定山渓 鹿の湯
ホテル・旅館 - 北海道 札幌市
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実はこの前の日曜日も来てた。今週2回目の定山渓鹿の湯。
わたし的温浴の満足度は、つまるところ、「熱い冷たい気持ちいい」に集約できる気がしている。鹿の湯はそれを高度に体現してくださっていて、私はぞっこんしている。
鹿の湯には、高温浴槽がある。掲示されている最新の温泉分析書を見ると、源泉温度は73度程。こんなのが渓流沿いに自噴してるのが定山渓のすごいところ。して高温浴槽にはこの73度がそのままかけ流されている。湯量こそそこそこだが、湯口付近でマーブル状の高温部を射止めて、ステーキ鉄板の焼き石よろしく、部分的に身体に源泉を焼き付けるような入浴をしたり、適度に撹拌して熱湯然した湯を楽しんだり。各施設の熱い源泉に対して、よくばりな私たち人類は「そのままくれ!」とつい叫んでしまいがちだが、鹿の湯はそれを熱く受け止めてくれる。湯温についての文量が多くなってしまったが、火薬臭薫るこのお湯もまたスパシーバ最高。
鹿の湯には、良い水がある。常時かけ流してくれる清らな水。ひのき香る升状の水風呂。9度と16度の水風呂。120cmと深いのとちょうど座れるくらいの高さの。9度の水風呂を経由してサウナ室に入ると、結露ですごく気持ちよくなっちゃう。
鹿の湯のサウナはかっこいい。ひのき板を直線的に、しかし角度をつけて張り巡らせて。クセになる縦線。アクセントにサウナストーブ周りと入り口付近に設えられた黒石。見た目だけじゃなくてちゃんと輻射熱で仕事。
鹿の湯のサウナは耳心地よい。控えめな音量で流れるピアノジャズの調べに身を委ねたら、精神と時の部屋。
鹿の湯のサウナは熱い。20分毎のオートロウリュ発動時、4段目最奥、排気口真横席。良い水量のロウリュの後、立ち込める熱々の蒸気。完全に空気の羽衣発動。耳先、バストトップ先、手先あたりが熱々の熱で、微かな空気が熱々蒸気との間に羽衣を形成し、やけどから守ってくれている。微動だにせず、空気の羽衣を崩さず、時を重ねる。
鹿の湯の外気浴は気持ちいい。冷たく清らな水を経て、たどり着くのは露天に面したコールマンのインフィニティ。せせらぎ、微風、雪景色、渓谷上のミリマン。わび・さび。禅の心。偶然、必然、当然。世の理の何たるかのひとつの解が体現している場所。それが鹿の湯の外気浴。
札幌市内に爆誕してしまった約束の地。約束を果たさなければ行けない時、私はまたここを訪れるのだと思う。
湯上りに4階のカフェにおじゃまして名物の鹿ソフトをいただく。鹿の角は滋味に溢れている。白いところは牛の乳の味が詰まっていながら、控えめな甘さとともに、ひんやりとしたのどごしで心に響くお味。良いお点前でした。またいただきます。
男
ソフトクリームが二つありますね…
スハラーさん、我々の業界では1度に複数のソフトクリームを食べることなどそれほど珍しいことではないのですよ? まあ今回は家人では無い女性との逢い引きでした。
そんなに湯口熱かったんですねw それを注いで人が入ってもキモチイイ温度の浴槽に維持するノウハウが秀逸だと思いました💯
王子様、湯温トントゥありがとうございます。この温度帯の源泉をそのまま流すのはなかなかと思いました。最近、熱湯がマーブルな浴槽、かなり好きになってます。
タニタ防水水温計「白」ですね🌡 私も今日は「湯活」です。ツレがサウナにハマる前から毎年お世話になっているご飯の美味しいポツンと一軒宿です♨ 残念だけど残念でない。酸っぱいブドウの原理ではないと言い聞かせてます。
athokkaidoさん、トントゥありがとうございます。はい、こちらタニタの白です。すっぱいぶどう、イソップ童話ですね。私は自分の脳をいかにだまして生きるか、をテーマにしています!
私もここのあつ湯浴槽の源泉注ぎ口で攪拌マンやってました! 温度計の可能性は無限大✏️
水冷さん、トントゥありがとうございます。撹拌マン!それに開脚運動も加えちゃって!
なかなかトンネルこえないんですが、すごいことになってますね♨️
STONEさん、トントゥありがとうございます。私も生活圏からは遠いのですが、チャンスがあればとつい足を向けてしまいそうです。
たらこさん、ありがトントゥ!
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