2020.01.15 登録
[ 大分県 ]
驚愕!碁投旅行幣の罠!
摩訶不思議!消えた女(@男風呂)
本日の体験記は以上の二本立て。
部長をサウナ沼に嵌る事に失敗し、先に戻られてしまった為、安宿から茫々の体で飛び出してきた。
JRではそこかしこでGOTO旅行幣が使えたのでここも行けるやろとタカをくくって開店と同時に入店。えっ使えないの!?JRなのに!?
気を取り直して受付を済ます。昼のてんくうは初めてかもしれない。
ここの魅力は何と言っても外気浴。開け放たれた2方向からベンチに注ぎ込む海風。汗も水滴も5分で乾く。関東で味わうならS-WAVE行くしか無いがあれは潮が付く。4回程整い風呂に戻るに見た光景に途中目を疑った。
髪の長い女性が脱衣室にいる。今にも着替えようとしてる。しかもチョット好みに近い。
アイエ!?ジョセイナンデ!?
何かの間違いかと思い声をかけるが「大丈夫ですよ」「いつもの事」との回答を受け頭がパンクした。実はオネェさんなのか性自認が男ならセーフなのか何もわからない。声も見た目も同一。ついでに自分のチ○コとここが男湯なのかも確認した。これ以上質問は野暮だ。如意棒が立ち上がる前にサ室に篭り邪念を祓うといつもより上せてしまった。風呂に戻るとそれらしき姿は無い。このおっさんが実は正体かと猜疑心を募らせてしまうが、いけないいけない。これ以上考えると気が狂う。
幻か狐につままれた気持ちになりながら正気に戻る為一杯頂いた。
大分って東京より発展してるのかもしれない…
男
[ 大分県 ]
まさかとは思ったが月の半分は大分にいる事になった。所謂体制に組み込まれない事実上の半常駐半出向である。3カ月前はこうなるとは思わなんだ。
これから先どうなるか分からない不安と大分に骨を埋める覚悟があるかを自問自答するための沐浴を行った。
大分にはてんくうがある。そう考えると幾分か大分に暮らすのも悪くないなと思える。最終的に「まぁどうにかなるっしょ」と開き直れる、そんなサウナ体験だった。
残る目的は部長をととのい沼に堕とす。コレばかりは明日以降の自分の頑張り次第。
[ 東京都 ]
炭酸に弾けて上気せる焼きふぐり 金木犀に溶ける夕べも
目的は難攻不落の炭酸水風呂攻略とした。
前回の勝負では湯巡り岩盤浴巡りをしたので水風呂はあまり印象が少ない。
ただ一つ覚えた事は「このチンピリ水風呂は攻略すればクセになる」事だ。
この発見から後、ある時はチ○コに炭酸をぶっかけ、ある時は氷で冷やして雌伏の時を過ごした。至福ではない。
この研究の末、遂に我々は攻略法を2つ用意した。
①無難にふぐりを押さえて入る。
無難だが確実。これなら炭酸に侵されずキンキンの水風呂を堪能出来る。だがこの方法では片手が塞がるため均一な冷却は望めない。炭酸を全身で感じられない。
何より不格好だ。毛が生えたての修学旅行じゃないんだ。前立腺もピリつく。乙女の羞恥心を返せ。
②アツアツふぐり大解放
チンピリを上回る爽快感を与えて相殺しようという単純かつ快楽的なアイデア。私ってば天才かも。
①②共に実践しその研究結果をここに記す。
ふぐり押さえはダメだ。男だからこそ痛いのだが、それは漢じゃない。ただでさえ人を選ぶチンピリ。広い水風呂、その片隅で前屈みに悶えるのは冷却ではない。未知なるものに対しての萎縮だ。塩サウナでデトックスしたのも祟った。塩が染みて痛てぇんだ。
次のアツアツきりたんぽ作戦は功を奏した。
幸いにも本日の蒸気サウナは湿度が高く、8分もすれば平常心ではいてもたっても居られないが、テレビのニュースに集中する事で限界のその先へ行き着くことが出来た。
「いいや!限界だッ、出るねッ!」
この一言と共にかけ湯へGO。かけ水ではダメだ。刺激が緩む。
下半身が浸かると共に冷却と共に針に刺される。まだ慌てる段階じゃない。
そして水風呂で大の字になった瞬間、考えるのをやめた。
水風呂ってこうも自由なものだったか。泡の衣が全身を包んでいく。14度の水が想像よりもあったかい。やはり空気の層が魔法瓶の効果を生み出して?いや、そもそも魔法瓶ってどうな構造してたっけ?
そうこうしているうちに2分が過ぎた。きりたんぽは腫れていない。
勝った!第三部「完」!!
内なる鬨の声を上げていると隣でちゃぷんと浸かる人が現れる。
待て、水を揺らすんじゃない。待てったら。
途端にバブルアーマーの剥がれた裸体を容赦ない炭酸が襲う。チンピリの再来だ。やっぱりいてぇ。
腫れてるのか萎縮してるのか分からないアームストロング砲を抱え金木犀の湯に浸かる。
俺たちの夏は終わった。季節を先取りして感傷に浸る者にこの香りは甘すぎる。
しっぽり家路に着く水風呂研究員の背中には敗北とドMの字が刻まれていた。
男
[ 東京都 ]
君は外気浴で雲海を感じた事があるか?俺はある
約一ヶ月ぶりのかるまるはまたも驚きで迎えてくれた。なんと階段下のととのい椅子にミストシャワーが設置されているのである。予想の斜め上を行ってくれるかるまる、嫌いじゃないぜ。
このミストシャワー、侮るなかれ。粒子が細かく文字通りの霧なのである。この時期にミストと来ると夏の暑さ予防とはまた違った意味合いを持たせてくれる。
そう、あれはアルプスの山登りだ。柔風吹き付ける尾根で雲がこっちに来るのを見守るあの瞬間。手を伸ばすと届きそうな距離に綿菓子が浮かぶ。それがサ室から出て5秒で存在するのだ。
岩風呂のアロマがラベンダー畑になっていた事もあり今日の気分はさながらハイキングだ。
試しに水風呂に入らずそのままミスト外気浴を試してみることにする。隣のサントルほどガッツリ極まるわけではないが、山登りの休憩時のような安心をもって優しく受け止めてくれる。霧がこっちに降りてくるのを見つめ郷愁に駆られながら昇天。
こうなったらアルプスの尾根でサウナでも開こうかな。登った事ないけど。
男
男
男
[ 山口県 ]
サウナ8分×3回
水風呂2分×3回
外気浴5分×2回
中国地方へ旅行で訪れたサウナ。岩国が誇る国際ホテルという事だけあって式場併設の立派な作り。
エントランスから漂う上品さは中々であった。ただどうしてだろうか。コロナの影響なのか全体に全体的に暗く、お客さんも少ない。
さて、浴室はそこまで特筆すべきものではない。一番の見どころは錦帯橋を眺められる露天風呂だ。
サ室からも少しばかり確認できたかと思う。
サ室温度は90度前後でややマイルド。4〜6人がけでテレビ等が無い点も推せる。
水風呂も欠点こそ無いが一押し足りないように思う。温度か?ロケーション?
欠点は外気浴スペースがない事。あれだけのロケーションを確保しても座れないなら意味がない。露天風呂に続く階段に腰をかけて整うことにした。
男
[ 大分県 ]
拝啓 部長
昨日は上司がいない事を良い事にサウナに入り浸り、裸一貫で「気分は社長ッ」と騒いでしまい申し訳ありませんでした。
つきましてはこの報告書を以てサ業報告とさせて頂きます。
◾︎サ業内容
スチームサウナ:10 × 1
フィンランドサウナ:6,8,8
外気浴:10,5,30(寝落ち含む)
【サ業環境視察について】
◾︎フィンランド式
こちらは一般的な木造サウナではございますが、長年のロウリュを受け非常に良い渋味が出ております。TVもなく、上品なクラシックと共に瞑想出来るのが利点であります。ただし照明が眩しいため、改善の余地はあります。
94度の熱波は三段目、三段目にクリティカルヒットでございます。非常に良いととのいが期待できるでしょう。
◾︎水風呂
若干の水流もある15度でございます。小生様々な水風呂を体験して参りましたがここまでキンキンな温度詐欺な水風呂は初でございます。芯まで凍るかと思いました。腕にあまみを確認し最終工程に移行します。
◾︎露天外気浴
こちらの露天風呂は大分イチ高い場所にある事は間違いありません。そして別府湾から産地直送で届く潮風。この時期は寒くもなく非常に豊かなととのいを行えます。個人的な感想になりますが、寝落ちの危険性があるため、リクライニングは要注意でございます。
【サ業可能時間延長について】
2020/7/1よりてんくうの営業時間が24:00(LO23:30)まで延長されました。
そのため退勤→即サ業→22時迄に撤収という健康人間生活が崩れ夜更かし族になる弊害がございます。しかしながら深度ととのい効果によって翌日の目覚めは快調となるでしょう。
【まとめ】
サ活の報告書なんて書くもんじゃあない。
男
[ 大分県 ]
人生に何度あるか分からない単身出張が急遽決まった。しかもコロナによる需要減からホテルはJRが使えるという。
通常時なら場末のビジホに泊まるのが限界というのに何という巡り合わせか。
上司もいない。良いホテルに連泊できる。
こんな時、真の漢ならどうするか?
そうだ、サウナに入り浸るのだ。
大分随一のサウナはフィンランド式とスチームの二種類がある。まずはスチームに入る事にしよう。
全面タイルのテルマリウム方式はなんといっても熱反射の良さがある。ほのかに香る柑橘の匂いに酔っていると10分程度で額に汗が。お酒を飲んだ晩などには負荷の少ないこちらがおすすめだろう。
フィンランド式は丁寧に作られたケロサウナ。94度の熱波が三段目を直撃する。この角度でロウリュ出来たら世界はもっと平和になるのに...こればかりはコロナが憎い。
ちょうど三段目は市内と別府湾を一望出来るため、既に整いそうだ。
ここの魅力は15度の水風呂にもある。15度というが、水流のためか12度くらいの体感で30秒浸かれば足先がジンジンしてくる塩梅だ。ホームのかるまるに負けず劣らずいい感じ。
水風呂横の椅子に腰掛けたくなるがここは我慢して21階へ。ここの展望露天風呂は文字通り天空にある。ここにあるベンチに腰を掛けてタオルで水滴を拭けば気分は社長ッ!あっごめんなさい後で報告書書きます部長。
別府湾を眺望出来、奥の方には別府の街並みが見える。
展望露天風呂もいいけどこの高さで外気浴出来る場所は国内にそう無いよ。そう言い切れるサウナ体験であった。
続く
男
[ 東京都 ]
コロナ自粛明けの初訪問。
この時の為に午後休取って来ちゃったもんね。
ウィズコロナとなってから、かるまるの検疫態勢はかなり強化されている。
入って驚くのはサウナハットに小タオルでマスクする仮面サウナースタイルが多いこと。友人曰く視線が分からないから怖いそうだがそんな事はない。カッコいいぞ仮面サウナー!
