほどの温度差の提供をいただき
心から感謝申し上げる。

整い中にご婦人からその黄色い飲み物は何かと尋ねられたため
「これはオロポといいましてその名の通り
　オロナミンCのポカリ割でございます。
　サウナの後にこれを飲むとなんとも言えず
　シューッとなりクセになっとるのです」と説明したところ
「糖尿病に気をつけなさい」と釘を刺された。
ご婦人のご忠告に感謝申し上げるものの
適度な運動と適切な食事で補いながら
オロポと付き合っていく覚悟は既にございます。
どうか暖かく見守っていただきたい。

本日も最高の整い提供に感謝の一礼をし出発。
明日からの労働を迎え撃つべく
帰り道にもしっかりポカリを買い
糖を摂取しながらしばしのドライブとあいなった。

さあ週末だと思ったら全然週中だと気づいてしまった水曜日は
現実逃避のためアチアチの部屋で己と向き合うに限る。

本日のサウナは久しぶりの華の湯とした。
以前姉妹店が閉鎖して以降利用客が増えてしまい
しばらく足が遠のいていたのだが
久々に訪れたところだいぶ人の多さも落ち着き
以前の快適さを取り戻していた。
それでありながらいまだに
心配になるほど安すぎる回数券を販売し続けている。
ダントツ地域最安値。
完全に慈善事業。
小倉のマザーテレササウナである。

3セット(13,9,10)
ガッツリ熱いがロウリュがないので持久性は高い。
1セット目は普段より長めに入っておいた。
外気浴ができないことだけが残念ポイント。
しかし慈善事業に文句は言えない。
ありがたくそこらへんで整わせていただく。

洗い場のイスやオケも新しくなっていたり
ドライヤーを買い直していたりと
ちょこちょこアップデートの様子も見られる。
薄利経営のどこからそんな金を捻出しているのか
凡人にはわからないが
慈善事業なので国連から寄付でも受けているのかもしれない。

本日もサウナ後は瓶牛乳で仕上げ。
キャリアウーマンのアフター5はビールではなく瓶牛乳。
労働の毒はキリッと美味いミルクで流し込んでこそ。
最高の水分補給に感謝の合掌。
本日も厚く御礼申し上げる。

土砂降りの週末であれど
外よりさらに湿度の高いアチアチの部屋で己と向き合うに限る。

朝から雨だとサウナ人口が比較的少なく狙い目だと
車を飛ばしてコロナの湯へ。

4セット(11,9,9,11)
温度が高めなので短時間でもしっかり整えるが
平日の蓄積疲労をチャラにすべく
気合を入れてあぐらで座り込む。
最近はキメラアント編のゴンのポーズが
サウナに丁度良すぎるとして採用させていただいている。

雨につき屋根ありの寝湯にて整う。
普段と違うがこれはこれで乙なものである。
ひとつ欠点を挙げるとすれば
気持ち良すぎていつまでも寝転べるが故
寝落ちと戦うことを余儀なくされる点である。
自分を律しまくっていることでおなじみキャリアウーマンをもってしても
5回ほど意識を飛ばした。
おそろしい場所である。

本日もキマりにキマって大満足で一礼し退店。
アイスボックスに本日2本目のポカリを注ぎ
「これが日本の夏よな」などと言いながら
蒸されの余韻に浸る昼下がりである。

体に鞭打ち働けども祝日がない6月は
セルフ勤労感謝と称してアチアチの部屋で己と向き合うに限る。

久しぶりのおとぎの杜、ワクワクで馳せ参じる。

3セット(10,10,11)
ここは何といっても快適な外気浴スペースが魅力。
日陰になっており風通しもよく
本日もマダムたちが大変気持ちよさそうに爆睡されていた。

オートロウリュの香りが
普段はハーブやグリーン系のアロマなのだが
この日は「ととのいトリップ」と書かれてある。
全くにおいの想像がつかないが
「ととのい」と名がつくものに悪いものはないというのが
キャリアウーマンの座右の銘である。
期待しつつ雫したたるその時を待ち
ついにロウリュの時。

驚くなかれ。
無臭であった。

待てど暮らせどととのいトリップがやってこず
さすがの私も動揺を隠せず近寄って嗅いでみたが
おそらくなぜか何の匂いもしない。
これがマイナスの美学か。
香りなどなくても常にトリップ可能のため
いつもどおり3セットしっかりと決め
オロポ片手に一礼しサウナ退勤。
車の窓を開けアディショナル外気浴タイムで帰宅した。

どう見積もっても4時間はかかりそうな工程を発見した金曜日は
一旦全てを忘れて退勤しアチアチの部屋で己と向き合うに限る。

週末ということもあり少し足を伸ばして
以前から気になっていた「いずみの湯」へお邪魔させていただいた。
そこにサウナがあるから暗闇で小一時間車を走らせるのも厭わない。
当然のことである。

3セット(9,10,13)
何が最高かって男女差別なく女サウナもガッツリ熱い。
比例するように水風呂も潔くキンキンに冷えている。
古き良きスパ銭なのでもちろんコールマンのインフィニティチェアなどはない。
その媚びてなさもむしろ高評価である。
全体的に昭和のかおりが残る素敵サウナで
雰囲気含め大満足であった。
全盛期の椎名林檎がPVを撮っていてもおかしくないこのビジュアル。
末長く受け継がれてほしいと願うばかりである。

ちなみに最後のセットで追い込んでいた途中
金曜ロードショーが始まってしまい
ついついミッションインポッシブルⅡの
トムとガールズのイチャイチャまでは観ようということで
うっかり長めに籠ったためバキバキにキマりすぎてしまった。
もはやここまでくると命の前借りであるが後悔はない。
最高の整いを提供いただきトムにも感謝申し上げる。

今月にはサウナの工事が入るということで
木造部分のささくれも気にならなくなり
さらに快適になるのではないだろうか。
その頃には放置してきた業務もほとぼりが冷めていることであろう。
また近々来させていただくことを
受付の「ゆ」と書かれた謎の将棋駒に誓い
夜風にあたりながらしばしのドライブを楽しむ金曜日。
「金曜日のサラリーマンたるもの優雅たれ」
サウナーでなければ刺青にして背中に刻みたいほどの格言が
生まれては夜空に溶けて塵となる。
そんな初夏のひとときであった。

zoomの更新の頻度にイライラするこの時期は
熱波舞うアチアチの部屋で己と向き合うに限る。

本日二軒目のサウナである。
昼食を挟み向かうは聖地湯らっくす。
何度も来てはいるがいつ来ても畏怖を覚えるほど
サウナに全力である。

6セット(10,換気アウフグース有15,8,8,10)
それまでどんなに汗を出していたとしても
あの部屋に入ったら汗が出る。
体質というかもはや汗腺が調教されているのである。
湯らっくすのサウナは温度も広さも申し分ないが
個人的にはテレビがついてないのがポイントが高い。
このマイナスの美学を今後も貫いていただければ幸いである。

水風呂が深く150センチほどあるのだが
ここの階段を降りていくときには毎回
宝塚のスターが大階段を降りる気持ちで望んでいる。
気持ちキリッとして降りている。
ただ全裸の社畜がザブザブ水風呂に浸かっていっているだけなのだが
サウナでくらいポジティブ妄想はお許しいただければと思う。

もちろんサウナだけでなく湯にもしっかりと浸かり
ポカポカホコホコでフィニッシュ。
明日出勤しキーボードを叩く頃には
この指のシワシワも戻っているだろうか。
さながらディズニーランドの帰り道に見える舞浜駅のよう。
束の間の冷めない夢を見せてくれる聖地に敬礼し
帰路についた。

