大蔵湯
銭湯 - 東京都 町田市
銭湯 - 東京都 町田市
【銭湯お遍路】71軒目
今日も遠出サ活。23区内からはるばる町田まで出て、そこからさらにバスで10分。閑静な住宅街にある大蔵湯、もう町田市の唯一の銭湯になってしまったという。ここはご存知今井健太郎氏がそのキャリアの初期にリニューアルを手掛けたという。外観は昔ながらの宮造りの建物に、大きな煙突がそびえる貫禄あるスタイルだが、中は今様。清潔感がありながら、木目をふんだんに使用し、筋斗雲の描かれた宮造り特有の高い天井があったり、古い柱時計が置かれていたりと、伝統的なスタイルもしっかり残している。浴室は檜を使用した浴槽に、黄金湯のタイルで表現された富士山が印象的。そのデザインは駒込のふくの湯や新大久保の万年湯、錦糸町の御谷湯など氏が初期に手掛けた銭湯と近しいものがある(どれもサウナはないが十分満足できる銭湯なので皆様にも是非訪問してほしい)。浴室内は地元の人だろうか、多くの入浴客がいて非常に賑やか。到着した際も駐車場が一杯だったが、やはりこの銭湯も地域のコミュニティに根ざしているといえよう。サ室は定員6名の極小ボナ。決して広いとはいえず、正直下段の温度は物足りないが、冗談では満足のいく熱感と発汗が得られる。ととのいは脱衣場にて。サウナブーム前にリニューアルされた銭湯ということもあり整えるスペースは少なめだが、それでも畳敷きの椅子などで美しい宮造りの内装を愛でながらととのえるのはうれしい。退店後、改めて建物を眺めると、煙突と満月の共演が見られた。というわけで次回はもう少し近場の銭湯をめぐります。
#サウナ10分✕3
#水風呂1分✕6
#休けい5分✕3
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら