サ饅頭

2024.09.28

1回目の訪問

サウナ飯

ここ府中は私が就職した街。縄文の湯は当時付き合っていた彼女(現嫁)に教えてもらった温泉。温浴施設を好きになるきっかけとなった思い入れのある施設だ。それが悲しくも2024年10月14日で閉館してしまうと聞いた。家族のサポートがあり、福岡から飛行機でお風呂に入りに来た。およそ就職したての頃は考えもつかない時間とお金の使い方だが、最後に入っておきたかった。以前にリニューアルしたという男湯サウナに。

入館してまず目に飛び込んでくる立派な縄文杉。若い頃はあまり意識していなかったがテーブルや天井などいたるところに大きな木の一枚板が使われていて贅沢で落ち着いた雰囲気を醸し出している。少し高めの価格設定と小学生未満や未成年のみでの利用が禁止されていて客層も抜群に落ち着いている。

受付後エレベーターで脱衣所へ。何気ないことだが、ここのロッカーはこれまで入った他のどの温浴施設よりも幅広くて好きだった。階段を下って浴場へ。

一歩入るとここで使われている炭のシャンプーやボディソープの匂いがして懐かしい気持ちになる。好きな施設は決まって匂いが好きだ。入り口のアカスリタオルを借りて体をきれいにして温泉に入る。真っ黒なモール泉。ぬるりとしていて肌あたりが良い。

さて体を拭いてサウナへ。ドア付近にビート板。ドアを開けるとととのい用のクールルーム。さらにその先のドアを開けると念願のサ室がある。変わったつくりだがこれまでの温泉メインの客は動線そのまま使えるし、比較的若めなサウナメインの客がなるべく既存の客に影響を与えないようにする運営側の配慮だろうか。熱効率とか考えると設計難しそうだけど客からするとわかりやすくて好き。

サ室は横に長くストーブが2基。しっかり熱くて湿気もある。ふと明かりが暗くなりストーンにスポットライト。オートロウリュだ。どこからかわからないけどファンの回る音もする。オートロウリュというのがここにはピッタリ合っていると思う。アウフグースはおそらくこの店には似合わなかった。

サ室を出てクールルームを出たらすぐ水風呂。しっかり冷たくて広め。ハッカ入れてるようで17度台だったが体感はもっと冷たく感じた。

クールルームに戻って♾️チェアで休憩。エアコンの真下に座ったが大当たり。東芝キヤリア製のバカデカエアコンから良い風が吹く。

その後家族と合流してご飯、マッサージしたり休憩室で仮眠したり幸福な時間を過ごした。
無くなってしまうのが大変惜しいが、人生の中のいくつかの季節にとても良い思い出を添えてくれた大切な温浴施設でした。これまでありがとうございました。

サ饅頭さんの縄文の湯のサ活写真

生姜焼き定食

とてもご飯に合います

サウナ飯 supported by のんあるサ飯
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