2023.03.27 登録
[ 滋賀県 ]
サウナ好きの朝は早い。午前4時起床。
電車とバスを乗り継ぎ信楽へ向かう。
土日ということもあり、運行本数が少ないので、
早めに現地到着し、歩いて30分ほどのカフェへ。
煙突から煙があがる。薪ストーブに違いない。
ぽつぽつと常連さんが訪れるログハウスのカフェは、ゆったりとした時間が流れている。
朝は少し霧がかかっていたが、だんだんと快晴に。
春うらら、絶好の外気浴日和。ついにサウナへ。
◆お茶のサウナ
上段はしっかり熱く、頻繁ロウリュで湿度たっぷり、それでいて呼吸がしやすい。
考え抜かれた蒸気の対流、吸排気口の配置に感動。
そして待ちに待ったほうじ茶ロウリュ。
じんわりとサウナ室が芳ばしい香りに包まれる。
遡ること1時間前、ログハウスカフェでマスターがほうじ茶をサービスしてくれたことを思い出す。まるでドラマのような伏線回収。ここ朝宮は千二百年の歴史を誇る日本最古の銘茶、朝宮茶の産地だという。
さらに支配人さんから粋な遊びを教えてもらう。
サウナ室を熱々にして身体を温める、そこで頭から水をかけるのだ。火照った身体に突如現れたオアシスに思わず声が漏れる。
◆土のサウナ
関西初のアースバッグサウナ。
土の壁は熱が逃げにくい。しかし不思議なことに背中をつけても熱くないので、ご安心を。なんだか大地を感じる。扉を開けると薪の薫り。薄暗い室内に灯る薪ストーブの炎。積まれているのは約300kgのストーン。積み方よって変わる熱の伝わり方を実験しているそう。こだわりを感じる。
ストーブ付近には電動の吸気システムと外気を自然に取り入れるシステムがあり、存分にフレッシュエアを取り入れている。土壁にはたくさんの吸排気口があり、それぞれの穴を開閉することで165通りの空気の流れを作り出すという。ここも抜群に呼吸がしやすい。
ロウリュは2回で1セット。まずは蒸気を天井に溜める。そして追いロウリュでその蒸気を下ろしていく。窯がモチーフになっており、蒸気が壁を伝ってじんわりと降りてくる。薪ストーブの柔らかい熱、たっぷりの蒸気と土壁の蓄熱で、心地よくゆっくりと身体の芯まで温まる。
◆水風呂,外気浴
水風呂には地下水を使っており、こんな快晴の中でもしっかり冷たい。ここから最高の流れは外気浴。ととのい椅子も色んな種類が用意されていて、アースバッグベッドは絶妙な曲線とマットな質感で深いととのいへ。眼前に広がるは大森林、澄んだ空気、パチパチと爆ぜる薪の音、芳ばしい薫香、大空に響くとんびの歌声、信楽焼きのたぬきに見守られながら、かつてない森林浴へ。
◆風呂
冬外気浴の締めには壺湯もある。信楽の冬はとてつもなく寒いみたいだが、これで怖いものなし。
共用
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