サウ太郎

2020.03.08

1回目の訪問

夜明け前から富士の麓では雪が降り始めていた。本当は霊峰を拝み無病息災を祈願したかったのだが、思い通りにならないの自然と言うもの。そんな自然の厳しさを肌で感じ、初めて温浴の向こう側へ行ったあの地へ向かった。

その地は『ゆらり』。ホラーの邦画にありそうな名前ではあるが、れっきとした温浴施設である。

訪れたのは11時30分。すでにキャンプ場帰りと思われる人々が詰めかけていた。さっと支度をし浴場へ。ここはいくつもの温泉がある。ただ人が多いためどこも狭く感じる。軽くぬくもった後に、まずは蒸し風呂へ。

〜 初めてのととのい体験はこの蒸し風呂からだった。キャンプ帰りのある日ここゆらりに立ち寄って、ひととおり温泉に入り、次に蒸し風呂も入ってみたのだった。この中で耐えられそうだなと結構な時間入った後に、興味本位で入ってみた水風呂。もともと水泳部だったこともあり、寒いプールでも耐えられることはできていた。この水風呂もいけるだろうと思ったのだ。ところが、想定していたよりも冷たい。全身がピリピリする。その日も雪が降り日だったのだ。キンキンに冷えている水風呂。心臓がドクドクしている。これはどこかで息を整えないとやばい。そう思ってベンチに腰かけ、体験したのが後で知る『整う』というものであった。 〜

回想終わり。ということで、あの時の体験を振り返りたいと思って訪れたのだが、いくつものサウナ体験を経て入った蒸し風呂では満足できない体になってしまっていた。身体いや、躰。ウェブサイトがホームページあるいはHPと言われていた時代、躰って書いてるテキスト系女子いたな。走査線の画像とともに。

そんなわけで水風呂へ。雪が降る中、水温計がさしているのは12度。刺すような冷水。でも後の時と違うのはもう簡単に熱ってしまう躰ではなくなってしまったから。もうあの頃の私ではないの・・・・・。テキスト系女子もいまでは立派な母とかになってるんだろうな。

熱さを求めてこじんまりとしているサウナに入り、改めて水風呂へ。おお、いつも感じているサウナ体験だ。いつものように水風呂と外気浴を済ませて、3セットと昼食を済ませこの施設を後にした。想い出はそっと胸の内に秘めておいたほうがいいことを痛感させられる1日であった。

サウ太郎さんの富士眺望の湯 ゆらりのサ活写真
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