【閉店】笑福の湯
銭湯 - 北海道 札幌市
銭湯 - 北海道 札幌市
来ちゃった!
最近何かと気になるキーワード、「熱湯ブースト」の故郷、札幌市西区は、お好み焼きの風月さんが経営母体、笑福の湯。中島盛夫さん画の富士山がサイドに横たわる清々しいタイル絵も存分に愛でたい。
今回のセッティングは…
46.2度の掛け流し熱湯、「坊ちゃんの湯」
13.9度掛け流しのおひとり様サイズ水風呂
2mくらいの高さ、3人定員1段1列のコンパクトなサウナ室。天井付近で30度ほど傾いた温度計には、88度くらい表示。テレビなし音無し。砂時計あり。
では let's start 熱湯ブースト!
1.坊ちゃんの湯でアイドリング。3-4分ほど。体表中心に暖める。
2.水風呂につかる。13度台の水風呂も、このレベルの体表温度にはほどほどの効き。
3.サウナ室へ。砂時計2杯、10分ほど。主に体内温度と、頭部の温度を上げていき、発汗で心地よいリラックス。
4.汗を流して、坊ちゃんの湯へ。ここがポイント。46度の湯につかると、体表が相対的に冷たく感じる。つまり、これだけサウナに入っても、体表温度は全然46度になんて達していないのだ。で、サウナで暖めた体を、46度の熱で更にコーティングしていく。体内の熱が更に閉じ込められていく。3-4分。
5.仕上げ、13.9度の水風呂。全く出られる気配がない。46度の湯で作られた熱の層は、そうそう簡単にはがされる気配がない。「ずっと」入っていられそうな感覚。水風呂渋滞を作るわけにもいかないので様子を見て撤退。
これで完成。浴室内の椅子でタイル絵に囲まれて休むもよし、水分をきっちり拭いて脱衣場で涼しくくつろぐもよし。体内には冷める気配のない確かな熱源。最高の高揚感。内燃機関を手に入れた瞬間。産業革命。アダムスミスも見つけられなかった銭湯の見えざる手が確かに見えた。
【エピローグ】
浴室内で聞いた先輩の話によると、最近の坊ちゃんの湯は熱いな、とのこと。冬場の炊き方のまま、春の気温上昇のタイミングが重なっているとかなのかな。
また、同じように、サウナと熱湯ブーストを発動させている先輩も1-2名いらっしゃった。
私の総括は、これはつまり札幌味噌ラーメンだ、ということ。熱々のスープで丼を満たした後に、最後の最後、ラードでアチアチの層を作り、スープを最後まで冷めないように仕上げる技。同じことを体表で繰り広げるのがつまり、熱湯ブーストなのだと。
ということを、このサ活の後、始祖であるあちちシャンプーさんと直接お話させていただく機会を得たのもまた、この遠征の大きな成果。
男
『熱湯ブースト』サウナの後にもう1回坊っちゃんの湯か。。。また行こう笑
ブーストは札幌味噌ラーメンで産業革命だったのか。さすが当然さん、私達が「なんかすごい」と思っていたものを言語化しますね~でも、坊っちゃんの湯に3~4分?それはいわゆる変態入浴の類い。ドMの極み。
当然さんのさすがの考察✨味噌ラーメンならどさんこ大好きだ❤️まちがいない!これは芯からととのうなっと納得。笑福の湯も近いうちに行きたいなぁ★
奥が深すぎる「おふろ」の世界、単なるおふろなのに、
納得!感心!のレポートごちそうさまです!奥が深い…
温度の層…熱ければ熱いほど、冷たければ冷たいほど顕著になりますね…それだけ高温低温を保つのは難しいということ…そして、その温度の層に愉しみ方を見出すのはもはや変態…素敵です。
当然さん 突撃レポありがとうございます! さすが熟練の入り方です。 自分にはその入り方無理そうですが。。。
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