函館乃木温泉なごみ
温浴施設 - 北海道 函館市
温浴施設 - 北海道 函館市
※2020年3月より料金が440円になるようです。ご参考まで。
R2.2.22
1セット目 高音乾式サウナ 10分
親友の双子の妹が今日結婚した。本当におめでとう。のんびり仲良い家庭を築いてほしいと切に願っている。え、僕ですか?うるせぇうるせぇ。現世を取っ払って、私は貝になりたい。
2セット目 スチームサウナ 多分6分
その親友と仲良くなった日は、偶然にも6年前の2月22日だった。ひょんなことから繋がったそいつともう1人の親友に、とあるアイドルを強く勧められ、みるみる内に沼にハマってしまったのだった。偶然にも、9年前の2月22日がそのアイドルのデビュー日だという。また、この3人は、出席番号が3連続だった。偶然と偶然が重なり合い人は繋がっていくのだと強く感じたものだった。その日は一晩中DVDを見尽くし、メンバー1人1人についての講釈を拝聴した。
3セット目 高音乾式サウナ 3分(限界間近でした)
月日が経ち、それぞれ違う大学に進んでも、LINEグループで毎日トークが続いていた。近況を報告し、メンバーの活躍を共有し、ライブに行く予定を立てた。地元で集まってはカラオケで遊び、酒を覚え始めると朝まで飲み明かした。「将来この3人の子供がさ、同じ学年だとしたら、また出席番号が近くなって仲良くなるのかもな」こんなことを言ってくれる友人が出来て、本当に嬉しかった。語り尽くせない思い出がそこにある。
4セット目 高音乾式サウナ 5分
それぞれが忙しくなり、疎らになっていくグループトーク。最初のきっかけだったアイドルも、1人、また1人と少しずつ飽き始めていた。変わりゆく環境と移ろう興味との狭間でもがいていた。"青春時代"のゴールがもうそこまで迫っていた。卒業すると2人は地元に戻り、就職した。1人は子どもが出来、家庭を持った。勿論、未だ3人の関係は良好だ。
人は皆大人になっていく。もうアイドルは追ってないけれど、俺はまだ青春に取り残されているのかもしれない。うるせぇうるせぇ。ガキの心を持った大人が一番ってとこを見せてやるよ。
初心を忘れないようにと、2月22日に、僕は"乃木"温泉に来たのだった。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら