スパメッツァ 仙台 竜泉寺の湯
温浴施設 - 宮城県 仙台市
温浴施設 - 宮城県 仙台市
あいにくの雨模様の仙台。
空から落ちる細かな雨粒は静かに地面を叩き、湿った空気が頬をなでる。故郷に帰る度、ほぼ儀式のように訪れる場所、スパメッツァ仙台・竜泉寺の湯。
今朝も、朝6時の開店と同時に足を踏み入れた。2階のエレベーターから出た瞬間、空気にふわりと溶けるアロマの香りが鼻をくすぐる。それだけで、寝起きの固くなった体や気持ちがゆっくりとほどけていく。
浴場には、炭酸泉と天然温泉、さらに電気風呂やジェットバスまで揃い、目に映る湯面は雨の雫に似た柔らかい煌めきを放っている。お湯の湯気が肌を包み、遠くでお湯のはじける音が響く。
洗体して、私が真っ先に向かうのはサウナだ。ここには3つのサウナ室がある。
まずは「伊達なサウナ」
ヒーリング音楽が流れる室温90℃のしっかり熱いサウナ室。
"覚悟は良いか?出陣じゃー!"と掛け声に、戦の始まりを告げるホラ貝で始まる、1時間に一度の“独眼竜ロウリュ”が名物だ。
和楽器の演奏に熱波と共に響く演出は、まるで戦国武将の出陣式のような熱気で、座っているだけなのに胸が高鳴る。
対照的に、次は「杜の香木メディサウナ」
薄暗く、静寂が支配する空間。ここではセルフロウリュができ、アロマ水をストーンに落とす度、じんわりと湿度が増し、熱が身体の奥深くへ染み込んでいく。
音も言葉も不要。ただ、呼吸と汗の音だけが残る。
そして三つ目、「ハーブ香る杜の潤いサウナ」
本日のハーブは紫蘇。室内いっぱいに広がる青々とした香りに包まれながら、全身に塩を塗る。塩粒が肌を優しく磨き、紫蘇の蒸気が毛穴一つ一つに入り込む感覚。
やがて汗と塩が一体となり、肌の上を滑り落ちていく瞬間が心地よい。
サウナの後は水風呂へ。
ここもまた種類豊富で、冷たさの世界を旅するようだ。水温8℃の強冷水風呂は、足先を入れた瞬間に世界がキュッと縮まる感覚。16℃台の水風呂は、冷たさと安らぎの中間地点。そして、深さ162cmの深い水風呂では、足先から頭までを水に預けることで重力から解放される。
水面の中で、時間までが少し緩むようだ。
仕上げは外気浴。屋外には数え切れない程の休憩スポットがあり、それぞれが雨粒を受け止めて小さな音楽を奏でている。
東北の朝は涼しい。雨が肌を叩き、湯や蒸気で温まった体がじわじわと落ち着きを取り戻す。呼吸が深くなり、心の奥に静かな湖のような水面が広がる。目の前の景色が少しだけ鮮やかに見える。
都会の喧騒や日常のざわめきは、ここには届かない。
あるのは、湯の音、蒸気の香り、そして雨と風。帰省の度、この場所に足を運ぶ理由はきっとこれだ。季節や天気によって微妙に表情を変えるこの空間が、私にとっては故郷の一部になっている。
以上
男
おはようございますm(__)m くぅぅ~💦良いですね~💦 今年のお盆は10日に日帰りでしたので、 Noサウナでした⤵️ 地場でひっそり🈂️活します…
トントゥありがとうございます! なんだか帰省なのか、サウナ旅なのか曖昧になってます(笑)これからも良きサ活を…!
いい感じの太麺ですね
モチモチ食感で、麺自体も美味しく頂きました!トントゥありがとうございます!
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