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てるちん

2023.07.03

2回目の訪問

ホテル 武蔵亭

[ 北海道 ]

札幌から5号線で小樽に向かって
急ぎの用は無い
のんびりと走っていく
市内に入ったら入船十字街を右に曲がる
すると「亀十」がある

ガラスケースにずらりとパンが並んでいる
眺めていると胸がワクワクしてくる魔法のパン屋
喉の奥が「ゴクリ」と鳴るこの感覚は
「パン・ド・カンパーニュ」のようなパンを眺めても起きないトラディショナルな感覚
今日は超名品「薄切りクリーム」と
パンより具が多い「焼きそば(パン)」を買う
パン屋巡りも一周廻ってここに帰ってきた気がする

さて、札幌方面に5号線を少し戻る

「三門そば店」の交差点を朝里方向に曲がって
「おたる宏楽園」は主義主張合わないような気がするので通り過ぎ
「湯の花朝里殿」が左に現れるがボクは「手宮殿が好き」なので失礼して
少し走ると右手にあるのが武蔵亭だ

薄暗い脱衣場の設えに懐かしさを感じる
浴室には円形の薬湯と温泉の主浴槽
男湯は右奥にサウナ室、出てすぐ左に水風呂
露天に温泉の浴槽がひとつという構成

ここに「混雑」は存在しない
完全貸切りになることもめずらしくない
泉質もサウナもこれと言った個性の無い「なんちゃない」ものだが
休日の午前にここで「ぼーーーーっ」と過ごすってのは
意外と悪くないもんだ

ガタついた足場が沈む水風呂は足元注意だが水は良い
存分に冷やせば良い
水風呂を出たら露天スペースに降りる
この前まで半分壊れた二人掛けのイスがあって
「使用禁止」と貼られていたのだが
新しい一人掛けのイスに置き換わっていた
露天の済に壊れた二人掛けも置かれている
目隠しの壁だったと思われるプラの廃材も
露天にずっと置きっぱなしだ
排水溝には松葉がこんもりと積もっている
「そういうとこだぞ!武蔵亭!」
でも見上げると空もキレイに見えるし
のんびりできるので「まあ良し」としている

あがったら「南樽市場」や「商店街」を冷やかして
最後に「三門」に吸い寄せられる
ここの「もり」は好みの真ん中に居る
昼は丼ぶりとのセットがお得だよ

帰ったら焼きそばパンで一献といきますか

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てるちん

2023.06.28

1回目の訪問

「あぁ北海道の田舎を走っているなぁ」
という道を走って「ほろしん温泉」を目指した
コバルトブルーの空
生命力むき出しの「もっこもこ」の木々の緑
野には黄色の花がまき散らされている
色彩の洪水は人の気を狂わせる。
だからあのフレーズが頭から離れない

「ゲイ界の橋本環奈」

そう言われるとオレだって世界中に大きな声で問いかけたいのさ

「だったらオレは誰になるんですか?」と

田舎道で油断してると立派な建物がニョキッと現れる
キャンプ場や化石館が集まっている楽しげな場所
券売機で500円の入浴券を買ってフロントのお姉さんに手渡す

サッと清めてまっすぐ露天へ
露天風呂に電気風呂が付いているという構成にも驚くが
眼下に清流を見下ろすなかなかの絶景ポイント
季節になるとこの川にもホタルが舞うのだろうか
そんなことを考えているフリをしているが頭の中は環奈問題で一杯なんだ

この気持ちのモヤモヤは一体何?
「嫉妬?」まさかあのシェフに?
ゲイの人達の然るべき団体に履歴書を送りつけて「あの人が環奈ならアタシは誰なのかしら?」ってやりたいの?

さあサウナだ
北空知に多いタオル放題施設でありがたい
一枚交換させてもらって陣を構える
なかなか落ち着くサウナだ
ふと目をやるとテレビには例のシェフが映っていた

これが橋本環奈なんだからオレなんて。。。
広瀬。。。いや、吉高。。。
いやいやこう見えても清純派だから永野。。。
悪魔の想像に支配されてしまう
逃げ出すように水風呂に

塩素がぶち込まれているようだけど
源泉のポテンシャルが高いのだろう
とても浸かり心地が「爽やか」だ
身体が静かに冷やされるのと同時に
頭の中の毒々しい想像がスーッと晴れていくようだ
実に爽やかだ。。。昔のヒロスエのよう
・・・それじゃダメじゃん

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てるちん

2023.06.27

1回目の訪問

・広い浴室に独りぼっちだったよ
・ブクブクあぶくの湧かない「寝湯」はただの水溜まり
・「打たせ湯」は何も落ちてこないので丸椅子だよ
・サウナはとっても薄暗い大人の空間
・テレビの音も控えめで考え事が捗るわ
・温泉は濁り強めで「沼」の色
・話題のあのシェフがゲイ界の橋本環奈なら俺は!?
・「きもちくしてくれてありがとう」

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てるちん

2023.06.19

2回目の訪問

ローマの泉

[ 北海道 ]

永遠の都、ローマの地に再び立った
受付の美女に14ユーロ若しくは2200円を支払うと
フェイスタオルとバスタオルと22番のプレートを手渡される
タオルのすき間にラブレターは無かったかい?
「チッチッチ・・・」そいつは秘密だ

22番のドアを後ろ手で閉めようとすると背後から美女の声がする
「vieni a divertirti(楽しんでおいで)」
ローマの女は男を破滅させる魔物だと言われるがね、なるほどね

照明のスイッチを入れてもやや薄暗い
興奮を抑えてGUCCIのシャツを脱ぐ
洗面台の上にアル・パチーノのポスターが貼ってあるのか?
と思ったら「鏡だったよ!」アモーレ!
ニヒルな笑みを浮かべながら浴室へ
掛け流されている浴槽につかると
モール泉の流れる川に身を潜めているような気分だ

この前もそうしたように桶にスマホをいれて
無節操無頓着なプレイリストを流して個室にインする
2段目にだらしなく腰を降ろして
背を壁に預けて手足を「だらり」とさせる
これはジョーだな「明日のジョー」だ
5分計を2回回す頃には「だらり」の指先から雫が滴る
コンガとマラカスのリズムの効いた
ストーンズの55年前の名曲で飛びそうになったところで水風呂に逃げ込んだ

モール泉で蓄熱してからの2ターン目
「うーん、ギリイケる?」2段目に横たわったら最高だったよ
好きな姿勢「OK」こそ個室サウナの誉れだ
ごろごろ寝転がって水風呂へ
またごろごろ寝転がってまた水風呂へ
無限ループというやつだ「ボーノ!だ!ボーノ!ボーノ!」

「ボーノボーノ」言っているうちに90分が瞬く間に過ぎてしまった

それにしても何故にローマの泉はボクを魅了するのか
そう言えばパスタもピッツアも好きだし鼻も高い方だ
「血?」
父方の爺ちゃんは堀の深い日本人離れした顔つきでアル・パチーノに似ていた
「悦造(えつぞう)」という名だった爺ちゃんは実は
「エッヅオ」というイタリア人だったのではなかろうか

謎は深まるばかりだ

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てるちん

2023.06.12

3回目の訪問

サウナのドアを開けると
熱気がコンクリートの塊のように飛び出してきた
「どん!」
弾き飛ばされそうになるが取っ手を掴んで何とか耐える
空気じゃないこの熱気は固体だ
中に入ると今度は水中に居るような圧を感じる
ロウリュされたばかりなのか
大量の水分が空気にギリ溶け込んでいる
何か刺激を与えると雨が降ってきそうだ

