幽泉閣
ホテル・旅館 - 北海道 磯谷郡蘭越町
ホテル・旅館 - 北海道 磯谷郡蘭越町
ここ数年、サウナイキタイに出会ってから、北海道内の温浴施設に行く頻度がだいぶ上がってる中、改めて北の大地の温泉、サウナの素晴らしさを体感する日々を過ごさせていただいている。最近は自分の好きな施設の方向性がだいぶクリアに見えつつある気がする。で、幽泉閣は私が恋焦がれる温浴施設のひとつだ。
ぱっとしない空模様の土曜日、中山峠を越えて蘭越町を目指す。10時過ぎに喜茂別を抜けたところでふと、この天気なら土曜のこの時間でもパン買えるかも、と、真狩の「ブーランジェリー ジン」に寄り道、久しぶりに大好きなクロワッサンにありつく。その場で午前のおやつタイム。しっかりと焼かれた艶、芳醇な香り、濃厚なバターのうまみ。夢心地で完食。ごちそうさまです。
ほどなく幽泉閣に到着。天気柄か、そこまで混んでない。相変わらず魅惑的な野菜やメロンがお買い得な値札で並んでいる。諸々済ませて初手、恋焦がれた熱湯へ。45度台のしっかり熱湯。かつとろとろの素敵な温泉。湯口からはもう少し熱めの湯がかけ流され続けてる。どこかのプリンスよろしく、声が漏れ出る。目が(>_<)ってなる。羽衣をまとえばずっと入っていられる。撹拌すれば体表のセンサーからは嬉しい悲鳴。
頭部がぼーっとしてきつつあるくらいでころあいをみて、すぐとなりの円形水風呂へ。この形は複数人で入っても仲良しになれるかたち。こちらも冷たい水が常にかけ流され続けている。14度台。体表という体表がくまなくお喜びになっている。上がってとなりのプラ椅子で身体を拭いていると、もうご満悦なやつが脳内から湧いてる。
脱衣所のキンキン美味しい飲み水を補給してからサウナ室へ。微かにかかるピアノのヒーリングミュージックの調べ。熟成された木の匂い。出力、熱圧しっかりのよい熱さ。熱湯→水風呂で体表の冷熱の層がちゃんとできてることもあいまって、最高の居心地。これが結露スタイル。
十分に体内をあたためてから、満を持して再び熱湯へ。頭からかぶるこのお湯が愛おしい。湯口付近のアリーナ席をいただき、攪拌を繰り返して体内の熱を更なる高温で包み込んでいく。これが札幌味噌ラーメンスタイル、いや、熱湯ブースト。入りたいだけ入る。
仕上げはすぐ隣の水風呂へ。ああ、もう、ずっと入っていられる。死ぬまで入っていられる。2層に仕上げた熱は、そうそう無くならない。体内に蓄えられた確かな熱源。
そこから先はもう完全なるヘヴン。露天のプラ椅子に座れば、蘭越の空気も、軽く降り注ぐ雨も、たまに降りてくる風も、最上級のご褒美。人類の終着地は蘭越にあった。
90分の滞在で、ギリギリ2セットのロングターム。これだけの極上な素材が用意されているからしょうがない。
男
あ~私も脳内で完全に浸かってました うらやましい~
アキ姉、トントゥありがとうございます。脳に届くバーチャルサ活というジャンルか…… ビデオ派か漫画派か小説派か妄想派か、みたいな流派がありそうですね。
293さん、季節ごとに来たくなるような感じですよね。カステラは、「お乳のかすてぃら」ですって。
TCMさん、とろとろ温泉熱湯に、冷え冷え気持ちいい水風呂を満喫です。すごく……いいです!
サライさん、最近、家人が時刻表とにらめっこしながら、「昆布駅から直結のここなら、18切符で行ける」……と虎視眈々であることを告げ口しておきます。
背面の木板は綺麗に貼り直してくれていたみたいですが、座面は歴史を感じる部分が残っていましたね。安全面だけ気をつければ熟成も悪いものではないと思います。
ここのランチブュッフェ、そんなにメニューの入れ替えない気がしますが、その分1品1品の完成度が高く、たまに行く分には満足できると思っています。
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