マッパ師

2023.02.12

1回目の訪問

日曜日のサウナは、豊田挙母温泉 おいでんの湯。
今回初めての訪問。男湯で14:00、20:00、22:00にアウフグースが行われるとのこと。22:00の回を楽しみに21:00すぎに訪問。

入ってすぐ浴場内を一周。まず驚いたのが、露天のととのいスペースの充実度である。寝転びベンチ、ととのい椅子も十分な数があり、椅子取りゲームは開催されることは少なそう。ととのい椅子には木製の足置きを設置する心遣い。快適な休憩を妨げる足からの冷えをおさえてくれる。さらに、使用前後の椅子を清めるためのかけ湯が、ととのいスペースの中央に設置されている。おいでんは素敵だ。
そして、何より驚いたのが、ととのいスペースと各種露天風呂との間に目隠しの仕切りがあり、さらにととのいスペースで休憩している人同士も、椅子の方向を一方向にしたり、その先の寝転びベンチを段の高さを変えて死角にしたりと、目線が交錯しないように配慮された設計になっている。人目を気にせず、好きな体勢、腑抜けた表情で昇天できる。ここの設計者はよほどのサウナーなのか、よくわかっている人による設計であり、すでに感涙に咽びかける。

まずは身体を清め、多種多様な外湯・内湯をまわって下茹でしながらその時を待つ。21:50。同志たちもソワソワし出し、緊張が走る。
21:57。機は熟した。入り口に備え付けられたタオル地のサウナマットを手に、道場に入るとすでに同志たちが、餌付けする親鳥を待つ雛鳥のように、熱波を待ちながら修行に励んでいる。ほぼ定刻通りに、アロマ水と巨大団扇を携えた熱波師2人が道場入りする。湧き上がる拍手。高まるバイブス。愛想というものが存在しない世界線なのか、にこりとも笑わない熱波師は諸注意をすると、巨大ラドルでロウリュを始めていく。不満などあろうか。道場には笑顔を求めて来ているのではない、熱波を求めて来ているのだ。
ここのアウフグースは、ロウリュ後に1人3回の熱波を1セットとした全3セット。ラストセットはおかわり無制限とのこと。
道場内の温度は80数℃と低めの設定だが、ロウリュが進むごとにどんどん体感温度は上がっていく。1セットで半数以上が減り、2セット、3セット。息をするのもしんどく、ヒリヒリ痛い熱波。たまらない。

道場を出ると待ち受けるのは2つの水風呂。16℃と9℃。シングルの方は深さもかなりあり、かき氷をかき込んだようなあの痛みを感じる冷たさ。たまらない。
全身がヒョウ柄になったところで、外気浴。まだ1セット目だというのに、グラつく視界。とんでもないトビ感で絶対昇天。その後3セットで実践終了。

粋。粋すぎる。ここ最近のサウナの中では間違いなく優勝。リピ確。感謝。

マッパ師さんの豊田挙母温泉 おいでんの湯のサ活写真

  • サウナ温度 81℃
  • 水風呂温度 16℃,9℃
2
24

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2023.02.14 21:36
0
マッパ師 マッパ師さんに5ギフトントゥ

同感です。 自分も思ってたおいでんの湯の良さを見事に言語化してくれたと思いました。 熱いレビューありがとうございます。
2023.02.15 21:24
0
Sukeさんのコメントに返信

励みになります、コメントありがとうございます! おいでんがホームサウナなのですね。素敵な施設がホームとは羨ましい限りです。
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