2段目に腰を降ろして窓越しに眺める積丹の青
ここには「いい天気」の時しか来たくない。
てか来ない
今回も天気予報とにらめっこして勝利をもぎ取った
以前は無かった大きな一枚板からヤニが滲み出ている
音楽は無いテレビも無い
あるのは高密度の熱気と積丹の青だけ

3~4分で滝汗になったところで
同席の人が出て行った
「よおし!」ロウリュをかます
立ち昇った熱気が天井から降りてくる
熱い熱い熱い 
ヤニのしずくが「ぽとり」と落ちたところで
コンクリートの塊を連れてサウナを出た

「良き水」で暫し沈黙
冷たすぎる水風呂は冬だけでいい
じっくりと身体を冷やして露天にでる

ほら「馬鹿馬鹿しいほどいい天気」
今日ここに来た理由はこれだ
雄大な景色の前で男たちは何も隠そうとしなくなる
あっちで「ブラブラ」こっちで「ブラブラ」
みんな手を腰に置き見本市のように「ブラっている」
立派な「ブラリスト」の集まりだね
女の人はこの景色を前にナニをどうするのだろう

中学生の工作のようなトトノイ「座」椅子がある
上半身を背もたれに預けると
ほぼ寝た姿勢になるんだけどこれがイイ
カラダには「あまみ」がはっきりと浮いてきた
日差しが強いので目を閉じる
「シューッ」
風を切るような音に目を開ける
「。。。そうかツバメか」
たくさんのツバメが風を切っている
ツバメが巣を作る家は幸せになると言う
なにかとても穏やかな気持ちになった
「さあ、2回目行くか」
ゆっくりと起きあがる
「ブラブラ」している「ブラブラ」している

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てるちん

2023.06.05

1回目の訪問

なんだかんだ言ってもね
サウナは「水風呂」がいっちゃん重要って思ってます

天井から滴る熱い雫を「ひらりひらり」と
蝶のように避けながら耐えるスチームサウナも
「イチ、ニー、サン・・・」手拍子で浴びるアウフグーズも
ラドルで水と想いをストーンに掛けて
「ブホッ!アジぃ!」小さな自殺になっちゃったセルフロウリュですら

この後に待ち構える「水風呂」の前菜でしか無い訳
パラダイスヒルズの「水風呂」はそーいう意味で来なきゃいけない場所だなって

ところがどうにも「ソリが合わない」

最初に来た時は
先客が何か粗相をしたんだろうか
とても入れる状態じゃ無かったわ「水風呂」
で、2回目は脱衣所でパンツを降ろした途端
スタッフの兄さんが駆け込んできて
「シャワーからお湯が出なくなりました!」
オマエは何故それを笑顔で言う
「それでも良ければ安くします」
だから笑顔はヤメなさい
結局下ろしたパンツを再び上げて帰ってきた

「パンッ!」履き直したパンツのゴムの音だけが
あの夏のメモリーになっちまってるんで
来たよ通算3回目(遠い目)

賑わう日曜午後
周りには目もくれず清める
もちろんシャワー圧は弱い
髪までしっかり洗ったら主浴槽の温泉に浸かる
薄みどり色のお湯にたくさん「湯の花」が舞っている
本当に「湯の花」でいいんだな?
もう少しクリンネスに気を使うと妙な疑念が浮かばなくなる
そういうところだぞ!パラダイス

サウナは広い 3段ある
初回来た時、まだコロナ中期だったかな
ガラガラのサウナで置いてある木の柱を枕にして
寝サウナしたことを思い出した
あの頃はどこもかしこも絶望的に「ガラガラ」だった
みんなよくがんばったよ うん、がんばった

待望の「源泉水風呂」の為に
オーバー15分!がんばってみたよ
サウナを出て横のシャワーで汗を流す
「水風呂」までの床が源泉の色に微かに染まっている
そして先客は誰も居ない
少しだけ乱暴に尻から崩れ落ちるように身体を落とし込む
冷た過ぎない薄いみどりの源泉が身体を包む
力が抜ける
目を開いていられない
深く深呼吸をする、深呼吸をする
蒼い海、白い砂浜、打ち寄せる波
聖子ちょわんの声が聞こえる
「フレッシュ!フレッシュ!フレーッシュ!」
夏の扉が今年も開いた
そう言えば聖子ちゃんカットの娘と付き合ってみたかった