新入社員が全然エクセルを使えないことが判明するこの時期は
ちょっと遠出をしアチアチの部屋で己と向き合うに限る。

本日は友人と連れ立って貸切サウナのカミノウラ307へ。
ビルの屋上でなんとも気持ちの良い風が通る。
あいにくの曇天だが奇跡的に雨を回避できた。

5セット(?,?,?,?,?)
時間を覚えておけないほど集中して周回した。
ロウリュ水にRENTのシラカバが既に入れられており
気分はフィンランドである。
マリメッコよろしくアマミが全身に発現し
「さすがに出過ぎでは…？」と友人に心配されるほどであったが
キャリアウーマンの肌のテキスタイルに
ケチをつけるとはこやついい度胸をしている。

小物もアメニティもセンスよくチョイスされており
女子ウケもかなり良さそうなので
デートなどでも好まれそうなサウナである。
ただ2時間丸々アスリートのように無言でサウナをキめ
ボエー…と言いつつ水風呂に浸かり
白目を剥いてインフィニティチェアで気絶すると
大抵のサウナライト層はお引きあそばされるため
やはり気心知れたサウナー同士がよかろう。

持つべきものはサウナ情報をどこからともなく仕入れ
ぐったりしている人間の横でそっとオロポを作り
献身的にアウフグースをしてくれる友人である。

走り出したプロジェクトが早速炎上するこの時期は
ロウリュしたたるアチアチの部屋で己と向き合うに限る。

キャリアウーマンと言えど労基的に休日は必要なので
炎上案件は一旦忘れ野球観戦に赴いた。
球場の灼熱度合いが凄まじく
「コミケ雲ができているのでは？！」と
思わずドーム上部を確認するほどであった。
コミケかサウナかといった熱気のなか観戦すること3時間。
球場で整うとおかしな人になってしまうので
ゲームセット後すぐ移動しコロナの湯へ。

2セット(11,10)
野球観戦であんなに汗だくになったにも関わらず
しっかり1セット目から汗が噴き出る。
以前より温度が高めに設定されるようになった気がする。
整いチェアにフットレストがついてあるのも偉すぎる。
1塁ランナーを受けて一発でバントを決める4番打者くらい偉い。
疲れていたためサウナは控えめに
湯船に浸かってのんびりとすごした。
話は逸れるが銭湯の湯に浸かると毎回
映画クレヨンしんちゃん爆発温泉ワクワク大決戦の
エンディングが脳内再生される。
庶民のささやかな幸せを描いた
クレしん映画の隠れた名作だと思っている。

サウナ後に心地よい足ツボマッサージを受けたのだが
腎臓のツボを押された瞬間痛すぎて吐くかと思った。
「老廃物が溜まってます」とのこと。
これすなわちサウナが足りないということか。
やはり足裏がマシュマロになるまでサウナに通うべきなのか。
足ツボ専用席の真っ白いカーテンの中でひとり
己の修行不足を猛省したのであった。

新しいプロジェクトが開始するこの時期は
ヒノキ香るアチアチの部屋で己と向き合うに限る。

ここでの予約は必ずマックスの120分。
木ん家サウナは快適すぎてもはやこれでも少ない。
逆精神と時の部屋なのである。

5セット(9,7,7,7,9)
臆することなくロウリュで己を追い込むのが
キャリアウーマンの休日サウナでの勤めである。
日本ダービーの結果を確認した2セット目以降は
負けを取り返すかのごとく温度を上げ
柔らかい水質の水風呂で身を包み
腕も脚も腹もあまみバキバキに仕上がる。
最後の整いでは「15番が5番に見えただけかも」という
都合の良すぎる記憶の書き換えが行われかけたが
サウナが良過ぎたあまりの脳の暴走だと
再度チェックした配当確認画面が教えてくれた。

店長にご挨拶し車で出発すると同時に降り出す雨。
天気にも空気を読んでいただき感謝申し上げる。