定山渓温泉 湯の花
温浴施設 - 北海道 札幌市
温浴施設 - 北海道 札幌市
とあるソロ専用のキャンプ場ではオーナー主催の焚火を囲む集いがあり
軽く飲みながら語らうことができる
近くにいた人の会話にある「町」の名前が出てきたので思い切って声をかけた
ボク「その町の中学校の卒業生なんですよ」
相手「え?何年生まれ?」
ボク「〇〇年」
相手「うそ!俺〇×年生まれで早生まれだから」
2人「同級生じゃん!」
親の仕事の関係で転校ばかりで
その町にも中学2年で転入した
もう懲り懲りなので
中学を出たら大きな町の高校に入って独り暮らしする事になっていた
なので卒業以来およそ40年ぶりの再会
ボク「小さくて可愛い顔してたのになあ」
長身髭面のおっさん 彼のあだ名は「オック」
遅くまで話をしたが足りないので
翌日は風呂にに寄って帰る事になった
露天で紅葉を眺めながら湯に浸かる
オック「修学旅行札幌だったな」
ボク「風呂が広かった」
オック「オレ体が小さくて、あの頃はまだ…そのぽやぽやでさ。毛」
ボク「人殺しみたいな目ぇしてタオルで死守してたよな」
オック「最後ヤザキにタオル奪われるんだよな…」
映像が頭に浮かぶ
確かにそこには「ヤザキ」がいた
入った事無いと言うサウナに連れこむ
オック「あの時、色っぽい話もあったよな?」
ボク「杉っちょが付き合ってた女の子にキスの不意打喰らうヤツ?」
オック「そうそうミーシャってあだ名のおとなしそうな子なんだけどw」
ボク「舌が入ってきて堅物の杉っちょが心の底から驚いて」
オック「全力で突き飛ばしたw「何て事するんですか!」って」
ボク「名言だね!ただ杉っちょ柔道部だから」
オック「数メートル飛んでったんだよ、ミーシャw」
ふと気になって
ボク「そういえばヤザキってどうしてる?」
オック「…ヤザキ、30代で亡くなったんだ」
そこからは昔話はやめてサウナのスパルタ教育を始める
ボク「サウナは20分が世界標準だ!『えっ?』とか言うんじゃない!そんなんだから国際人になれんのだ!」
ボク「水風呂では初心者なら300数えるのが基本だ、都会では幼稚園児が涼しい顔して入っておる!」
容赦なくいたぶれるのが同級生の良い所だ
別れ際、オックは名刺をくれた
名刺を眺めながら会話する
オック「お陰でサウナがわかってきたよ」
嘘しか言ってないので心に蒼い痛みが走る
ボク「楽しかったよ。ヤザキの事は驚いたけど」
オック「みんな色々あるんだよ」
40年は長い。ボクだって色々あった
生きてるけどさ
「オック」ってのは苗字由来のあだ名なんだが
名刺には違う苗字の彼の名があった
きっと色々あったのだ
4歳の途中からてるちんですね。コメントからカニの香りがするような。。。
「あ!」「あぁ?」「あーーーー!」ってな感じですかね。
「あ!」 「あ〜🤣🤣🤣(やっぱり👈 心の声) 」 ですかね www
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