また来る

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てるちん

2023.06.02

7回目の訪問

鷹の湯

[ 北海道 ]

サウナの内壁の素材が
戸建ての外壁みたいだなぁ。。。
優しめの熱さの中で目を閉じると

「漢字」が頭に浮かんでくる

鯨。。。鯵。。。
共に19画の漢字だ
文字を手書きする機会がうんと減ったが
この辺りはまだ何とかなっている
魚とか鳥とかの漢字を覚えるのは好きだったし得意でもあった

砂が落ちきった砂時計をクルリと回す
隣に座っていた「いい身体」したお兄さんが
「ども」ペコリと頭を下げた 
うむ、好青年

鰆。。。鰈。。。20画
書けるし魚の姿も浮かぶし
何ならその味わいも思い出すことができる

砂時計3回転でサウナを出て
「あつめ」の湯を頭からかぶる
そして湯舟に身を沈める
今日はあまり「アチチ」じゃないね

鰯。。。鶴。。。21画
鰻。。。。。。鱈! 22画

鷲。。鱒。。。。23画
いつも程「アチチ」じゃないけど
天下の「鷹乃湯」の「あつめ」なのだ
漢字が浮かぶ余裕が無くなったので水風呂へ
「プハー」ここも魔法が掛かった水風呂のひとつだ

。。。鷹。。。これが24画

25画になると。。。。鱰。。鼈
読めんし味もわからない
おのれの限界を超えたのが如実に解る
世界が変わった気がするもの
だから私の漢字力は24画が限界なのだ

浴室を出て扇風機の風を独占しながら着衣する

着終わった辺りで好青年が上がって来た
「お先」軽く会釈して脱衣所を出た

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てるちん

2023.05.30

1回目の訪問

サウナ飯

湯の花手宮殿

[ 北海道 ]

一度気に入ると「ソレ」ばっか食べ続ける癖がある
この前は月曜から金曜まで
「弁菜亭」の「ジンギスカン定食」を食べ続けた
1週間で飽き足らず翌週も月曜から食べ続けて
水曜にふと「ジンギスカン定食」が嫌いになったので止めた

そのようにして嫌いになった食べ物が幾つもある
もしかして「馬鹿なのかな?」と思ったりするのだがどうなのだろう

お風呂ライフに目を向けるとこの春は
「湯の花手宮」のアクティブスパが全俺を席巻した
朝里にも湯の花がありそちらの方が大きいのだが
「手宮じゃないとダメ」なんだ

座席は6~7席だろうか
その内1つのジェットがとても強い
「頭がおかしいんじゃないのかな」と思う程強い
大型のレトリバーが身体の上で暴れている位の刺激
レトリバーを腹で腰で脇腹でたっぷり遊ばせてからサウナに入ると
筋肉の強制運動による疲れで
灼熱のサ室で「うつらうつら」と眠ってしまう
そして悪夢で目覚めるのだ
もうね毎っ回悪夢!愉しいだろ?

この前は館内放送で呼ばれる夢でさ
「てるちんさん、てるちんさん、お近くの係員にお声がけください」
てな感じで呼ばれたんだけど、あ、夢だからね!
名乗り出ないでいると
「脱げかけの靴下に妙に興奮するてるちんさん、お近くの・・・」
「死ぬ前にもう一度「オッパブ」に行きたいと思っているてるちんさん、お近くの・・・」
どんどん人に聞かれちゃいけない情報が加えられるって悪夢w

館内放送と言えば昔
忘れ物をした喫茶店から会社に電話があって
「てるちんさん、てるちんさん、リチャード三世様からお電話です」
って呼ばれて一躍ヒーローになった事があったよ

