有馬温泉 太閤の湯
温浴施設 - 兵庫県 神戸市
温浴施設 - 兵庫県 神戸市
土曜日の夕方に入館。桜がきれい。
淡路島の北端から、高速で30分ちょいでこれてしまう距離感に、私が住んでいる北海道とは縮尺の違いを感じる。
有馬温泉といえば、私のこれまでの人生では、通りすがりにファッショナブルなホテルで休憩お泊まりするような使い方しかしたこと無かったので、まともに温泉味わうのはお初。こちらの施設、太閤の名を冠するということは、あのお方とどんな関係があるのだろうと、あまり下調べせずも、少しだけわくわくしてた。今回は時間の都合でじっくり有馬温泉自体を回れなかったけど、その由緒や有り様を、のんびり自分の足で回ってみたいくらいにはその歴史に興味が湧いた。阪神淡路大震災をきっかけに、5世紀ぶりに秀吉が造った湯山御殿が発掘されるとか、浪漫にも程がある。次回のお楽しみ。
青空に咲きかけの桜が映える中、入館。選べる館内着は、おじさんでも少しテンション上がる。浴室入口近くに有料オプションのドクターフィッシュ水槽を発見。結構いい値段する。我が札幌市のサンピアザ水族館では数100円の入館料で手のみドクター放題だし、北見市留辺蘂の山の水族館では同じく足入れも可能なフィッシュ料金は入館料にコミコミだ。
そんなことを考えながら浴室へ。思ったより小ぶりな感じの浴室。内湯に、金泉銀泉のブレンド浴槽、銀泉浴槽の2種。階段上がって露天には濃いめ金泉に、炭酸泉、ハーブ湯、銀泉のつぼ湯。それぞれ小さめで、混んでるとあまり好きに入れない風。ばんごはん時が近づいてくると少しづつ空いてきて快適だった。
メインの溶岩サウナ、このご時世向けのパーソナルスペース確保用の仕切り、空きスペース管理用の札など、努力工夫が尽きない感じの好印象。10分ごとのティーツリーアロマのオートロウリュに満たされた蒸っし蒸しのこの部屋がとにかく気持ちいい。暗闇に浮かぶ水晶の彩りに、静かに響く神秘的なミュージックも瞑想サウナ空間として最高。
黄金の蒸し風呂は、定員1名、5分制限の温泉スチームサウナ。金泉が湧き出る中、銀泉のスチームを浴びる。黄金の茶室のモチーフということで、北野大茶会に想いを寄せながら、1人静かに力強く蒸される。こういう空間大好き。
存分に蒸されたあとは、銀泉を冷やしたという霊泉水風呂。三方の壁には水墨画風の日本画。霊泉に反射した照明が揺らぐ。この空間、しっかり冷たく深さもあり包まれる霊泉の肌あたり、一気に意識が持っていかれる。太閤様でもこの温度の霊泉にはきっとつかれなかっただろうな。
休憩は、内湯のインフィニティチェアか、露天の籐製の寝椅子かで。そこらかしこにある温泉浴槽での足湯も素敵。露天の空気が涼しく美味しく。
男
ぼっちゃん333さん、ドクターフィッシュに大事な訂正が。「青少年科学館」→「サンピアザ水族館」です。ごめんなさい。水族館の福田館長に全力で謝ります。本文にも訂正入れておきます。
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