玉川ストロングスタイル

平日回数券を買えば実質800円台で入館できるから100日後もいくワニ（ありがてえとアリゲーターをかけてる）

でも休日もいく。平日夜間に券つかわずいくこともある。いまの時期は桜がライトアップされててきれい。でも外気浴の椅子からはぜんぜん見えない。

サウナでコロコロ（コロナウイルス・殺す）しようと思い行ってみれば、みんな考えは同じか超満員

「収容人数15人」のところ20人の超満員

人が多いから私語がうるさいな、でも注意するのは怖いな、黙っててもわかるように「私語厳禁」ってタトゥー彫ろうかな、そしたらサウナいけなくなっちゃうな……

そんなことを考え集中できなかったので、外の蒸しサウナ「縄文釜風呂」へ退散 ことなきをえた

縄文釜風呂もまた、コロコロである（人が少ないから寝ころべる・床がぬるぬるでころびそうになる）

本当にすべってるのは釜風呂の床じゃなくてこのレビューかな（完）

ウイルスの影響か空いていた。空いているのにマットは今日もびちゃびちゃであった。

そうなるともう客とか交換頻度の問題じゃなくて妖怪の仕業かと思う。

「あかなめ」的なお風呂妖怪の仕業かと思う。





しかし本当に恐ろしいのは人間の心にひそむ闇である。

21時過ぎに入ったらサウナマット交換が始まった。

いったん外に出て交換を待つタイプの店ではない。マットを抱えた従業員さんが声をかけると、座っていた各々が立ち上がり、自分たちでマットを剥がし、従業員さんに渡していく。

そして綺麗なマットを受けとると、各々がまた敷くのである。

腰をかがめ、ズレがないように直していく汗だくの男たち。

先に済んで上段に座った者は、時に足をあげ、下段の者が作業しやすいように心を配る。

そこに集ったのはまさに全裸の紳士たちであった。

美しの湯のびちゃびちゃのマットは、こうして作られるのである。

与えられたサービスに腕を組んで批評するのではなく、文字通り裸になり、飛び込んでいく。

気持ちよく楽しめなかったのは、店ではなく己のせい。「グルメ」とサウナの違いはここにあり、食べログと違ってサウナイキタイに批判が少ないのもこのためではないか。

美しの湯のマットは今日もびちゃびちゃであった。

誰も観ていない伊藤英明のドラマを映していた。金曜の夜なので混んでいた。外気浴の椅子が埋まっていたetc.

そうしたネガティブな不確定要素、「カオス」をいかに楽しみ、即興で対応し、己のモノとするか。
そう、サウナはジャズであり（聴いたことない）、サーフィンなのだ（やったことない）。

サウナが何をしてくれるかではなく、サウナでなにができるかーー美しの湯を訪れた90分間、私はしばしケネディになる。

高円寺の「サウナサンデッキ」とよく比較され、同じ位だと評されているが、本当か。

君は、壊れて動かず、歩きにくい階段と化した入口エスカレーターを見たか。

酒がぜんぶ売り切れになっている休憩所の自販機を見たか。コップを手に取るもぬるそうで飲むのをやめたフリーのお茶を見たか。

フランクロイドライトを彷彿とさせなくもない浴室のランプを見たか。タイルを見たか。その間を飛ぶコバエを見たか。

客が自分一人なのにリモコンがないから消せない、サウナ室のテレビを見たか。えんえん流れる『世界ふしぎ発見』を見たか。ボッシュートされる黒柳徹子を見たか。

時計のないサウナ室で砂時計を見たか。真っ暗で見えないストーブを見たか。

静かに、しかしあふれる水風呂を見たか。時間になると注水される水風呂を見たか。ぬるぬるの休憩イスを見たか。そこでも飛ぶコバエを見たか。

しかたなく座った洗い場の椅子で、ディープリラックスを見たか。夢幻を見たか。

君はノーベルを見たのか。

家にもっとも近いサウナなのでよく行く。「ホーム」ということになるのだろうが、べつに気に入ってはいない。

混んでるし、もうちょい頻繁にサウナマット替えたらどうか？替えられないならレンタルマットを70円で貸し出すなんてセコいこと止めて使い放題にしてはどうか？今日いったら黒い点々の染みを発見しましたよ。

でもいいのだ、与えられたサウナでどう楽しめるかが重要なのだ。人数の割には混まない外気浴の椅子に座り、ライトアップされた梅の花（たぶん）の下で、ディープリラックスーー。「縄文釜風呂」という蒸しサウナのネーミングもよく分からなくてすきです。

宿泊客とホテル会員のみが利用できる施設。そのため、基本的には混雑とは無縁。どこのサウナも混んでいる昨今にあってこれはありがたい。ガチのサウナーも見かけない。

というか若者を見かけない。利用者層に配慮してか、サウナも水風呂も設定温度はぬるめ。施設自体は古いが手入れは行き届いていて、木の匂いのする無音空間でサウナに集中できる。

浴室内に休憩スペースはないものの、バスローブを羽織って使える休憩所はポカリをはじめとした飲み物飲み放題でありがたい。

シャトルバスの時間に気をつけて帰ろう。

キッタナイ某鶯谷の施設を愛している友人がおり、なぜ嫌じゃないのか不思議だったが、ここを訪れて悟りを得た。ここも汚いしタオルが臭い。が、それもまた日本のサウナなのだ。また来るかわからないが、この辺では貴重な24時間やっているところだし、空いてるし、悪くはない。

一日おいてまた来てしまった。2020年2月現在、有名サウナがどこも混雑している中、ここはオアシスだ……と思いきや、17時ごろいったらここも混んでいた。常連同士の会話が聞こえてきた。水風呂は地下水らしい（飲んだらダメ）。となると、2月でそれほど冷たくない水風呂が夏はどうなるのか気になるところ。サウナスペースにある水風呂より、浴室付きの追加料金なしで誰でも入れる水風呂のほうが冷えていた。

サウナはストーブで、水風呂も冷たいわけではない。いわゆるサウナ専用施設のスペックはない。しかし、後から増築したと思しきサウナエリアに、オーナーの愛を感じる。サウナ利用者のスペースは一般浴室に設けられたドアの先にあり、ちょっとしたVIP待遇。サウナ利用者はみな専用カラン（3つある）を使うたびにきれいに流し、桶を戻し、床の石ケンを奇麗に流している。ここは三鷹紳士たちの社交場なのだ。休憩スペースはいいですね。「プールサイドにある寝そべりイス」があるのは個人的にかなりポイント高いです。