鹿児島温泉 時之栖(ときのすみか)
銭湯 - 鹿児島県 鹿児島市
銭湯 - 鹿児島県 鹿児島市
列サ旅⑧
QRコード:2階へ登る階段の壁のポスター
今回の旅のラストは鹿児島中央駅より徒歩で訪問したこの施設。やや遠いので、帰りはバスを利用した。
施設の前の道路がとても狭く歩行が危険であるため、川を挟んだ向かい側の道路から歩行者専用の橋を渡って訪問した。なぜGoogle MAPは迂回させるのか疑問だったが現地を訪れて納得した。
できて数年の施設のようで館内は新しさを感じとてもきれいだった。コロナ禍にできた施設として感染対策もバッチリだった。これは後述する。
2階に上がり券売機にて入浴券を購入した。価格はセールでもないのに¥420だった。今まで行ったことのあるサウナ付きの温泉施設で最安値だった。靴箱はダイヤル式でロックしたあと札をとり、番台に券と一緒に手渡すと脱衣所内のロッカーの番号が記載されたバンドを渡される。
掛け湯はサ室前。浴室内はシャンプーや石鹸などのアメニティは一切無いので持参必須である。また、洗面器と風呂椅子は洗浄済みのものが置いてあり、それを自分で洗い場に持って行って使い、使った後は返却するというシステムだった。
サウナマットはビート板タイプが用意されており、これを持ってサ室内へ。2段であったが、お尻が乗る手前の部分には布のマットが敷いていなかった。この理由は、ビート板からはみ出て垂れて落ちた自分の汗を、入り口に置いてある専用のタオルで自分で拭き取るためだった。周りの人がしているのを見て理解した。初のシステムであったが、なるほど確かにマットに交換まで汗が染み込み続けるよりは、その都度拭きあげた方が衛生的ではあるか。
こういった箇所に、コロナ禍に開業した施設の苦労や工夫が垣間見れた。
サ室内の温度は80℃前半。ややマイルドではあるが、中央のヒーターの手前は直接熱が来てカラカラで満足のいく発汗ができた。混雑具合は、待つことはないもののタイミングによっては満席になるくらいだった。水風呂は2箇所。サ室横の水風呂は十分な広さであり、水温はやや高めで20℃くらい?だった。天然の地下水で竹炭が浸けられているからか、肌触りがよくとても気持ちよかった。もう1つは外湯スペースの壺風呂。こちらも同じような水温・水質だった。
休憩スペースは内湯と外湯のどちらにも用意されている。外湯のイスを使って外気浴を行った。大分暖かくなり、たまに吹く風が心地よく、つい時間を忘れるほどリラックスできた。
旅の締めくくりに最高の施設だった。ただでさえ安いのに回数券などもあるらしく、近くに住んでいるサウナーが羨ましく感じた。
さあ今からは18きっぷにて途中で私鉄も挟みつつ福岡へ。充実した貧乏旅だった。
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