浴室入り口に自動ドアが設置されて間口が狭くなった。これは仕方ない。
「密」予防に各種サウナ定員を半減。これも仕方ないが利益率は大丈夫だろうか。
アウフグース中止、代替として30分に一度の換気後に、しこたまアロマロウリュしてくださる。これは実質アウフグースなのではないか。
4セット + 仮眠1時間 +3セットで昇天させてもらった
男
[ 東京都 ]
本日はかるまるとレスタで悩み、棒倒しでレスタ行きを決定。
サウナ沼に引き込んだ友人と共に開店時間から満喫することとした。
こちらのスパはかるまると違いお風呂に力を入れている。乳白色のお風呂が屋外にもあり、ジャグジー族にもお勧めできそうだ。
肝心のサウナは80度前後のものが1つ。数だけでかるまると比較するのはよくない。
こちらはドライサウナの部類だが、湿度が30%くらいはあるだろうか。入っていて息苦しさを覚えない。また、1時間に一回のオートロウリュが稼働しており、常に石が音を立てているのが印象だ。
水風呂は16度というが、実測値では13~14の間であった。頭に氷を乗っけるスタイルなのはこれまた珍しい。
リゾート系を自負しているだけあり、店内は北欧風のリラクゼーションスタイルに統一されていた。池袋にてサウナのディズニーランドがかるまるだとするとサウナーの温泉宿といった雰囲気であろう。
男
[ 東京都 ]
薪サウナ:15分×3回
アクリルアヴァント1分×3回
休憩10分×2回
ケロサウナ8分×1回
サントル
休憩5分
岩サウナ10分×1回
今回は薪サウナの魅力について語ろうと思う。
突撃したのは21時からであったため、お客さんの数はそれほどでもない。
何より素晴らしいのは薪サウナの平日利用が自由になったことだ。
今までは入るためだけに予約を行い、出たらまた予約をして…というルーティンを繰り返さなければならなかったが、今回はそんなこと関係ない。(土日祝はまだ完全予約制と聞くが)
また、金曜晩などはすさまじい混み具合と時間制限がないために、並ぶのに20分~40分というあり得ないほどの待ち時間を要求される。
だが、平日21時以降はそんなことは決してない。
定員は5名。入室の際に札をひっくり返す。なお専用のバスタオルを使用すること。
80度前後のまったりとした熱気の空間で明かりは電球2つと薪ストーブのみ。
前面足元にある鏡から薪が燃えるさまが見受けられる。
ストーブはMETOSのikiストーブ(本家はガス用だから改造品?)ともう一台小型ストーブが部屋の端についている。
約1時間に一回薪の追加が行われ、その際に簡易的なロウリュも行ってくれる。
この時部屋に充満する薪の香りとハーブのアロマで完全に整い始めた。
サ室のタオルはフワフワとしており、やさしく汗をぬぐい取ってくれる。
都心にこんな最高な空間を用意してくれるなんて、ここは天国か。
その後は通常ルーティンのケロと岩のパターン。
サ飯は唐揚げ丼とオロポ。これ以外を食べたことはないが、通の皆さんは何がお勧めなのだろうか。
職場が池袋に変わったため、近辺のサウナ調査もこれから熱が入りそうだ。
[ 東京都 ]
今回は蒸しサウナの魅力を堪能しにかるまるへ。
夜勤明けにサクッとととのいたかったので午前中から入湯🛀
この蒸しサウナ、完全予約のみの薪サウナと違い一人用(グループでの同時使用も可能)のサイズのため休日ゴールデンタイムなんかはこれに入るために15分〜20分待つと言う事もあり得る。これじゃあ待つ間に整っちまうよ〜!!
だから平日早くから向かう事でロス無く周回しようという訳。
今回のプランは檜風呂蒸サントル蒸サントル休憩。蒸された人曰く「10分耐えられん」との事なので
タイマーを8分にセットし突入。
なるほど、確かに個人サイズ。立てば3人程度は入れるがこれはなかなかに狭い。
そして薬草の匂いが上から下から降ってくる。これは生薬の匂い。
サ室の温度は45度〜60度だが湿度が100%超えの為50cm先も見えない。
初めは立ち姿勢でいたが天井から落ちる水滴と口や鼻から来る熱に耐えていた。
それでも耐えきれず、樽の底で贅沢に蹲ると見えてきたぞ桃☆源☆郷
やはり蒸気の熱さが尋常じゃなく、終盤は溶けて温泉まんじゅうになった。あいつらこんな仕打ちを受けて店先に並ぶんだな。
精神と時の部屋を乗り越えて出てきたが時計はまだ2分残っていた。おかしい、スタッフが回転率上げようと設定を変えたか?
