Isokenkäisten Klubi
温浴施設 -
温浴施設 -
フィンランド2軒目。
本日のお宿です。
押さえた部屋は凍った湖の上に浮かんでて、
アヴァントが目の前です。
壁と天井がガラス張りで、
夜はベッドからうっすらとオーロラが見えました。
アヴァントとオーロラの共演は得がたいロマンティックさです。
サウナは極上です。
サウナの王様、スモークサウナのロウリュのやり方は独特でとても興味深いです。
再び暖まることのない石の枯衰に諸行の行く先を重ねます。
厚く氷の張ったユリ・ヘイキンヤルヴィに沈み
刺すような痛みと心地よさとを共に這い上がって
独りベンチに腰を下ろして
震えながら体を拭いて
塵のような雪が吹雪く灰白色の孤独の中で
霞む遠くの森を見つめながら
体はもはや不思議と寒さから解き放たれ何も感じず
そしてこの宇宙のすべてを理解しました。
このときの僕は指先で核融合反応を起こして、光を乗り越えて進んでいきました。
「ととのう」とかいう俗世のくだらないフィジカル安定概念を克服して、
メンタルの世界で均しく遊びました。
幼いあの日からずっとなりたかった大人になれていました。
そうして徐々に世界の作り方を忘れました。
これまでの生涯で最高だったこの天国をもう一つください。
持って帰ります。
ああ、袋はいらないです。
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