仕掛けモノの浴槽なのにホームページによると
「ナトリウムー塩化物冷鉱泉を加温してかけ流しで提供しています」
とのことで贅沢じゃねえか

そんなんで4月から毎週末小樽に通ってたんだ
洋風にしか付いてないから土曜か日曜どちらかね

帰りには小樽の商店街を冷やかして
季節のモノがあれば少し買って
朝里の「三門」で冷たい蕎麦をだぐって帰る
こんなことを毎週飽きずにやっておりやす

三門そば店

ミニカツ丼セット

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てるちん

2023.04.03

2回目の訪問

神宮温泉

[ 北海道 ]

とても天気の良い日曜日
陽が高いうちに風呂に入るためにあるような一日
そして何となく呼ばれたような気がして
久し振りの神宮温泉
車、停められなければ近くにゃ円山温泉だって有る
どちらもお手本のような素敵な銭湯だ

駐車場が1台分空いている
そして大きな張り紙
明日から暫くお休みになるようだ
やっぱり呼ばれたのだろう
「こんにちわ~」かあさんの声で
こちらの顔も綻んでしまう
脱衣所の招き猫や小鳥たちも元気そうだ
「それ見ろ」入る前からヒーリング効果満点だ

しっかり清めて
半分が電気風呂になっている主浴槽から
「銭湯すたれば・・・」黙読する
何度読んでも、今一つ入り込んでこないんだよ、この詩
志だけテク無しの無化調ラーメン食べた時のような「なんだろ?感」
いずれも個人の感想です
今日は「ちんぴ湯」だった薬湯もありがたくいただいて
サウナは上段、ストーブ前に陣取った
銭湯サウナではずいぶんと立派な設え
今や円山温泉と共に貴重な存在になっちまった
初めて2次元に恋をした「あのおねえさん」に
見守られながら水風呂へ
札幌にはいくつか
「魔法がかかったかのような」水風呂が存在する
ここの水風呂もそのひとつだ
あごの下ぎりぎりまで水に浸かって
背中で気泡を感じながら
そっと目を瞑って銭湯音に耳をあずける
これっ位の倖せが身の丈にあってるってもんだ
身の丈にあったものを失くしちまうのはもう勘弁だ

「また来ます!」
かあさんにあいさつして外に出る
夕方の日差しに力が戻ってきた
季節は進んだ

何としても
何としても再開してほしい

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てるちん

2023.04.01

1回目の訪問

ホテル 武蔵亭

[ 北海道 ]

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てるちん

2023.03.26

1回目の訪問

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てるちん

2023.03.22

9回目の訪問

水曜サ活 サウナ飯

北村温泉ホテル

[ 北海道 ]

3/21祝日 AM8:00
ここ北村温泉にはWBCより「空いてるお風呂」を優先した
協調性に難のある男が集まっていた
脱衣場のロッカーの鍵がズラッと刺さっている(未使用ってことね)
休日のこの時間帯には見られない光景である

浴室も人はまばら
室内水風呂含めて4つの浴槽
露天の2つの浴槽
そしてサウナ室
どこに行っても人とかち合うことが無い
人数制限解除となったサウナ室に独りきり
1段目ストーブ前に陣取って
「後ろから前から♪」直焼きする
気分が良いと汗の出も良い

水風呂も水温と水の薫りが春を告げている

更にさらにこの日ったら
露天に出れば雲一つないブルースカイブルーが広がっていてテンション上がる

湯船のふちのイスに座って
手桶でジャブジャブ温泉を被るヤツ
流行らせようと思ってせっせとやるんだけど
今日は見てくれる人も居ない。
でも幸せ。
「いい日だなあ」
秀樹じゃなくでも感激だ

いやなに私だって「侍」見たいし応援したいからさ
レコーダーセットして来ているのよ
要はリアルタイムじゃ無くっても
結果や経過を知らずに無垢な状況で観戦すれば良いわけで
あとは迂闊に結果を知ってしまわぬよう
スマホの取り扱い中心に全神経を集中してさえいれば
このように贅沢があじわえて
尚且つゆっくりJAPANを応援できるのさ
へへへ、ちょっといいだろ?
さ、かえってWBC観戦WITH-Bだ
もうビールもいっちゃうからね

「いやあ、随分空いてるなあ」
ちょうど服を着終わったタイミングで
脱衣所に入って来たおじさんが話しかけてきた
マリオみたいな陽気そうなおじさんだ
気分が良いので会話を返す
「みんな野球ですよ、今日は」

「オレもさっきまで見てたんだけど」
おい!よせ!マリオ!
いったいなにをする気だ
その先を口にすることは許さん!

「佐々木がさあ・・・」
だからやめろ!そう言うとこだぞ!マリオ!
と初対面のマリオに声で伝えることが出来ない

逃げるしかない
「お先!」脱衣場から駆け出す
背中越しにマリオの良く通る声が

「スリーラン打たれたからさ・・・」

終わった。台無しじゃないか、楽しみにしてたのに。。。
脱衣所に踵を返しマリオに言った

「で、それからどうなりました?」

おめでとう!侍JAPAN!世界一!

かまだ屋 6条店

しょうゆラーメンに天ぷらトッピング

ここテレビ無いからさ

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てるちん

2023.03.14

2回目の訪問

円山温泉

[ 北海道 ]

「響子さん」も「デーモン閣下」も「ちんぺいさん」も「健さん」もお久しぶり
また逢えて本当に本当によかったよな

銭湯なんてのは明るいうちにへえる(入る)のがオツなんだ
日曜の夕方にさ
天井の高っかいこの場所で深ぁーい湯舟に浸かってさ、その後、銭湯にしちゃあ立派なサウナで砂時計をひっくりけえせる(返す)なんて。また来れるなんて
。。。なんかじーんと来ちまったじゃねーか
バカ言うなよ汗だよ!これは汗!
また開けたって聞いて直ぐにでも飛んでこようと思ったんだけどさ、それもチト照れくさいんでさー
このめぇ(前)来てから17か月でも20か月でも
変わりゃしねえだろって、やっときてみたよ
。。。そっか、20カ月ぶりか。変わんねーなぁ

せっかくまた逢えたんだ
お互い「ご自愛」って〜の?ちょっと気ぃつけてさ
この先も長げぇ付き合いでひとつ「よろしく頼んます」

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てるちん

2023.03.07

8回目の訪問

サウナ飯

北村温泉ホテル

[ 北海道 ]

この日だって晴天だというので
久々にゆーりん館を目指していた
ゆーりん館といえば街を見下ろす露天からの景観
あそこに「あいや」と仁王立ちして
美唄市民の皆様にどーんと「ご開帳!」
股間をすり抜ける風で感じる春の訪れ
実にブリリアントじゃないか
・・・のはずが
気付けばまた北村温泉の露天で塩ゆでされている
楽しみにされていた美唄の方々には申し訳ないことをした

そうなのだ

冬の終わりになると北村温泉の磁場が強くなるんだ
毎年、春の訪れをここの水風呂で感じることにこだわっている
そろそろだと思うんだ
「ちんちん」だった水温が少しだけ上がる日がやってくるのは
「たっぷの湯」「ながぬま温泉」「ハート&ハート」「太古の湯」
このあたりには当面、不義理をしてしまうが堪忍してほしい

春はもう、そこまで来ているのだから

らい久 本店

バターみそ

北村流れはここか、かまだ屋の二択。こんなメニューを頼むのもここだけなら麺を減らしてもらうのもここだけ

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てるちん

2023.03.05

7回目の訪問

北村温泉ホテル

[ 北海道 ]