サントルは驚異の8.3度。ネット記事で見た5度台とはいかないまでもどんどん冷えて来てる。
2回ししても30分とかからなかったため、ケロと岩サウナを経由して本日は終了。完全にととのった上に1時間で出る事が出来た。
バグった頭でこんな文章を書いてる時点で整い具合は伺い知れるだろう。
P.S.岩サウナにオートロウリュなんて機能あったっけ?
男
[ 東京都 ]
ここ最近「激務だなぁ」と思う時は大体その晩ここに泊まってる。
というのもここの12時間利用料は3000円以下なので下手な漫画喫茶より安い。
しかもサウナの温度はカリッカリ。気持ちよく寝る為の全てが詰まっている。
高温サウナ8分×3
水風呂1分×3
休憩10分×3
男
[ 東京都 ]
今回は友人を引っ張ってかるまるに。サ族ではないのでこの辺は私の奢りでしたが、退館時にはバッチリとサウナ沼に引き込めました。
前回とは打って変わり週末昼の回へ。15時のアウフグースに3巡目を合わせる為に13時より入湯しました。
しかしながら友人のペースと自分のペースが噛み合わず15時時点で4巡目。半ギマリ状態に。途中友人が行方不明になる等もありましたが、なんとか15時の回に間に合ったぁ!既にととのった友人は7階に行きましたが、ここは一人でよかった。
「今回は女性にもオススメ、ジンジャー系アロマ。まぁこの施設メンズしかいないんですけどね。なんで一番野郎のくる週末にこのアロマを選んだのか...」とアイスブレイクの後、アウフグース開始。
一回戦目は3杯からスタート。一段目と言うこともあり余り熱が来ない。また途中入場しようとしてくる輩がバタン×2とドアを開けてくるので熱波が逃げてしまった。
だが後ろ側はキチンと熱があるらしく一人二人と退出していく。熱波師さんに勧められ四段目へ。
確かにこれは暑い。だがここで残ればおまけが貰える。
二回戦目は6杯。これはキツいが残ったのは10人程度のためボーナス熱波を+1貰った。
サントルでかき回されるとあまみが腕に現れた。なるほどこいつがあまみか。いいものが期待出来そうだ。
そのまま外気浴でトリップしたところ30分整ってたらしい。
サ飯は下の安安で。こうして焼いた煙が巡り巡って屋上のサウナー達を焼肉に誘うんだなとサークルオブライフがバグった頭に横切る。
唯一の欠点はケロサウナの満員が外から見えず、数十秒に一回ドアが空いては冷気が立ち込める事。逃げた熱を埋めるべくロウリュするが、マナーの前に何かしら改善策を練った方が良い。やはりケロは深夜に限る。
男
[ 東京都 ]
サウナ:10分 × 3
水風呂:30秒 × 3
休憩:10分 × 3
合計:3セット
一言:
急に舞い込んだ深夜業務を汗で洗い流せた。ワクワク感は減ったもののととのう感覚は変わらず
男
[ 東京都 ]
あのサウナはまだ進化の余地を残している。
忘れ去られて久しいがプレミアムフライデイとの事で意を決してかるまるへ
外観は目立たない印象で、他のカプセルホテルと判別出来ない。
フロントはとても綺麗で従業員さんはなんだか世話焼きな人が多い。リストバンドで全て完結するのはとてもありがたい事だ。お手手がゴージャスにならなくて済むのは個人的には最高だ。
浴室に入った瞬間、ほのかにヒノキの香りが漂っている。なんだこれは、異次元か。
よく見ると風呂桶が新品のヒノキ製だった。匂いの正体は多分これだろう。
体が風呂を欲していたので、まずは檜風呂へ。この風呂はサイズ感が絶妙である。男性1人分の体をすっぽりと包み込むフォルム、熱々の43.2度に浸るとそこは山奥の旅館であった。
