伊良湖オーシャンリゾート
ホテル・旅館 - 愛知県 田原市
ホテル・旅館 - 愛知県 田原市
思えば遠くに来たもんだ。とんでもなく「こんなところまできちゃった」感。家と会社(とジムやサウナ)の往復の毎日を抜け出して、ちょっと冒険心に火をつけたら、こんなところまでこれた。きれい。世界って本当にきれい。
火曜日夕方、豊橋駅から、宿に事前予約してお願いしていた無料送迎バスでお宿まで連れていただく。旅の人にはありがたい。チェックイン時には翌日の移動もどうするか丁寧に聞いてくださる。帰りは伊良湖港からフェリーの予定だったので、1kmくらいなら歩けるかと思ってたら、港までも送迎してくださるとのこと。ありがたい。
17時時過ぎに到着。渥美半島の先っぽらへん。神島がすぐそこに浮かんでいる。その向こうの鳥羽の島しょや陸地の先がくっきりと瞳に映る。伊勢湾、三河湾と太平洋が出会う場所、伊良湖水道。伊良湖から答志島までちょうど10kmくらいの距離は、函館の市街地あたりから見渡す大間あたりの下北半島や、羅臼~標茶から見渡す国後島なんかよりも近い。その狭い航路にひっきりなしに行き交う大小、極大極小の船々。日本が島国で、海上交通の重要さが目に見て取れる場所。目で見ることが出来るのがすごいポイントに思う。200万バレルの石油を詰んだおっきなタンカーなら、1バレル80ドル換算、1ドル130円換算でざっと200億円か。そいつらがゆったりと海の端から海の端に消えていく。人の営みを形成する経済、暮らしそのものの要素が塊となって目に見えるのは、そんなによくあることではないように思う。
地形に圧倒され、絶景に舌を巻き、恵まれた好天には自分の日頃の行いを褒めて。万感の想いをひととおり噛みしめて、ホテルにチェックイン。ちょうど日没前、支度してお風呂へ。露天風呂が完全に伊良湖水道ビュー。ほぼ海風が直結でノーガードの強風。襟裳岬を彷彿とさせる。鳴り響く波の音とともに、その日の太陽の仕事終わりの時をじっと見つめて過ごす。丸くて赤い。海も燃える。
その後は、空と海の境界がどんどん曖昧になっていくマジックアワー。終わらないマジックアワー。次第に輝き出す星。時間とともにどんどん輝きを増していく星。時間の概念と自転のダイナミズムとの相互性との自らの知覚で気づく。ネイチャーとフィーリングが混在する空間。
お風呂に入って、水風呂に入って、サウナに入って。露天のデッキチェアで寝そべって過ごす時間が、こんなにもダイナミックで、エコノミックで、エモーショナルで、コズミックで。
強くダイレクトな海風は体温を奪うペースも早い。こんな時はマイナス20度とかで風を受けながら外気浴をする北国の私たちの知見、バスタオル装備が刺さる。
男
当然さんも…ついに妖精🧚♂に…
ちょ、バスタオル装備の概念www 風でポロリしちゃう! 北国の恥部!
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