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てるちん

2023.02.28

3回目の訪問

唐突に気付いた!オスパはイイね!
基本、週末サウナ―だからさぁ
朝早くから熱々のドライサウナをキメて
まだ丸一日休日が残っているって感じが好きなんだ
夏休み2日目並みの無敵感
こういうのを「せっかち」って言うらしいけど
年寄りだからいいんだ!何て言われてもさ
受付にはいつも朴訥としたおばちゃんがいて
「ゆっくり入ってってね~」なんて一声掛けてくれて
その声に送られてボクの休日が始まる

浴室に入るとまずは「お清めお清め」となるわけだけど
「ジョバジョバ」と盛大に湯を噴き出すシャワーがイイね
家は家で流行りのシャワーヘッドを導入したりして調子こいてる訳だけど
この「ジョバジョバ」は唯一無二だね
気軽に行ける範囲ではここにしか無いってぇ貴重品だ
さらに、ベタつかず無色透明な塩泉もいいし
火渡りの修行か?と思うほど足の裏がアチチになるサウナ室もイイね
こんなにアチチなのに床のタオルは少な目
これが流行りの「ツンデレ」ってやつかい?
ちがうちがう、そうじゃない
施設の方向性と趣を異にする朽ちたヴィヒタの
寂し気な佇まいもいいし
サウナと露天のTVの選局が同じなのもいい(たまたまかもね)

帰りぎわおばちゃんにお礼をいって
ちんまり売られている野菜なんか眺めてね
そこに「白菜漬け」があったら買っちゃうからね、ほぼ毎回
休日の締めとなる今夜の晩酌に添えちゃおうよ
他の料理には一切使わないけど
白菜漬けに「パラリ」とするためだけに買ってあるもん「味の素」
「七味」も家では白菜漬け専用だ
端から醤油もひと廻ししとこう
これでビールでもポンシュでも焼酎でも「誰でも連れてこい!」ってなるから最っ高だ
オスパで始まった休日はこいうして暮れていく
正しいね

と、ここまでは建前でね
寝落ちする前に言っておかなきゃいけない
僕がオスパを愛した本当の理由を
そう、気づいたのさ、オスパの体重計で測る自分がこの世で一番痩せてることにさ

正月太りが取り戻せないそこのあなた
大好きなラーメンをせめて月2で食べたいそこのあなたも
ここに来なよ!体重計に乗りなよ!現実より1歩理想に近い自分が居るよ
でも、一つだけ誓ってもらわなきゃね
もう、オスパ以外で体重計には乗らないって
そう!測っちゃダメ!ゼッタイ!
覚えておいてね魔法はとけたらお終いなんだって。

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てるちん

2023.02.25

6回目の訪問

鷹の湯

[ 北海道 ]

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てるちん

2023.02.15

3回目の訪問

水曜サ活

フラヌイ温泉のホームページにはこうある
「サウナもございます。ご利用時間は朝10時~夜9時までが適温になっております。」
「てにをは」に感じる違和感はやがて親近感に変わる
自分の書いたサ活のように拙いからだ
日本語は高性能な言語だけに一文字の違いでもニュアンスが変わる

さて、書かれている通り7時から22時までの営業時間に対して
サウナの「適温」時間が短い
閉店間際で「適温でなくなっていく」サウナは
想像するだけで寂しさが溢れ涙が出る
片や「適温になっていく」サウナの頼もしさよ
ゆえに午前10時前のこのサウナを
密かに愛好する者は少なくない

冷めていくサウナに今の自分を重ね
雄々しく育っていくサウナには
若き日の自分の姿を見るのだろう
いや、見るのだ。
そう、私は初老、時間指定のフラヌイの愛好者だ

この日は「東の湯」が男湯だ
脱衣所に制御盤があるのでチラ見する
温度設定は90℃
「悪くはないがワシの若い頃は100℃は超えておったものじゃ!」
この手の独り言が出てくると
テンションと体躯の動きがシンクロしなくなって
転倒の危険があるので注意 初老だもの