続いて、岩サウナに突撃する。こちらはオーソドックスなストーンサウナで、20人は入れそう。なるほど、汗をサウナマットに落とさぬよう入り口のミニタオルを下に敷くのだな。80度の熱がじんわりと凍えた体をほぐしてくれる。
アウフグースは小島さんが担当。すんごい熱かったがその後の整いは保証できる。
さっとかけ湯を被り噂の名水へ。
サンダートルネード、通称サントルは頭がおかしい。なんてったって9.3度の冷水が激流の如く撹拌されている。TDLのミッキー的ポジの様に全てのサウナの導線上に存在し「貴様ポカったな、まず入れ」と言わんばかりの圧力を感じる。当然ボチャンと飛び込みすぐに出なければ凍死は免れない。
身体に霜がつく程度凍えたら隣の水風呂へ。24.5度なんて小学校のプールなら遊泳禁止な冷たさだが、今はこいつが丁度良い。
この後は外気浴or昇天or炭酸泉か。どれを選んでも整えるのは究極の選択だ。外気浴は今まで見た全てのタイプの椅子が完備されており好みが分かれる人も大満足。
ケロサウナはフィンランド式の高湿度。落ち着いた光で見たくない物を上手いこと隠してくれる。15分に一度リチャージされるセルフロウリュはありがたい。ジュワワッと広がる熱波と音で既に桃源郷を垣間見た。
蒸サウナは入れなかったが、出てくる人が真っ赤になっているのを見ると、中世の拷問器具か燻製機みたいなものなのだろう。
屋上にはバイブラ・1m水風呂等があるが導線が今のところイマイチである。薪サウナの登場後どうなるのかを見てみたい。
途中緊急地震速報で目が覚めたが、係員さんの安全教育についてはまだ足りない様に思えた。移動はエレベーターオンリーで実際緊急停止してしまった。こちらは裸足なのだが緊急退館時は鉄の非常階段をスリッパで下る事になるのだろうか。
男
[ 東京都 ]
歌謡曲とラップのリミックス。平成どころか昭和に取り残されたオッサンの聖域。
今回来たのは、古き良き昭和の銭湯。のはずだったが正直ダメだった。
この銭湯に来た理由は単純明快。外気浴スペースがある事だ。
街の地区会館らしきものと併設しているらしく、地域の常連さん達が屯する憩いの場であった。
入り口は昭和中期、バブル期以前の匂いがする。
脱衣室はどこと無く埃っぽい臭いが鼻をついた。脱衣室上部にあるテレビを見るとどうやら大相撲の優勝が決まるらしい。雑に置かれた新聞も一面その話題で持ちきりであった。
お風呂はごく普通の銭湯。41度のぬるま湯と言ったところ。正直記憶に残らない。
サウナへ行くとどうやらビート板を持つのがルールらしい。汗の受け皿にするのが理由みたいだが、サウナ室二段目に拳大の穴が空いておりここを塞ぐのが本当の理由かと思われる。BGMとして昭和の歌謡曲が流れており本当に時代が分からなくなる。密閉空間故、埃っぽさが際立つ。
サウナ室から出る時ビート板を持っていくのだが、ビチャビチャと流れて行く汗にはゾッとするものを覚える。下段に座りこの汗がかかるとサウナ室なのに寒気がした。
途中変な音楽が流れてきた。歌謡曲とラップのキメラだ。なんだこの合いの手は。魔境だ。
あの〜ひとはもう〜 (you are president!!)
帰って〜こない〜けれど〜(yes the gentle!!)
と謎のサンプリングとおじさんの歌が混ざり合い思わず笑ってしまった。
水風呂は常連さんに陣取られており、任意のタイミングで浸かるのは難しい。かけ水をして程よく休憩したら、たまにザブンと浸かるのみ。外気浴も形だけであまり良いものではなかった。
近所の銭湯には無いがご年配の方々の憩いの場所となっているようだ。洗面所に行くのもやっとなおじいちゃんを手伝い、余りととのう余裕のないまま退館。
なんだが場末な空間に来てしまったと後悔した。
男