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天然温泉本宮の湯

温浴施設 - 愛知県豊川市

シー

2024.08.14

16回目の訪問

本宮の湯にある冷水機はいけずだ
コックを捻るとチョロチョロと水が出てくるのであれちょっと飲みにくいなと口を近づけて飲んでると突然水圧が上がって口の中ゴボゴボゴボッってなっておぼれそうになったり咳き込んだりで大変なことになる。しかし本宮のサウナーならこれを克服しなければ生きていけないのだ。
この物語は本宮の湯の冷水機と戦い自在に水を飲むことができるまでの不屈の男の物語である。
冷水機問題を克服するにあたり最初に考えたのがまずチョロチョロしている間は待つということ。これを飲もうとすると噴水口近くに口を持っていく必要があり飲みにくい。やがて水圧が上がり水が高く噴射されるのでここで初めて飲む。
なるほどこれなら口の中に一気に水流が入りゴボゴボッとなるのを防ぐことができる。いきなり正解が出た。
だがこの方法は敗北だ。チョロチョロとした少量の水とはいえこれを無駄にして良いのか？答えは否である。
チョロチョロまで美味しく飲んでこそ真の本宮サウナーと言えよう。そこで俺はチョロチョロが何秒間なのかを観察する
約5秒だ。5秒と分かれば水圧が上がるタイミングを見計らい
ボクシングのスウェーバックの要領で口元の高さを上げれば良いのだ。最も冷水機の水が飲みやすい位置水流が上昇しやがて重力により下降し始めるこの一点に口を持っていくこと
さらにただ口を開けて落ちてくる水を受け止めるだけでなく吸い込む。これにより口から外れた水が跳ね返り噴水口を汚してしまうことを防ぐことができ衛生的である。
俺はボクシング入門を手にしスウェーバックの特訓を始める
当然この時口は吸い込む動作を同時に行うことが大事だ。
俺は猛暑の日も雨の日も雪の日もこの特訓を欠かさずおこなった。
そして今日8月14日ロウリュサウナで1セットこなしオートロウリュ7分前冷水機の前に立っている。
いざコックを捻りチョロチョロの水流の再上昇地点に口を持っていき吸い込む。ここから5秒頭の中で数える。特訓の日々が走馬灯のように思い出される。5.4.3.2.1
ここでスウェーバック！
ゴボゴボゴボッタイミングがズレた。大量の水が口の中に押し寄せてくる。思わず冷水機から顔を背け咳き込む俺。
失敗した。しかしその後オートロウリュで1セットととのった。