42℃の温泉にじっくり浸かってから
今は「ひ弱なお兄さん」のようなサウナに入る
温度計は60℃時刻は9時30分
日曜朝のゆるいテレビは無視
お兄さんが逞しい青年に成長する様に意識を集中
概ね1分で1℃室温があがるペース
80℃あたりで既に大量発汗となり
30分かけて90℃に到達した頃には
今期一番の大汗になっている
うん、逞しくなった
「おうおう、ワシの若い頃に生き写しじゃよ」
おじいちゃん、転ぶよ

出てすぐの水風呂から源泉の浴槽に移る
サウナから辿ると60℃→90℃→16℃→31℃の遷移だ
一旦冷やしてからの31℃はガチで意識が薄れる
何かを考える余力は既に無いのに
ストーリーが頭に勝手に浮かんでくる
夢を見ているように

やっぱり「こ」の方がいいんじゃない?
「ぽ」だと生々しくなるでしょ?「ぽ」だと
なんかテカってる感じするし
実像が浮かんでくるよね「ぽ」
その点「こ」だと駄菓子感?パフ感ちゅーの?
少なくとも女子と話す時は「こ」だよなぁ
やっぱり日本語は難しい。

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てるちん

2023.02.13

2回目の訪問

「おお?!超久しぶりじゃん!元気?いつ振り? 」
「山下がこっち帰って来た時に呑んだでしょ!あれ以来だから2年、いや3年振りじゃね?」
「ひぇー3年ってか!そりゃ年取るわけだな、よし呑みに行こうぜ!今日はちょっとアレなんでえっと連絡するわ」
「もちのろーん!俺も今日以外ならいつでもオッケーだからさ」
「じゃあ近々!」
「でわでわ!」
って事になってからもう3年になる知人が居る
 
ボクとガトキンもそういう関係
 
3Fでエレベータのドアが開くと「プール感」に包まれる
屋内プールのこの感じ今では貴重だね
階下から歓声が聞こえてる
子供たちには今も人気のプールなのだろう
この場所に「のすたるじぃ」を感じる人は少なくない
ボクはその世代の真ん中に居る
30余年ほど前、ここに居た記憶が幽霊みたいに浮かぶ
 
白線に促されて更衣室のドアを開ける
「おじさん」の姿が多い
街の銭湯ももちろんおじさんは多いし
ボクもおじさんなのだが
ここ「テルメの更衣室」ではおじさんに哀愁というフィルターがかかる
「立ったまま靴下を履くことをあきらめた」おじさんも
洗面台で「カーッ!ぺっ!」ってやっているおじさんも
「アンニュイな」雰囲気を纏っている
なんとなくクリスタルで〇金・〇ビ!
へんたいよいこの「クリスタル映像」
 
メインのドライサウナはみっちり混んでいる
席を埋めるのは「はじめて自己主張に目覚めた世代」の日本人
加齢と共に「頑固」というアビリティも身に着けたと思われ
ここでは控えめにしていたら負け
24時間働くほどの気概で席を確保するべし
水風呂で少し落胆して
メインディッシュの塩サウナに乗り込む
 
ここでも水ガメ横が砂被り
誰も来ないのでベンチスペースを水で流して
寝っ転がってテレビを見るのもおつだ
この空間 は思いの外発汗効果が高くって
20分で隣のメインサウナの10分と等価交換できる
ボクは迷わずこっちを選ぶね
水ガメに注ぐホースで直接水をかぶる
なんてバブリーな遊びもできるのよ

出てすぐ横にあるシャワーも優秀な隠れキャラだし
さらに
雪山で遭難したかのようになるスチームサウナも
大げさすぎて愉しいし
薄めのモールも保温効果は抜群だ
 
ひとしきりあじわって露天の壺湯でふと想ふ
「やっぱりいいよな!札幌テルメ!また来るね!」
  でも次に来るのはまた 何年か後なのよねん

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80

てるちん

2023.02.11

2回目の訪問

チェックイン

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