養心薬湯
銭湯 - 岐阜県 羽島郡岐南町
銭湯 - 岐阜県 羽島郡岐南町
薬草とともに蒸され、茹でられ、健康になった感が得られるサウナでした。
岐南駅から徒歩8分くらいの立地にあり、外観からも年季が感じられる施設。道中、他の温泉施設(美濃里)の駐車場が激混みだったのを見てもしかしてこちらも…と不安になりつつの訪問でしたが、先客は常連さん一人のみでした。
洗い場にはシャンプー、リンス、ボディソープといった類はなく(自販機で販売)、ひたすらシンプルにお湯を楽しむ空間という感じ。
壁に掲示された手書きの説明書きによると、まず局所を洗ったら白湯で温まって、その後洗体がおすすめの手順のよう。ときすでに遅く洗体後だったため、白湯につかり、そのままサウナへ。ドアを開けた瞬間から目の前が蒸気で真っ白。すごい熱量…!
サ室内は片側だけのバス待合室みたいな作り。3人〜5人収納できそうな、すのこ製の段が薬草のスモークの向こう側に鎮座。木製の壁も床も歴史を感じる佇まいで、長年の湿気によりところどころ変色。既に木材の中に薬草の成分がしみこんでいそう。そんな中、あつあつの薬草スチームがガンガンに吹き出してきて、鼻腔から肺へ熱いヨモギのような香りであっという間に満たされる。すのこ段にはタオルを敷いて座っているけど、すのこが半端なく熱を蓄えているため、タオル越しにも関わらずガンガンに熱気が尻に伝ってくる。あつつつぅ。3分もしないで汗だくに。これは汗なのか、蒸気が付着しただけなのか…
水風呂は一人で満員になるサイズ。蛇口から常時勢いよく水が追加されてて、ホカホカのよもぎまんじゅう状態の自分にとっては頼もしい存在。水はそんなに冷たくなく長居出来るタイプ。(狭いし、自分の体温で浴槽の水温が上がってしまうのかも…)羽衣剥がしに自分から両手足を積極的に動かしてく強気のスタイルで臨める、私にとっては数少ない水風呂(*´ω`*)気持ち良い〜
薬草風呂は見るからに効果有りそうな濃厚なカラメルみたいな色。あつさもバッチリで、骨まであたたまる。冬場はありがたいだろうな〜。説明書きによるとヨモギは入ってないみたい(笑)
気づけば、サウナ→水風呂→薬草風呂→水風呂→サウナ→水風呂→薬草風呂…、という、無限ループにハマってしまった。水風呂がマイルドだからか、あまり体力消耗しないので、いつまでもこの楽しいルーチンを繰り返していられる…(笑)
たまたま他のお客さんが誰もサウナ入らないので、やりたい放題できてしまいました。
明るい時間でも地元の常連さんが混雑しない程度に途絶えず。こんにちは、と、さよなら、だけ挨拶を交わすいい距離感のお付き合いが醸すのどかな雰囲気にも、ほんわか癒やされました。
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